不登校でもネットで勉強できるよ!

人生100歳時代

我が家の娘が、9月の新学期から学校に行くのをやめました。

いわゆる「不登校」ということです。

結論から言いますと、今回の投稿は、「別に学校行かなくても、勉強もできるし10代の青春を謳歌できるよ」という話です。

勉強は、元々リクルートのスタディサプリに入会して使っていたので(今までは、まじめに使ってませんでしたが!)それを使えば、全然いいんじゃないの?と言う話です。

これで全部です。あとはなぜそうなったか、というお話なので、興味のない方はここで終わって下さい。

公立中学に入学に至るまで

娘はこの4月に家のすぐ近くにある公立の中学校に入学しました。

制服も採寸し新調して、入学式にも夫婦で出席しました。

娘はこの学校が学区の中学校なので、受験をしなければ自動的にこの学校に入学することになっていました。

しかし彼女は小学校のかなり早い時期から「絶対にこの学校に行きたくない」と主張していました。

相応の事情はあるのですが、それはまた別の話で。

ともあれそういうことなので、4年生くらいから中学受験をはじめました。

勉強ができる子ではないので、なかなか苦戦していました。

塾もいくつか変えました。

ある科目は、本当に私の子かというぐらい、飛びぬけて高い偏差値をマークするのですが、苦手な成績はとんでもない偏差値を見せます。マンガみたいな成績表。で、結局合計すると、思ったような成績に達しません。

これは随分まずいなぁ、と思いながらも、受験勉強まっしぐらですし、志望校の説明会にも私と娘で参加したりしてますし、いろんな塾の実施するオープン模試なんかにも、私が朝から彼女の送り迎えをやっていました。つまり我が家では、この動きはもう止められない既定路線となっていました。

また、これに加えて、彼女の通う学校はたった2クラス80人弱しかいないのに、生徒の9割強が中学受験するので、受験しない方が少数派です。

かてて加えて、受験校する学校はみなランキング上位高が多いのです。学校名は割愛しますが、つまりは塾の広告によくでる学校です。

そこは区立小学校なので、うちの娘は受験しないで入学したわけですが、そうとは知らずに入学してみると、みんな学力が高かったのです。近くにあるから入っただけなのに。

まぁ、そんなプレッシャーの中で、うちの娘は都立の中高一貫校という難関校を目指して受験勉強にはげんでいました。

都立の中高一貫校は、問題がなかなか難解で、一般的な私立の「詰込み型」というと不正確ですが、暗記が主軸となっているような試験ではありません。なので、勉強も特殊です。

5年生くらいになると、受験も本格化してきます。

ところが、受験が本格化するにつれて、家で私や妻が塾の宿題を手伝っているときに、娘の体に力が入らない、集中力が続かない、といった傾向がみえてきました。

しまいには、鉛筆も握れないので、隣で勉強を見ている私に「鉛筆持って」という始末。

受験会場で親が鉛筆持ってあげるわけにもいかないので、「そんなことでどうする」的な態度で厳しく指導したのですが、この脱力症状は悪化するばかり。

そしてとうとう運命の夜を迎えることになりました。

 

息ができない!!

6年生になったばかりの春の日の夜中2時ごろ、家族4人で寝ている寝室で(今は娘に部屋を与えましたが)、彼女がうめきごえをあげながら起き上がり、手を宙に伸ばし、苦しみもがいています。異変に気付いた夫婦二人して「どうしたの」「大丈夫」などと声がけしますが、電気をつけて彼女の様子を見ると。どうやら呼吸困難に陥っているようです。

抱きしめて、背中をさすりったり、叩いたりしても呼吸ができません。ここで死なせるわけにはいかないと、必死の介抱を数分繰り返した結果、大変運がいいことに、やっと呼吸ができるようになりました。

とりあえず夫婦ともにびくびくしながらも、朝を迎えました。私はほとんど寝ずに(もともと睡眠障害なので、こんなことがあると薬を飲んでもどうせ寝れません)、色々これまで数年のことを反芻してはああでもない、こうでもない、と考えながら朝を迎えました。

娘はその中学校に行きたくないので、受験したい。妻もできれば娘に合った中学校に行かせたい。私も本人が嫌がる学校には行かせたくない。ということで、このままでは誰もこの状況を解決できません。スタック状態です。

しかし、この事件のあった翌朝、私は、娘と妻をリビングに集め、「もう受験はやめだ。君はもう無理だ。誰も言えないからパパが命令しよう。後で悔やんだら全部パパのせいにしろ。君は来年から近くの区立中学に行きなさい。嫌いなのはわかってるがしょうがない、命と引き換えにはできん。嫌になったら行くな」と宣言しました。

 

公立校に入学。しかし登校が難しくなる

ということで、受験をやめた娘は、今年2019年の4月の入学式に至ったわけです。

しかしというか、当然というか、そもそも大嫌いな中学なので、4月当初から、朝から頭痛、腹痛、吐き気が、順番にまたは同時に起こり、小学生のころからあった「起立性障害」的症状が悪化し、とにかく朝から学校にいけない感じとなりました。

それでも、夫婦二人して、叱咤激励し、とにかく学校には通わせていました。

調子のよい日は、玄関で夫婦そろって「いってらっしゃい」の声に、全くこちらを振り返ることもなく、扉を閉めて出かけていきます。

※不登校になってから言われたのですが、「振り向くと学校に行けなくなるから」だったとのこと

 

調子の悪い日は、朝ごはんの段階から、涙を流し、体に力が入らず、着替えも遅く、なんとか遅刻を回避できる時間に送りだそうと、玄関で夫婦二人で「いってらっしゃい」と声をかけるときには、すでに涙がポロポロと零れ落ちており、「行きたくないよぉ」と訴えます。

こちらも、そうは言われても、「頑張れ。どうしでもダメなら、保健室に行け。それでもだめなら、即刻帰宅しろ。それでも通学実績になるんだから、行き癖がつくだろう。な、頑張れ。応援してるぞ」といって送り出します。

とはいえ、どうしても身体的/心理的に無理な日もあり、朝から全くどうにもならない日もありましたので、そういった日はさすがに休ませました。なので、毎月2~4回は病欠ということになりました。

あっちが痛いこっちが痛い、全部痛いといった訴えがあるので、大変困っていたのですが、腹痛はともかく、中でも頭痛がかなりひどいらしいので、頭痛外来にも連れていきました。

即日医者から、MRIを取ってくださいと言われたので、当日そのまま指定されたあわてて病院に行き、MRIをとりました。

もらったCDをもって、別の日に、その頭痛外来に行って診てもらうと、特に脳に異常はないということで、まずは一安心しました。

しかし、そうなると、なぜこんなにもひどい頭痛が頻発するのだ?ということになります。

まぁ、事ここに至るや、これは学校に行きたくないことが主たる原因に違いないということは常識的に考えてもわかります。

なにしろ、学校がない日は、朝もなんとか起きられますし、頭痛の程度も軽いのです。

という状況で、7月に夏休みを迎えます。

 

ちょっと残念な夏休み

娘は中学に入る前の春休みに与えられたスマホで、小学校の頃の大の仲良しの4人組だか5人組だかとラインでお話に夢中です。彼らはみな、早実、慶応といった、高偏差値中学に通っています。

彼らはとても楽しそうに青春を謳歌しているようで、早実と慶応の子が、早慶野球(中学)の応援に、二人仲良く出かけで言ったところ、どちらかの中学の先輩に見とがめられて叱られた、などといった、なにやら「あぁ、青春」な日々を過ごしている模様。

そんな楽し気な生活を見たり、実際にラインで話し合ったりしてると辛くならないのかと聞いたところ、「大好きな友達が楽しい生活を送っているのは、私の誇りなので、むしろ励みになるよ」とのこと。

まぁ、そういえばそういう気もするが、親としては微妙な気分です。君がいいならいいけど。

また、そのうちの女子の友達とは、実際に夏休みにお祭りに浴衣を着て一緒に出掛けたり、近くのショッピングモールで、ひがな一日あれやこれやを話したり、一緒にお昼を食べたりと言う付き合いが続いているので、それはとてもありがたい話です。

とはいえ、その子にはその子なりに学校で新たな友達もできるでしょうし、うちの娘がその子にかなり依存していて「好き好き大好き」なので、そのあたりはとても心配しています。

で、8月前半まで、家族旅行をしたり、妻の実家に長居して、従弟と遊んだり、プールに行って一日過ごしたりして、映画見たり、バス旅行したり、なんとか楽し気に過ごしていました。

実際は、家族イベントを楽しみながらも、9月からの二学期のことを考えない瞬間はひと時もなかったようで、とてもかわいそうな夏休みでした。

 

夏休みが終わる!どうする?

そろそろ夏休み明けも見えてきた8月中盤、娘の口から「あぁ、学校やだなぁ」「このまま時間が止まればいいのになぁ」「二学期はじまるなぁ」などといった言葉が出るようになってきました。しまいには、「今、地球がなくなればいいなぁ」などと不穏当なことまでいう始末。

あまりの頻度に、これは本格的に腰を据えて話をしなければと思い、私が彼女の部屋に行き「9月から本当にどうする?」といった話をしました。前から、学校にいかないとだめ?などと何度か言われ、軽い話としては何度かしてたのですが、もうぬるい話をしている場合ではなくなりました。

「本当に行きたくないなら、パパは行かなくてもいいと思ってる。でも、そうなるとパパもママも納得できる理由がなければならんし、学校にもちゃんと理路整然とした理由を説明する義務がある」

「今まで、『私、パパやママには言ってないこといっぱいあるんだよ。でも絶対いわない。言うとパパ、学校に行って暴れるから』なんて言ってたけどさ、暴れないからちゃんと説明して」と私。

「わかった」とか細い声で答えた娘を、そのままリビングに連れていき、娘と私と妻の3人での話し合いが始まりました。

とはいえ、まずは、彼女が学校に行きたくない理由の説明から聞く必要があります。

小学校のころからある理由があって、その学校が嫌いだった話はすでにわかっているので、実際に学校に行ってみて決定的に「無理」となった理由について、我々は知りえなかったので、それについて話しを聞きました。

午後8時頃から深夜2時過ぎまで、6時間強に渡って、ちゃんと理由を聞き、話し合った結果、それでは「そんな学校は行くべきではない」という結論に至りました。

私はいくつかのひどい話に、涙まで流しましたが、具体的な理由は障りがあるので省きます。

妻は私より常識的な人間なので「まぁ、とはいえ、今後一切登校しません、とする必要はないのだし、未来のことは誰もわからないのだから、とにかく9月からは行きません、行きたい気持ちが湧いたら行きます」ってことでいいのではないか、との案が出て、それは言いアイデアだということで、その方向で決定しました。

あとは、学校に話すということですが、夏休み中でもありますので、妻から担任の先生が学校に出ている日を調べてもらい、電話をし事情を説明して、しばらく学校に行かせませんので、そうなった場合の学校の対応、オプションプラン等について助言を欲しいということで、三者面談のアポをとってもらいました。

当初は、私と妻と娘が学校に行こうと考えていたのですが、娘から、二親が来ると大げさで恥ずかしいから、パパだけにしてほしいとを言われ、私が彼女を連れて行きました。

学校と話そう

約束の日、担任の先生(普通なら私の息子でもおかしくない若い先生)と、別のクラスのやや先輩の先生が陪席し、私と娘の相手をしてくれました。

席につくなり、細かいことを後で忘れるといけないので、録音させてください、とはっきり言って、スマホで録音をはじめた上で、かくかくしかじかで、学校や生徒に問題があり、娘はそれに耐えられませんし、耐えさせる気もありません、そういった繊細さは彼女の長所なので失わせるわけにはいきません、繊細さを残したまま彼女が強くなるまで学校には行かせられません、と説明しました。

それについては、先生側は、クラスに問題があるのであれば、それが事実であればしっかりと究明して対処します。これまでお嬢さんを苦しめていたことに関しては謝罪します、ということでした。

また、涙をこらえながらも色々と説明した娘に対して、先生から「思い出してもつらい話を、頑張って話してくれてありがとうね」といってもらいました。

「まずは本人がまた学校に行きたいと言い出すまで、9月から学校に行かせませんので、その場合はどうすればよいですか、ちょっと調べただけなのですが、学校は来なくても、地域センターで学習するという方法があるように読みましたが、そのあたりはいかがでしょうか?」

と問うたところ、二人は、我々は具体的なことは詳しくないが管理者が詳しいので読んできます、ということで、我々二人を残して、二人の教師は去りました。

5分くらいたったでしょうか、先生が戻ってきて、「校長が説明させていただくということなので、お父様だけきていただけませんか」とのこと。

 

校長とも話す

それはいいことだ、と思い、早速校長室に連れて行ってもらいました。

座るなり、またスマホで録音をしながら、校長との話にのぞみました。
校長からは、「お嬢さんには大変なご心労をおかけした、戻ってきたときには楽しいクラスになっているよう、教師一同最善を尽くすのでご容赦願いたい。また、地域支援センターを見学できるよう、手配するので、早速その方向で試していただきたい」とのこと。

とんとん拍子で話が進んだので、これは吉だと、娘を連れて帰宅しました。

2時間強に及ぶ経緯を要点だけを妻に説明したところ、安心してくれました。

 

じゃぁ、勉強どうする?→スタディサプリをちゃんとやればいいんじゃない?

ただし、地域センターだけでは、学校に通っている同級生と学習進度にずれが生じる心配があるので、7月から学習補助のために入会していたリクルートのスタディサプリを活用することにしました。

学校で使っている教科書に準じたビデオ講義が選べるので、学校に行っているのと全く同じ講義を、学校の教科書を使って受講できるわけですし、またわからないところは、何回でもわかるまで見直しできるので安心です。

早速、英国数理社のビデオ教材のあらまし、と補足テキストを遅まきながら、ざっと確認し、一年間でこのスタディサプリが終わることができれば、なんなら、学校に行って生半可に授業受けている場合よりも、学習レベルが高くなることも想定できます。捕らぬ狸の皮算用ですが。

実はうちの娘は4年生のころ1年くらい、学習塾がわりにスタディサプリを受講していました。
なので、IDはまだ残っています。使い方も慣れています。

ただし、そのようなネットコンテンツによる自学で肝心になるのが、進度管理です。

娘を呼んで、こうやって1年間でちゃんと終わらせるんだぞ、とPC画面上で、段取りを説明している中で、そのためにも進度管理表が必要だなぁ、と言う話になり、「たとえばこんな感じなんだよ」と言っているうちに、仕事の癖でエクセルでプロセス管理表を作りだすと、自動的に手が動いてどんどん作り始めてしまいます。

ということで、結局そのまま、私がスタサプの1年生の講義とテスト対策コンテンツを、1年間で終わらせるための進度管理表を完成させて、娘に手渡しました。

ちなみに、小学生用に、勉強のモチベーションをあげるために、勉強が進めば進むほど数が増えたり、かわいがれたりするマスコット●●というのがあるのですが、IDが死んでいなかったので(単に、一定期間サービスを利用していなかっただけ、という扱いのようです。大人になってもTOEICなどで使ってもらう生涯利用型サービスなわけですね)、久しぶりにあったマスコットに、娘もたいそう懐かしかったようで、小学生に戻った気分で涙ぐんでいました。

こんな感じで、学校には行かずに、eラーニングで義務教育も受講できるというお話です。

 

近所の中学生が自殺のニュース

なので、中学校に行かないと、高校にも行けないし、高校に行かないと、大学にもいけないし、そうすると社会人としての進路が極めて限定的になってしまう、ということで、無理して中学に行こうとしているなら、そんなのは全くナンセンスだと言いたいです

そんなことで、無理やり学校に行って、ひどい場合、自殺してしまう子がいます。

つい先日、近くのマンションで二学期の初日に中学生が自殺を図ったとのニュースを目にしました。2人が同じ日に自殺を図っています。一人は娘の通った小学校の学区のマンションです。

なんとか、学校なんかいかなくていい、という判断ができなかったのかと、よそ様のことながら悔やまれます。それとも、もっと複雑でのっぴきならない事情があったのかもしれません。

勝手に登校を苦にしての自殺、と決めつけるのは間違っているかもしれません。たまたま登校初日だっただけなのかもしれません。

とはいえ、もし学校に行かないと、将来が危ぶまれるから、「何でもいいから行かなきゃだめだ」的な考えて家族全員で苦しんでいるなら、こんな時代ですし、ネットで学習という方法もありますよ、ということがいいたかったのです。

現にうちの娘はそれでトライしようとしはじめています。

上で書いたほど簡単に進むとは思いませんが、夜中に息が止まるような、廊下で不意に意識を失うような、朝出かけるときに涙をポロポロ流すような、頭がガンガン痛くて割れそうな、おなかがいたくで起きられないような、そんな登校なら、やまてしまうのが、どのような角度から考えても正解だと思います。

取返しのつかないことになるより、ひどいことはありませんから。

余り遅くないどこかの時点で、社会市民の一員になって社会に貢献し、自分も相応の幸せを感じられるような人間になってくれればよいのですから、それが何歳でどんな段階かは構わないのではないかと思います。

 

 



 

 

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Posted by yaozo