本物の格闘女子映画『エージェント・マロリー』

ドラマ・映画

リアルファイトの強い女性が出る映画が好きです。

『ニキータ(1990)』『トゥームレイダー(2001)』『イーオン・フラックス(2005)』『コロンビアーナ(2011)』『ハンナ(2011)』

「シリアルで」「主に徒手空拳で」戦う「女性」が主役の優れた映画というと、↑のようなラインナップが思い浮かびます。

 

 

本物の女性格闘家が映画に出る。しかも芝居もうまい

 

以前、大好きな映画『ハンナ』の魅力について掘り下げました。

非ハリウッド的なダークなアクション映画としていろんな要素が総合的にその魅力を構成している点を確認したわけです。

 

先日地上波テレビで『エージェント・マロリー』を放映していました。久しぶりに見て大変楽しみました。また吹き替えで見ましたが、たまには日本語吹き替えもいいですね。特にこの種の「目で楽しむ」映画の場合、下手に字幕が入っていると、字幕に気を取られて、アクションを十分に楽しめないような気もしました。

 

そこで、大好きなアクション映画、それも「女性が主役」で、(銃器ではなくて)「総合格闘技テクニック」が楽しめるおすすめ映画をご紹介します。

 

『エージェント・マロリー』

まずは、その『エージェント・マロリー(2012)=原題「Heiwire(混乱)」』ですが、なんといっても、主役のマロリーを演じているのが、本物の総合格闘技選手「ジーナ・カラーノ」だという点が、他の映画にはない魅力です。TSUTAYAで新作DVDとしてリリースされた時に借りて見ましたので、初見はもう6年くらい前のことになります。

 

最初に見たときは、DVDケースの写真やキャッチコピーを見て即刻バスケットに入れましたので、主演のジーナ・カラーノアメリカの元総合格闘家だという事実を知ったのは、全部見た後でした。なので、彼女のアクションがあまりにすごいので(当たり前ですね)、本当に本当に驚きました。初見のときは、登場から冒頭のシーンのお芝居が上手なので、まずはあまり名の知れていない普通のアメリカ女優だとばかり思っていました。なので、アクションシーンがはじまったときは、度肝を抜かされました。

 

その後、TVで放映したものを何度か通してみてますので、かなり好きな映画だといえます。

スティーブン・ソダーバーグの手腕

監督はスティーブン・ソダーバーグ。

『セックスと嘘とビデオテープ(1989年)』により史上最年少でカンヌ映画祭の監督賞を受賞しています。ちょうど私と同世代なので、受賞を聞いたときは衝撃的でした。作品自体はあまりピンとこずに、肩透かしだったことを覚えています。単純に好みが違うだけなんでしょうけれど。

 

その後は、『オーシャンズ11(2001)』の大ヒットを飛ばし、押しも押されもせぬ、ハリウッド大作の巨匠となりました。ちなみに『オーシャンズ12(2004)』『オーシャンズ13(2007)』までのオーシャンズ・シリーズは全てソダーバーグが監督しています(『オーシャンズ8(2018)』は別の監督が演出しています)。

そして2012年にこの『エージェント・マロリー』を監督しています。この映画自体は、オーシャンズ・シリーズとは違い、それほど大ヒットしたわけではないようですが、随所にソダーバーグの天才があふれています。

 

あらすじ/キャスト

簡単なストーリーを。

米国NY州のある小さな町のダイナー。男女が急に格闘をはじめる。女が戦いを制し、そこら辺にいた若い男を無理強いし男の車で逃亡。女(マロリー)自分が国際的スパイであり、複雑な事案に巻き込まれていることを男に語り始める。いわゆるハリウッドのプロットの典型のひとつ、「巻き込まれ型」と呼ばれるストーリーライン。映画はフラッシュバック手法で、このダイナーに行きつくまでの、世界を舞台に大活躍/大暴れする様子が回想される。でなんやかんやあって、冒頭のダイナーシーンに。最後は、マロリーを陥れた敵対者を追い詰めるマロリーであった。

 

映画では、カーラの世界レベルのコンバット系格闘術がこれでもかと披露され、見る者はただただ、リアルで怖いなぁ、などと映画的愉悦に浸りながら、ワシントンD.C.、バルセロナ、サンディエゴ、ダブリン、ニューヨーク、ニューメキシコ、マヨルカ島と世界を股にかけ、スパイならではの駆け引きが展開され、誰が味方か敵かもわからない中で、ストーリーが進んでいく。

 

アクション、ストーリーと来て、最後にキャスティングがすごいです。

 

ユアン・(オビ・=ワン・ケノービ)マクレガー、アントニオ・(デスペラード)バンデラス、マイケル・(ウォール街)ダグラス。これだけでいくらかかるんでしょうか。

 

公式ホームページで見ると、世界興行収入は、 $33,372,606(約36億円)。

『オーシャンズ11』は、$450,717,150(約486億円)ですから、1/10以下ですね。

予告編をどうぞ。

 

ジーナのリアルな試合がこれ(怖い)

最後に、ジーナ・カラーノが現役時代の総合格闘技の試合のハイライトをどうぞ。本当に強くて怖いですよ。

Gina Carano – “MMA Highlights”

男性で、リアルな格闘技の世界で活躍した選手が、映画の世界に進出し大スターになった例では、ベルギー出身のジャン=クロード・ヴァン・ダムが思い出されます。

男性ですら、それほど多くの例がない中で、女性の格闘家が映画の世界に進出し成功を収める、とうのは少なくともここまでは唯一無二の存在ではないでしょうか。

↑のリアルな試合のハイライト動画を見た後に、また『エージェント・マロリー』を見ると、彼女の演技が2倍怖いです。

 

 

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Posted by yaozo