大西泰斗先生2:ハートで感じる英単語 ”Listen” と “Hear”の違い

英語学習

前回の投稿が長くなったので、続きを書きます。

英語にあった日本語にない単語の、3.日本語では、区別しない言葉について考えてみましょう。

この典型例が”Listen” と “Hear”です。

私自身も、この2つの「(音を)聞く」という意味を、この本を読むまでしっかりと理解せずに使っていました。

“Listen” と “Hear”

 

 

 

この本では、”Listen”は、積極的に意識的に、物音や人の話を聞く際に使われる言葉だと説明されています。

listenのイメージは、「耳を傾ける」。意識的な行動です。

Are you lestening to me?

(僕の言うこときいてる?)

「英単語イメージハンドブック」大西泰斗 著 

 

他方、”Hear” は、消極的に受け身的に、物音や人の話を聞いている状態を表す際に使われる言葉だと説明されています。

hearは see と同様、「受け取る動詞」です。

Can you hear the strange noise?

(あの変な音、聞こえる?)

「英単語イメージハンドブック」大西泰斗 著

 

ヒットソングで確認してみましょう

ここで、この2つの言葉の違いを分かりやすく体感できるポップソングを1曲づつご紹介します。

まず、”Listen”から。

“Listen To What The Man Said” by Pau McCartney & Wings

 

原題の “Listen To What The Man Said “とは、「その人の言うことをよく聞くんだよ」という意味です。曲中で「その男」は、「恋とすると周りがよく見えなくなるものだ。しかし誰も恋を止められないし、恋とはそもそもそういうものなんだと」と語っており、歌い手は、その意見をしっかりと受け止めようよ(聞こうよ)と歌い、恋のすばらしさを100%のほがらかさで表現する、というマッカートニー節全開の内容となっています。

ちなみに彼は、このように物語調の歌詞を書くことが多く、パートナーだったレノンが、独白調が多かった点と見事に対極的な関係にありました。これと同じような曲に “Silly Live Songs” という1976年の大ヒット曲があります。

これは「世の中には、ばかげたラブソングはもうたくさんだ、っていう人がいるけど、僕はそんなこと思わないね。でもその何が悪いっていうんだい。そういう歌を聞きたがっている人はいっぱいいるよ。だから僕は歌うんだ。こんな感じでね。”I love you~♪”」という曲です。

 

“Silly Love Songs” by Pau McCartney & Wings

というとで、今度は ”Hear” を使ったポップソングを紹介します。

これは、ビーチボーイズが、1969年に飛ばしたヒット曲で、”Be my basy” で有名なロネッツというガールズグループの1966年のヒット曲のカバーソングです。

内容は、「これこそ、僕がいつも夢見てきたことなんだ。僕には音楽が聞こえる。君がそばにいる時、町の喧騒は消え去ってしまう。僕には音楽が聞こえてくるんだ。」と歌います。

“I Can Hear Music” by The Beachboys

2つの名曲聴き比べで、”Listen” と “Hear” の違いがより明確になった方がいたら嬉しい限りです。

ちなみに、英語話者と電話しているときに、”Can you hear me?” (私の声、聞こえますか?)はしばしば使いますが、”Hey, listen!”(まぁ、聞けよ)は、親しい間柄の人にしか使いませんね。この例でも、2つの「きく」の違いが分かるのではないでしょうか。

 

これで、英語学習の3つのポイントについて整理できました。

  1. そもそも日本語にはない単語
  2. 日本語にも相当する単語はあるが、同じように使わない。
  3. 日本語では区別しない言葉

 

現在、大西泰斗先生は、同胞のクリス・マクベイ氏と、秋乃ローザさんの3人で、NHKのラジオ英会話講師を担当しています。

 

 
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ちなみにいろいろあって、子供さんが不登校になっても、↓こういった本をしっかりと読みこむと、無根拠な不安がなくなり、では次にどうしようか、と考える余裕が出てきます。うちの新中2生の娘は、コロナが終息するかどうかにかかわらず、2年生になっても登校する気がないようです。

私も大変参考になりました。


 

 

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Posted by yaozo