英検1級合格のための私的勉強法(回顧的に)
yaozoです。
久しぶりにブログ書きます。7月下旬以来ですんで2か月休んでましたねw まぁ、こんなもんです。ちょっと仕事でストレスがたまると、気が折れる。
いまどきブログなんて書いても誰も読まないような気もしますが。Noteとかがトレンドなんすかねぇ。とりあえずブログ文化がすたれて、プラットフォームがなくなるまでは、新しく登場するプラットフォームに手を伸ばす気にならんので、このまま行きます。
一番読まれている記事
ということで、またまた英検ばなしです。
人様に自慢できるようなことが何一つない私ですが、ひいて引っ張り出すとするなら、(いわゆる「純ジャパ」で)英検1級合格しておりますし、TOEICは975点まで到達しました。英検1級合格ばなしは、ここで詳しく書きました。これまで200本以上ブログ書いていますが、2019年4月と、なんと3年以上前(コロナの前です)に書いたこの50オーバーで英検1級合格したドキュメンタリーが今でも一番読まれています。
読んでくださっている方は、おそらくは英検1級を目指して勉強している方がほとんどかと思います。なかなか難しいですね。英語好きでも。
私などは、地方の受験高出身なものなので、故郷で50歳記念の同窓会をやった時に知りましたが、クラスメイト300名弱の半数以上が国内の小・中・高の教師になったらしいです。そんな感じなので、うち何割かは英語の教師も混ざっています。
同窓会であったときなどは、英語が好きだった過去のクラスメイトで英語教師になった友人や同僚の英語教師の実態などを聞かせてもらったことがあります。
やはり英語教師といえどもTOEIC900点以上というのは、そう多くはないそうです。
いわんや、英検1級となると、ほぼ壊滅的で、判でついたように、何度か受検したあげく最後は涙をこらえて諦める、ということらしいです。
英語学習に関しては、どれくらいのバックグラウンドをお持ちか、つまりスタート地点がどのあたりか、というのがあります。
大体「大嫌いな科目だった>苦手ではなかった>英文科卒>仕事で英語を使う>帰国子女>バイリンガル」と言った感じで英語潜在能力によって、特定の資格への必要努力値が大分異なってきますね。
たとえば読者のみなさんが、私同様に、今風の言葉で言うところの「純ジャパ」だったとすると、やはりTOEIC900点超えは、「盆と正月が一緒に来たような」くらいおめでたい事かと思います。
英検1級合格のための勉強法は
長すぎる前置きはこれくらいにして。
「50歳を過ぎて英検1級合格」などと、わざとらしいタイトルで自慢げに1級合格回顧録を書いたので、たまに、読んだ方からどうやって勉強しましたか?などと質問をいただくことがあります。実はこの回のブログもそういった方のおひとりに返信した文章が長かったので、「だったらブログ一本書いちゃえ」ということで2か月振りの投稿に至ったわけです。
英検1級は、総合力が問われるテストなので、まずはボキャビルは必須かと思います。準1級までとはレベルが異なってくるので。
学習教材は、でる単でもなんでもいいと思いますが、どれか一つに絞ってとにかく何度もやる、が正解かと思いますし、合格している純ジャパンの方のYouTubeやブログでも異口同音に言われています。
というのも、英検1級用の単語帳を制覇、なんてのは、大体どんな学習者にもなかなかやりきれることではないので、結局終わらないわけです。なので、終わらないうちに、「こっちの方が出るかも」などと別の単語帳に手を出しても同じことになるだけなんです。だったら、全く同じ一冊を愛着を持って、ボロボロになるまで使う、ってのが大正解です。まずこの「ボロボロになる」ってところも大変重要です。とにかく、自分の努力はなかなか目で見える形になりません。ところが、少なくともこの「ボロボロになった(なりかけている)単語帳」というのは、極めて視覚に訴えてくるものがあります。肌ざわりもどんどんよくなります。カバーはもとよりとっちゃって捨てちゃいます。で、本体をガシガシ使う。ドッグイヤーを折ってもよい。あちこち折ると、どこが大事なんだかわからなくなる、でも気にせず折る。とにかく、ボロボロにするのが目的ですから。この圧倒的な本末転倒が、ことボキャビルにとっては大変効果的です。汚れてもいいですねぇ。コーヒー、紅茶、ケーキのシミなんてとてもいいですね。単語帳は薄いので、飲み物なんてこぼそうもんならすぐに汚れます。まぁ、慌てずに拭きましょう。拭いてもシミが残ります。全然気にしません。どちらかというと、「ぼやっとして手元不如意(これは本体違う意味ですがw)」になるぐらい、勉強に没頭していた自分って、かなりエライ。ってなくらいの誤解を招来する。これが正解ではないでしょうか。しつこいですが、とにかく汚れたり、折れたり端っこが擦れたりすればいいですから。
ボキャビルの真の目的
ただ、誤解していただきたくないのですが、私は、問1の単語問題のためにボキャビルをやることをおススメしているのではありません。
今試しに、最新版の1級の過去問を見てみました(ひさしぶりだなぁ)。問1の問題は例のごとく、単語の4択ですね、当然。
※以下2022年1回目より抜粋
(1)The governor is often accused of ( )to the rich. He has repeatedly cut taxes for high-income earners during his time in office.
1 pandering
2 pervading
3 bemoaning
4 sauntering
ということです。文意は大体読みながらリアルタイムでわかりますね。つまるところ、知事は富裕層を優遇するとしてしばしば非難されていた、と。で彼は知事をつとめていた時期に、高額所得者向けの税金を何度も減額していた、と。
だからって、ここでいう「優遇する」が「be ~ to…..」の形で、どの単語を入れるか?なんてわかりませんね。
で、初見の私の頭に浮かんだことを下に書いてみます。
1のpanderってなんだっけ。わからん。ponderっていう単語もあったような気もするが、、、。「うろうろする」だっけ。わからん。2のpervadeは、、、、「per」がつくから、なんやら「広げて・全体的」な感じの言葉のような。で「vade」は「invade」から類推すると「進んでいく」感じか、広がって進んでいく。普及? これは無しだろ。3のbemoaningは、moanって喪に服すじゃなかったっけ。あってれば、3も無しだ。4のsaunterなんて、造語?ってくらい知らんな。あ、時間がない。ということで、2と3は無しなので、1か4。一番見たことも聞いたこともない感じが強いので4にしとこう。
ということで、正解を見てみますと、
1のpanderは、
- (人)の歓心を買う
- 〔人の欲望など〕に付け込む
2のpervadeは、
- 〔音・臭い・煙などが~に〕充満する、広がる
- 〔思想や雰囲気などが~に〕行き渡る、広がる
3のbemoaningは、
- 〔~を〕嘆く
- 〔~を〕不満に思う
4のsaunteringは、
- のんびり歩く、ぶらつく
ということで、見事不正解。
なんなら、1のpanderを「うろうろする」とか言ってますが、偶然ですが、4が「ぶらつく」でした。そして、1で頭に浮かんだ「ponder」は「熟考する」でした。まったくうろついてなんかいません。真逆の意味です。
とまぁ、こんな体たらくです。実際の合格した際も、私の問1正解数は「25問中13問」と、半数やや超えくらいでした。これはまだボキャビルをがんがんやってた頃のことですから、現時点で受験したら、上で見たような感じですので、おそらく5問くらいしか正解できないのでは?と思われます。
とはいえ、この問1を限りなく全問正解にするには、相当のボキャビルが必要です。なんなら、他の問題形式を全部捨てて、純粋記憶マシーンになって頑張るしかないです。まぁ、なれそうにありませんが。
では、なんで英検合格の第一にボキャビルをあげたか?というと、問1の正答率を上げるためではなく、文章題の正答率を上げるためです。
そもそも、偏見で言わせてもらえれば、問1の単語問題は、「最初に受験生を萎えさせて、心をへし折る」ことを目的にやっている節が見られます。まず、ここで心を折られてはなりません。あとの問題の方が圧倒的に多いのです。
当たり前です。ではなんで、この出題者チームは、この順番でボキャビル問題を配しているのか? なぜ「はじめてください」の合図で問題用紙を開いた瞬間に、この最も正答するのが難しそうな純粋な記憶勝負問題を持ってきているのか?しかも、全問題に占める重要度は相対的に低い単語問題を。まぁ、文章も読めないといけませんので、「純粋」ってのは言いすぎですが、ともあれ、↑の私の実例でみていただいたように、私は文意は取れているんです。これFinancial Timesの記事なんかだったら、ここ飛ばしても、文意つかめるので、読み進めてますね。実害なしに。
なので、こんな単語問題は、英検1級合格者の本当にハイレベルな方々が回答すればいいわけです。
私の戦略は「初心者は、どんな点でも、なんでもいいから1級合格を目指すべき」というものです。実際私も1次試験の1回目は、5点差かなんかで敗退していますが、2
回目で最低点の10点プラスくらいで合格しています。その差は、ほぼないに等しいんじゃないでしょうか?そりゃもっと良い点で合格するにこしたことありませんが、まずは、最短で1級保持者になることが先決ではないでしょうか?その後、よりよい点で1級合格したい人はすればいいかと思います。
協会も一度合格したら一生資格は消えないので、リピーターを増やすために、点数を細かく出して、「もっといい点で合格してみませんか」的なアピールに余念がありません。たしか、とても良い点で合格すると、なんだか称号的なものが付与されるんじゃなかったでしたっけ?ただ、そういうのは、もう趣味の世界ですよね。
仮に、私のように、中くらいの英語力を社会に示すための道具として英検1級をとらえている方であれば、とにかく合格すればそれでいいように思います。
戻ります。
で、なんでボキャビルから始めるかというと、冒頭の単語問題対策ではなくて、その後の文章題の提示文章をできるだけ高速に読解できるようにするための、ボキャビルということです。
アナロジーとしては細かくはマッチしてませんが、たとえば漢字の勉強にあてはめた場合、「書ける文字数」を増やすのも結構ですが、まずは「読める・わかる文字数」を増やす方が、何十倍も重要なのではないでしょうか?という話です。実際、正確な意味がわかって読めさえすれば、パソコンがあれば正確な文章が書けます。漢字を「書ける能力」はだんだん不要になってきています。
そんな感じでボキャビルをとらえています。なので、具体的な勉強法としては、とにかく、回数目にする、口にする、ということです。よくある単語勉強法の「英文字を見て意味を即座に答える」という形式で勉強するはするのですが、ここで「正解する」ことはそれほど重視していません。ここで一回、この単語と出会ったことがある、そして、わからないので、悔しい思いをしたことがある、ということが重要かと思います。
次は文法
次に重視したいのが、文法です。
これはもう、趣味の問題なので、何とも言い難いですが、文法の勉強は、ある程度「英語文の構造を解明したい」という欲がわかないとなかなか続けられませんので、まずは外国語である英語の構造について、「一体またなんで、この人たちは、こういうことを言うのに、このような方法(語順で、単語で)言いたいのか?」といった答えのない問に対して、しつこく考えて、考えて、考え抜くということが大事かと思います。
これ、結局ネイティブに聞いてもわからない(なんならよけいにわからない)ので、答えなんて出ないのですが、そのような一見して意味のない行為に時間をかけて、浸る、ということが、その文法構造に体で慣れることにつながるような気がしています。
で、そのような境地に至ると、速読がそこそこ可能になってきます。もちろん、英語速読専門の方々のように、早く・難解な文章を理解できるようになるわけではありません。あくまでも、小・中・高・大と教育を受けてきた日本人の仲間たちの大半よりは、早く読める、というレベルです。それでOKだと思ってます。
英検1級が求めているのは、そのレベルです。少なくとも合格最低点すれすれ合格する私のようなものは、そういうレベルでOKでした。
ということで、ボキャビルと文法、というなんとも新味のない回答でお恥ずかしい限りですが、実際、そんな感じです。
今日的にはドキュメンタリーを字幕で
最後に、これはひとそれぞれ意見の分かれるとことですが、文章題の速読能力をあげるのに、YouTubeやサブスクで見れる、「ドキュメンタリー・コンテンツ」を英語字幕にして追いかける、というのをよくやります。これは今でもやります。
というのも、最近の若いナレーター、製作者のしゃべりのスピードは、老いたネイティブとは比較にならないくらい早いです。これは日本も含めて、どの国も同じじゃないでしょうか? 世界中で、若いほど早口、という傾向があろうかと推測されます。
英語もやはり、新しいものほど、ナレーションが早いです。特にニュースは激早ですね。ニュースを字幕で、となると10分もすると集中力が途切れるので、私は、
自分の好きなジャンルのドキュメンタリー動画を英語字幕で見る
というのをトレーニング兼レジャーとして楽しんでおります。
いまや動画コンテンツは世界中にあふれていますので、YouTubeは言うに及ばず、サブスク系のオリジナルドキュメンタリーなんて演出も面白いですし、コンテンツも豊富ですので、飽きることがありません。
できれば、YouTubeは、プレミアムに加入してCMなしで使うことを大いにお勧めします。
そりゃ、NetflixだアマプラだHuluだって、いろいろ加入しているので、せめてYouTubeくらいただで見れるんだから、と思う方も多いと思いますが、振り返ってみるとわかりますが、いろんな有料サブスクチャンネルでの動画コンテンツの視聴時間より、なんだかんだいってYouTubeの視聴時間の方が多くありませんか?
少なくとも私はそうですし、それに気づいた瞬間に、あの公共放送に、毎年数万円払っていることを考えるとYouTubeプレミアムは安い、安すぎる、ということで即刻加入しました。CMから解放されるってとても気持ちがいい。
YouTubeプレミアムに加入する前に、同様の理由でSpotifyにも加入していた話をここで書きました。
あるマーケッターの調査によると、同じネットメディアでも、「TVer」でCMが入るのはなんとか我慢できるが、YouTubeのCMはほんとにむかつく、とのこと。というのも、TVerはもともと地上波等で、CMが挟まるタイミングを計算した上で、わかりやすい分断タイミングを作って、そこに番宣を主とするCMを流すので、比較的スムーズに受け入れられるというんですね。一方YouTubeは何分に1回、内容関係なしに、ブツッっとCM入りますので、違和感が半端ないとのこと。
これ、私はプレミアムに加入してから聞いた話ですが、なるほどそうだな、と強く膝をたたいたところです。
ということで、最後の勉強法として、ドキュメンタリーの視聴を大いにお勧めするところであります。なんだか、時間がもったいないような気がするかもしれませんが、「急がば回れ」です。人は、気持ちの良い体験の時ほど学習能率が高まるようにできてるんでしょうから、なんだか、自分に全く興味がない、過去問の文章をねじり鉢巻きで百篇音読するよりは、自分の好きな分野のドキュメンタリーをじっくりと英語字幕表示させながら見て、わからない表現があったら(そしてそれがわからないと大意がつかめないかもというのがあったら)、一旦とめて、スマホで調べればいいんですね。
googleの音声検索も、入力音声を英語に変えておいて、自分で発音してみれば、発音の練習にもなります。いかに自分の発音がうまくないか痛感させられますが、、、、。
そうだ、2次試験ではネイティブとの対話があるんだった。googleの音声検索はいいですね。AppleユーザーでSiriが判別してくれるかどうか、ってので発音矯正している人の話を聞いたことがありますが、同様にandoriodユーザーはgoogle先生に聞いてもらいましょう。
私は、ミュージシャンの生涯を描いたドキュメンタリーなんかが好きです。バンドがどこでスタートして、どんな成功を収めて、どこから歯車が狂い始めたか、、、。ありがたいことに、いわゆる「専門用語」がバンバン出てきても、ほぼカタカタですでに使ってますので、全く問題ありません。
作曲法に関連する用語で「chord progression」なんてのがあります。意味は、いわゆる楽曲の流れを形作る「コード進行」の意味です。
たとえば、Rolling Stoneの選ぶ “The 500 Greatest Songs of All Time” から6位に選ばれている、Marvin Gayeの大ヒット曲『What’s Goin’ On』でしたら、
「Emaj7 – C#m7 – Emaj7 – C#m7 – F#m7 – B7sus4」などといった感じで進行します。なので、「The chord pregression was quite smooth and calm. So that’s coordinating with its lyrics, what he wanted to sing.」などと語られてもすぐに何を言いたいのかわかります。
ということで、久しぶりに書くと長くなる、の法則通り、またしても長くなりましたが、そんな感じで英検1級合格を目指したわけです。
英検1級会場で感じた、あのピリピリしたムードは決して忘れることはないでしょう。私と同じ会場であの日に英検1級の1次試験に臨んだ方々。おそらくは、アラフィフを中心とした彼や彼女の、あの悲壮感は決して忘れられるものではありません。何かこう、人生がかかっているというか、後には引けないというか、、、、。
おそらくは、あのうちの半分くらいは、学校の英語教師なんじゃないだろうか、なんて考えてみたりもします。何度も受験しているのかもしれません。何回受けても合格できない。同僚には内緒で受けている。家族にはさすがに言って出てきているので、結果も言わないといけない。また不合格通知を受け取るのか、、、、。
といった感じは、私の高校時代の同級生で現在高校の英語教師をやっているものから聞きましたので、そこそこリアルです。
現在取り組んでらっしゃることに幸多からんことを祈念しております。
ではまた。
yaozoでした。
ディスカッション
コメント一覧
感謝の返信①
こんな私事にありがたきお言葉の数々、本当にありがとうございます。
しかしこのアドバイスの数々、なにかの英語の有料コーチングサービスでもらえる情報を軽く凌駕してませんか?こんな有益なアドバイスを無料で頂けてよろしいのでしょうか?って、本当に思いました。(英語の有料コーチングサービス受けたことないですが)
とにかく頂いた内容の一つひとつが自分にとって金言でしたので、少しずつコメントさせていただきます。
>おそらくは、一般的な社会人、学生として、日本国内で過ごしている場合、
>周りにTOEIC900点超えている人はほぼいないものかと想像されます。
私の周りでも、バイリンガルや留学経験あり且つ語学に意識高い系以外で、900超えは会ったことがなかったので希少価値がまだ少しはあるかな、くらいには思っていました。
一方で書籍などは990を謳ったものがかつてより増えてきたので、それなりに900ホルダーも多くなっているのかとも思っていました。
それともただ単に受験者が多くなり、受験者レベルのニーズが多岐にわたってるだけなのか?自分にはわかりませんが…
ただ新形式後から現在も、明らかに難化は進んでおります。
特にタイムマネジメントが加齢に伴い厳くなるばかりでした。
※こちら文字制限とかありそうですかね?元はもっと長文でしたが投稿できなそうだったのでいくつかに分けてコメントさせていただきます
戸山ハイツ様 ご無沙汰してます。こんな匿名的なやりとりも面白いですね。いまや往復書簡の体をなしてきてますねw
このたびはアドバイスともいえない独り言に、過分のお褒めの言葉をいただきありがとうございます。私も有料の個人コーチングというのを受けたことがないですが、数年前に現れた業態ですが、最近でもそこそこ買われているようなので、相応にニーズがあるんですかね。しかしどうやって、顧客のゴールにコミットするんでしょうかね。「全然上達しませんでした」などと訴訟にならないノウハウやシステムみたいなものが気になりますが。ダイエットコーチングを同じですよね。本人が頑張らなかったらどうにもならないわけで。代わりに痩せてあげるわけにはいかないんですから。英語コーチングも同じでしょうかね。
ちなみに、娘がまだ中学受験を頑張っていたころ(いまや高1ですが、全くそういう世界からは離脱しました)、塾から「こんなの、夜中に帰宅して次の日提出なんて無理だろう」というような量の宿題が出てましたが、塾の言い訳としては、「我々がお出ししたタスクをやっていただけなかったのですから、(成績が上がらないのは)仕方ないですかねぇ、、、、もごもご」といった感じを思い出します。
話がそれましたが、ともあれ、そんな大したアドバイスじゃないので、こんくらいならいつでもどうぞ。当然私自身のためにもなりますんで。そもそも、戸山ハイツ様のレスをきっかけに、私の長い返信をベースに今のこのブログ1本書けましたんで、かえって助かりました。最近なかなかモチベーションが上がらなくて困ってます。ネタが尽きたかどうかではなく(そもそもネタなんでこれまでも大したもんないのにガンガン書いてましたからね)、モチベーションの問題にすぎませんので。今回二か月振りのブログを書こうと思ったのも、戸山ハイツ様のレスのおかげですから。やはりブログにせよ、NOTEにせよ、インタラクティブな空間形成ができないと長続きしづらいですね。
さて、書的で「990を謳ったものが増えてきた」件ですが、私もそう感じてます。ただ、これは900点超えの方がターゲットで、あと10点でも20点でも増やしたいというニーズを持った人に買ってもらおうとの意図で出版されていると思います。もちろん、年を経るにつれ、900ホルダーの絶対数は増えているに違いないので、その辺りのセグメントを狙って、売れる詳細があって出版してると思います。
かく言う私も、何冊か「990狙い」の書籍を何冊も買いました。その結果として、975点という、「あと3問」のところまで行ったんだと思います。
ここもう少しがんばればもしかしたら、相性のいい回に990行けるかもしれすかもしれません。しかしがら、TOEICはよくご存じのように、ある程度「反射神経」や「集中力」そしてなによりそれを支える「体力」が重要になる競技だと思います。記憶力の衰えは、大いに感じるところですが、それは、回数を増やせばいいだけのことなので、個人的にはあまり加齢の弊害を感じていません。なにより、「体力」だと思いますね。
10年前に2時間座って、ずっと同じだけの集中力をキープする、っていうのは、60近くなってくると簡単とは言えません。まぁ、そこも人によるのかもしれませんが、個人的には、完全に体力増強は苦手分野というか、なんとか避けたい領域なので、そこは克服が難しい弱点かと思ってます。なので、正直もう990狙いでTOEICを受ける気になりません。975ですからね、ほぼ990じゃないですか。もういいですよ。個人的には。できれば「一度990とったことがあります」といえた方が、インパクトが強力なのはわかってますが、TOEIC受験経験者で点数をあげるのに励んでいる人ならだれでも975で、十分すごいってわかってもらえると思いますんで、もういいかと、、、。
新形式の件もそうですね。私も新形式になって一度点数が落ちてから、その後の努力でなんとか盛り返し、最終的には975までタッチしましたんで。難度の上昇は痛感しています。まぁ、協会側も、そう簡単に990の人数を出すわけにもいきませんし、彼らの言う通り「時代の変化への対応」もありますからね。とはいえ、リスニングの応答回数が増えたとか、リーディングのケース文字数が増えたとか、主にスピードアップしないと対応できないような方向感で難しくしてますね。
これもどっかで書いたと思うんですが、スピードの問題も、結局は「普段どれだけビジネスで英語に接しているか」が問われているんだと思います。英語の会議に参加する回数が増えれば、リスニングの応答があと何回続いたって問題ないでしょうから。だって3一般的には30分とか1時間とか会議するんですからね。で自分も話さないとならない。となるとスピード慣れしないとついていけません。
リーディングにしても、日ごろ英文をパパっと大量に読んでれば、あのような問題の文章も、特に苦にならない境地があるんでしょうから。私はまだまだ、行きつ戻りつ読まないと、短期記憶が弱いんで、文意が取れません。困ったもんです。
感謝の返信②
>私同様、今風の言葉で言うところの「純ジャパ」だったとすると、
>やはりTOEIC900点超えは、「盆と正月が一緒に来たような」くらいおめでたい事かと思います。
はい、「純ジャパ」です。まさしく「盆と正月が一緒に来たような」感じです。
>その偉大な事実を、どういうタイミングで回りの方にアピールするのか?そしてそれを祝っても>らえるのか?
ということを考えた時、なかなか良い機会に恵まれません。
妻には報告しまして、ねぎらいの言葉をもらいましたが、その他にはアピールが裏目に出るかもしれないので、控えてます。というかそもそも周りにはTOEICピンとこない人が多いです。
ですので、自分で自分に褒美をとらせます。(って好きなもの食べるくらいですけど)
これでもまだ前置きまでのコメントですが今回はこの辺で。
引き続きよろしくお願いいたします。
※「What’s Going on」
このアルバム、当然捨て曲ないのですが、最近は特にラストのInner City Bluesが好きです
戸山ハイツ様への返信②
英語関連については、①でそこそこ書かせていただきました。しかし相変わらず長文で失礼しました。
奥様からねぎらいの言葉をいただいたってところは、みんながみんなそうでもないことが推察されますので、そこは戸山ハイツ様のラッキーというか人徳というか、よかったですよね。
特にマネージャー以上はTOEICを毎年受けて、800点以上の証明を出せ、みたいな外資系があるようで、そういった方で年度の初回で800行かなかったときなどはご家族からの心配と冷たい視線も想定されます。「パパ、大丈夫なの?降格で年俸ダウンとか困るんですからね。ほんとに頑張ってくださいよ。そもそも英語苦手なのに、外資系とか入るからこんなことになるのよ云々、、、、」大変ですよね。
ともあれ、この度もレスありがとうございました。
『What’s going on』をSpotifyで聴きながら書いてます。
『Inner City Blues』いいですよねぇ。ベストアルバムやリマスターコンピレーションなんかにも必ず入っている名曲ですよね。私は、ブルースというタイトルがありながら、単なるマイナー調ではない、浮遊感が大好きです。おそらく、彼のファルセットスキャットがずっと薄雲のように曲全体を覆っているからでしょうか。いいですよね。
細かいところでは、高いところをずっとうろうろしてうねっているいるベースや、スネアとそのアタックに合わせた様々なパーカッションのあの感じが大好きです。私は、曲のサウンドスケープの好き好きが、スネアの音に左右されるところがあるようで、バシャバシャした、スネアが苦手です。スティーブ・ガッドなんて、結構タイトな感じですきですね。
ビーチボーイズが好きなのですが、どうしても、ハルブレインのピッチの弾くそうなスネアが苦手です。無論、偏見ですが。そもそもあんまりエコーのバシャバシャ効いた音楽が苦手なので、80年代の曲は、まさにハイティーンから20代の曲なので、青春真っ盛りに聞いた曲なのですが、あのシンセサイザー信仰ともいえるサウンドづくりや、エコーだかリバーブだかのバシャバシャな曲が苦手です。
先日、会社の同僚と話していた時に、1973年(および前後)がポップス史上最強説を唱えたのですが、今度ブログに書いてみようと思います。
もちろん、世界で史上最も売れたアルバム『スリラー(1982)』や、第七位の『ホテル・カリフォルニア(1976)』なんかを見れば、アルバムやCDの売り上げで言えば、70年代後半からが史上のブレイクなのですが、個別のアルバムが何枚売れたか、ということではなくて、ある年には、名作アルバムがやたら沢山作られている。少なくとも、私の好きなアルバムが沢山集中的につくられている、ということが言えます。
ちなみに、史上最も売れたアルバムは↓を参照しました。見ると少し笑っちゃいます。「売れた=名作」とも限らないのがわかります。
https://www.we-love-soulmusic.com/pcindex.html
いつもありがとうございます。
ではまた。
おつかれさまです
少し空いてしまいましたがレスします。
英語に関する金言アドバイスは未だに読み返して反芻しております。
またいろいろ教えを請いたいと思っていますのでよろしく願います。
『Inner City Blues』
自分もリズム隊の絶妙さに聞き入ってしまいますね。
ドラムとパーカッションの絡みでいうとこれなんかも好きです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=O7qtatphOJs&list=PLGASPkxjqVXa0ywqMWJCUww2UQpRr7Yfs
自分の好みのスネアは、というかドラムの音はベタですがリンゴスターがダントツでして、あのミッドが少し膨らんだウォームな感じとドラミング自体が独特で他にないなって感じてます。
↓これだけでも聞いてられますから。(このスネアはちょっとトレブリーかな?)
https://www.youtube.com/watch?v=3QvHLiEmfXA
逆になぜ似たような感じで叩く人がいないのか不思議ですけどね。自分が知らないだけかな?プロコルハルムのこの人とかオカズの入れ方がそんな感じなんですが。
https://www.youtube.com/watch?v=gIZZyMoFaqA
ビーチボーイズ
自分は初期モノ全然聴かないので、よくありがちなPet sounds周辺は結構好き、という程度なのです。ですが最近(去年?)FEEL FLOWSが出たときあたりに『Sunflower / Surf’s Up』を聴いて暫くハマってました。やはり同時期のビートルズが濃いようでかなりダークなのが意外でした。
ジャケとか、大丈夫?って思いましたもん。
https://www.youtube.com/watch?v=tyOYQ8qfFng
なんでこれ評価されてないのか不思議です(評価されてるのかな?)
1973年(および前後)がポップス史上最強説
只今リンクのサイトチック中ですが、まーご指摘は正しいでしょうね。自分は60年代洋楽コピーバンドのお手伝いをしていたことがあるのですが、その頃の曲は本当によくできてると思いましたもの。
Stealers Wheel
知らなかったです。。。
お久しぶりです。英語学習のヒントにしていただき、なんだか私の方が嬉しい気持ちです。
リンゴ・スターのドラムですねぇ。
これは本人もそうなんですが、かなり過小評価されていると思います。
特に、「リボルバー」あたりから始まり、「アビーロード」のB面できかれる、ドラムの皮をできるだけ震わせないようにタオルを置いた、デッドなサウンドは、その後のほとんどのドラマーに意識的か無意識かはさておき、相当影響を与えているはずですね。同じように叩くかどうかは別として、同時代に聞いていない我々にはもはや知るすべもないですが、相応にあのサウンドは、かっちょよかったと思います。
実は、つい先週ごろ、リンゴ・スターのドラミングについて考えていたので、今度思いついたことを書いてみたいと思います。
そうですね。プロコルハルムの「青い影」のドラミングなんかは似たような感じが出てますね。
この頃のビーチボーイズは、評価はされていると思いますが、一部の音楽好きの間にとどまっており、やはり一般的には「海だ、若さだ、サーフィンだ」的なグループだと思われていると思います。なので、どうかすると、60年代前半に活躍した「一発屋」ぐらいに誤解している人も少なくないような気もします。
1973年、いいですよねぇ。
お返事ありがとうございます。
上記私のコメは元々色々リンク貼っていたのですが、そうすると「承認待ちです」となりページに反映されないようですね。なのでその旨の報告がどちらに送信されていましたら、それらは破棄していただき願います
あと後ほど、最新の ビンテージギター購入の話 についても少しコメント予定です。よろしくです
お久しぶりです。英語学習のヒントにしていただき、なんだか私の方が嬉しい気持ちです。
リンゴ・スターのドラムですねぇ。
これは本人もそうなんですが、かなり過小評価されていると思います。
特に、「リボルバー」あたりから始まり、「アビーロード」のB面できかれる、ドラムの皮をできるだけ震わせないようにタオルを置いた、デッドなサウンドは、その後のほとんどのドラマーに意識的か無意識かはさておき、相当影響を与えているはずですね。同じように叩くかどうかは別として、同時代に聞いていない我々にはもはや知るすべもないですが、相応にあのサウンドは、かっちょよかったと思います。
実は、つい先週ごろ、リンゴ・スターのドラミングについて考えていたので、今度思いついたことを書いてみたいと思います。
そうですね。プロコルハルムの「青い影」のドラミングなんかは似たような感じが出てますね。
この頃のビーチボーイズは、評価はされていると思いますが、一部の音楽好きの間にとどまっており、やはり一般的には「海だ、若さだ、サーフィンだ」的なグループだと思われていると思います。なので、どうかすると、60年代前半に活躍した「一発屋」ぐらいに誤解している人も少なくないような気もします。
1973年、いいですよねぇ。