『6アンダーグランド』をNetflixで是非。イギリス英語も楽しめますよ
yaozoです。
昨夜は、M-1グランプリで、お笑い好きの家は随分盛り上がったことかと思います。
優勝は、なんとあのコンビだったのですね。
私は、残念ながら、第2ラウンドに入る直前にテレビを消す羽目になり、結局最後の3組のネタを見れていません。これは、息子の宿題が終わらず、リビングでやっている息子が集中できないから、テレビを消してくれ、と妻から要望されたからです。
我が家は、中1の娘には私の楽器部屋だったところを明け渡したので自分の部屋があるのですが、小学生の息子にはまだ部屋がありません。というか、特に部屋がないので、今彼が使っているリビングと隣り合った和室がそのまま彼の部屋になる運命でしょう。
ともあれ、今度家族の時間が合わせられれば、第2ラウンドだけを見ようと思います。
優勝したコンビを知ったのは、朝の『めざましテレビ』に出演したその二人がネタをやっていたからです。う~む、なるほどと感慨深いものがありましたが、なにせ2本目のネタを見ていないのですから、いま1つしっくりきません。早く見たい。
ということで、昨夜は9時台にテレビを消されたので、そのまま寝室に行き、いつものようにiPadでストリーミング動画コンテンツを楽しむことにしました。
M-1で広告。Netflixの『6アンダーグラウンド』
で何を選んだかというと、そのM-1でNetflixが広告していた『6 アンダーグラウンド』です。
ちなみに、昨日のM-1は、NetflixとPrimeビデオがほぼ同じ時間帯にCMを打ってましたね。テレビでネット動画配信のCMを見ることの多くなった昨今、テレビがブイブイ言わせていた20代を送った身としては、なかなか厳しい時代を迎えているなぁと思う今日この頃です。
特に気になったのが、PrimeビデオのCMで、最後のカットで松本さんが「じゃぁ見ようっと」とばかりに、タブレットをのぞき込むときの顔が、なんの照れ隠しもなく、フツウに素直な演技をしていたことです。「牙を抜かれた」までいうのはバカバカしい表現ですが、なんだか違和感を抱いたことは確かです。妻曰く、「ドキュメンタル」とかで色々とAmazonには世話になってるから、そこそこ従順にしてるんじゃないか、とのこと。まぁ、真実は本人にしかわかりませんが、どうなんでしょう。
それはさておき、『6アンダーグラウンド』です。CMのほんの15秒で、すっかり度肝を抜かされました。また、これはマイケル・ベイ監督の最新作だということもCMではじめて知りました。息子がトランスフォーマーにはまっていた時期がある関係上、全作見てますので、どんだけいい映画撮るかは十分わかってましたが、それにしてもすごい。15秒ですでにすごい。
この作品は、Netflixのトップ画面の推薦枠に出ていたこともあり、なんとなく知っていましたが、いかんせんこのアイコン写真があまりピンとこず、スルーしていました。
↓こんな感じ。
あとでぐぐったら、↓のような宣材写真もあったのですが、このほうが映画の内容やタッチがより伝わってきていいと思うんですが。
あるいは、↓のような予告編を見てれば、即刻iPad持って寝室に直行だと思います。
まだ見てない方は、まずはこの2分間の予告編で軽くノックアウトされてください。
この作品は、Netflix専用コンテンツなので(アカデミー賞ノミネートの関係で、その前に劇場で限定公開されてはいますが)、予告編はNetflixのCMが放映されないと、テレビで見る機会がありません。
イギリス英語も楽しめます
ちなみに、この作品『6アンダーグラウンド』っていうのは、「表の世界からは消えたことになっている6人」が悪の組織を壊滅させるべく戦う、って意味の「6」と「アンダーグラウンド」なわけです。
ワンがリーダーで発案者。彼にスカウトされて共感した連中がワンからセブンまで出てきます(なぜ、「6」なのに、なぜセブンまで出てくるのかは見てのお楽しみ)。
そしてその中のフォー(4)が、パルクールの達人で、元盗人という役どころです。
演じたのは、ベン・ハーディという英国の役者です。
『ボヘミアン・ラプソディー』でロジャー・テイラーの役を演じたのが、ワールドデビューと言っていいくらいの28歳。その前に『X-MEN:アポリプス』のアークエンジェルで映画デビューしています。
ここで「フォー=スカイウォーカー」が得意とする「パルクール」という技芸が一番最初に注目されたのは、リュック・ベッソンの『ヤマカシ(2001)』です。「ヤ・マ・カ・シー」と叫んではパリの街のビル群を道具もなしで、スピーディーにすり抜けていく姿は、エクストリームな感じで大きなショックを与えました。
その後、『007 カジノロワイヤル(2006)』に、パルクールの最初のグループに属していたセヴァスチャン・フォーカンが、爆弾男として、007と追跡劇を演じます。ダニエル・クレイグの007デビュー作の冒頭シーンです。
HeyUGuysというチャンネルが、『6アンダーグラウンド』に関したベン・ハーディにインタビューした動画がありましたので、貼っておきます。
今風の、特に激しいアクセントを伴わない若いイギリス人のアクセントが確認できます。やっぱい早口に聞こえますね。インタビュアーもベン・ハーディも。こんなもんなんですよね。
カンバーバッチが何かのインタビュー『ドクターストレンジ』のプロモーションのインタビューだったと思うんですが、
大体のハリウッド映画で出てくるイギリス人は悪役だよね、ハッハッハ。
なんていってましたが、やはりアメリカ映画にわざわざイギリス人俳優をやとって、イギリス語を話させるんですから、なにか意図があるはずですが、悪役、っていうのは、その典型ですね。
『羊たちの沈黙』で、アンソニー・ホプキンスがドクターレクターを演じたのが典型例だと思います。
あれでドクターがヨーロッパ育ちではなく、アメリカ人で、アメリカ英語を話していれば、作品の質は随分低いものとなっていたのではないでしょうか。
長い長い『アイリッシュマン』
さて、私がこの『6アンダーグラウンド』を見損なっていた理由のもう一つの理由は、NetflixのテレビCMが、ここのところずっと『アイリッシュマン』を使っていたというのもあります。
なにしろ、この『アイリッシュマン』が、3時間以上ととても長いもので、途中まで見ては寝落ちする、というのを4-5回繰り返しているので、一体どこまで見たのか判然としません。デ・ニーロ、パチーノ主演で、スコセッシ監督と、『ゴッドファーザー(シリーズ)』が映画ランキングベスト3に入る私にとって、全くドンズバな作品のはずなのですが、ここまで長いとなかなか前に進みません。
もちろん、ちゃんと腰を据えて、「見るぞ~」という気持ちで相対すれば、良い作品なのは、半分くらいまで見た私だってわかってます。
ただし、やはりそれ相応にヘビーですからね。超ヘビー級ですね。
なにか暗い話だとか、気味が悪いとか、怖いとか、そういう意味のヘビーさではなく、やはり3時間超の作品なだけあって、描き込みの深度がすごくて、リッチなコンテンツなんですね。
だから、「サッと」みて、ああ面白かった、では済まされないという意味でのヘビーさがあります。
それに比べて(比べるのはおかしな話なのですが)、『6アンダーグラウンド』は真逆の作品で、アクション、スピード、スリルといった、動画コンテンツの主要要素が全部10点満点といった作品です。
ストーリー設定がやや分かりにくい難がありましたが、これは観客の知性を信じて、撮影した相当の部分をカットしたのだと思います。ただ、ところどころ、あれ、この人はなんだっけ?これは「現在」ってテロップが入っているから今ってことか、あ!さっきのは昔か?じゃぁ、なんであの人はああなってるんだっけ?的な不可解な点がありました。
とはいえ、そこはアクション映画。とにかく、ええ~?っという驚くようなカメラアングルや「スタイリッシュ」などと形容される映像表現に、寝ながら見てるのに、こっちまで体が硬くなったりして、かなり圧倒される2時間ちょっとでした。
いや~面白かった。まだの方は是非お早めに。
次はスカーレット・ヨハンソンの『Marriage Story』
おそらく、アイコンだけを見て、視聴する気にならなかったのは、主演のライアン・レイノルズが個人的な趣味に合わなかったというだけだと思います。
調べたら、この人は、アラニス・モリセットと婚約していたのを破棄し、その後に、スカーレット・ヨハンソンの配偶者とのこと。へ~、という言葉が思わず口をついて出ました。よほどもてるんですねぇ。
ついこの間まで見ていた、ヒューマンドラマっぽいジャンルの『Virgin River』のシーズン1を見終わったので、ちょうどスカーレット・ヨハンソンの『Marriage Story』を見ようかなぁ、などと思っていたところなので、奇遇ですが、夫婦の作品を連続でみそうです。
ところで、スカーレット・ヨハンソンの夫になるってのも、なかなか大変そうだなぁ、などと、私とは全く縁もゆかりもないことを想像してみましたが、リアルな夫のレイノルズさんも、相当頑張らないと、なかなか厳しそうですね。どうみても、ヨハンソンの方が、映画産業的にはビッグ・ネームですからね。
それとも、あんまりそういうこと関係なくなっちゃうのかもしれませんね。ヨハンソンの夫になるって決めた瞬間から、そういう比較をされるのは覚悟の上なんでしょうから。
ニコール・キッドマンの夫のキース・アーバン(オーストラリア出身のカントリー歌手)なんかと似たような感じですかね。ただ、ここの場合は、キッドマンの前夫がトム・クルーズですし、キッドマンは、年齢もそこそこ上ですんで、なんだかおしどり夫婦的な出方が多くみられて、微笑ましいですけどね。
アーバンも、カントリー界では相当にスターミュージシャンですから、うまくいっているのかもしれません。
↓の動画では、ジョン・メイヤー(現在の3大ギタリストの1人と言われていますね)と一緒に、ビートルズの名曲『Don’t let me down』なんか歌っちゃったりして、すごいですね。
ジョン・メイヤーと共演して、ギターソロ・パートまでもらったりして。
緊張のあまりなのか知りませんが、ソロ前でストラップが外れちゃったのはご愛敬です。隣のジョン・メイヤーがアーバンのストラップつけてあげようとしたりして、こんなシーンあんまり見れません。
普通、ストラップは(こんな風に)外れてギターを落としたりしないように、ストラップストッパーを使ってますんで。珍しい。というか私ははじめて見ました。プロのギタリストのボトムのストラップが本番で外れるなんてシーン。
ビートルズといえば、ジョン・レノンの二人の息子、異母兄弟のジュリアンとショーンは、二人ともミュージシャンになりましたが、あまり長く活動できませんでした。
ポール・マッカートニーの弟のマイク・マクギアもなかなか長くキャリアを築けなかったですね。
声なんてポールそっくりで、びっくりします。
wingsのメンバーがサポートしたアルバム『MacGear(1974)』から1曲。
ポールの娘のステラ・マッカートニーはファッション・デザイナーとして大成功しているようですが、これは稀な例です。
親が偉大過ぎると大変だなぁ、なんて常々思っているもんですから、こういう親やパートナーが偉大だと、他方は大変だなぁ、などとついつい思ってしまいます。
そう考えると、ニコール・キッドマンの夫でありながら、キース・アーバンというミュージシャンは、とても成功しているといっていいかもしれません。
今日の投稿は、「イメージ連想法」を使って、徒然なるままに書いちゃいましたね。
あ!ともあれ、『6アンダーグラウンド』面白かったですよ、というのが言いたかったんでした。
ではまた。
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