ネタじゃなくて、お金出してマジで所有したい「変わり種ギター」→Relish guitarのTrinity等3つのギターをご紹介!
yaozoです。
巣ごもりですね。
今日は変わり種ギターの話です。
というのも、今最も興味のあるこのテーマを掘ろうと思って、googleで「変わり種ギター」と検索しても、あまり私の興味・関心を満たしてくれるような包括的なページが見当たりませんでしたので、ちょっと自分のため用にまとめてみようと思います。
内向的な性格なので巣ごもりは全然平気な私
先日、夕食後の一家団欒時に、中2の娘から「パパは自分のことを簡単に説明するとしたら、どんな人っていうの?」などという質問をいきなりされました。こういった質問をするあたりが、マジの中2で、面白いのですが、そんなこと考えて日頃暮らしてないので、回答に窮しました。
しばらくして「内向的で、悲観的で、家にいるのが一番幸せな人物」と答えました。仕事上は、相応に明るそうな顔して人と話ますし、おしゃべりだと非難されるぐらいですが、それはビリー・ジョエルの言う「仮面」なわけであって、できれば家族以外、誰とも会わずに、家に引きこもっていたいというパーソナリティです。で、ドラマを見て、ギターを弾いて、本を読んでられれば、それで幸せです。この傾向は中学生のころから変わりません。
他の家族は、もっと健全な性格をしているので、早く外出したいとやきもきしています。
本当に有難いことに、在宅勤務ができる仕事についており、エッセンシャルワーカーの皆さんが頑張っていただいているおかげで、私のような潜在的引きこもり人間は全くつらい思いはしていません。
コレクションアイテムの1つとしてのギター
今日のテーマはギターです。私の巣ごもり時の3人の友のうちの1人、ギター本体です。
私は、コレクター癖があり、これまでに、万年筆、腕時計、ギターを国内・海外を問わず、オークションサイトやオンラインショップで入手しては(オフラインショップで買わないところが出不精の私らしいところで)、ひとしきり楽しんだ後で、国内のオークションサイト等で欲しい方に譲る、ということをやってきました。
その他、シャープペンシル、鉛筆、消しゴム等の文房具類も集めました。これは、資格試験のために可能な限り効率的で使いやすい道具を求める、ホーリーグレイルを探す旅でもありました。おかげさまで、50も過ぎてから、英検1級を取得し、TOEICも975点を獲得したので、この旅も終わりました。今はこれらの文房具類は、同じコレクター魂を受け継いだ娘と息子にあげました。
今は万年筆と時計はなんとか我慢がきくようになり、最低限(おのおの10本未満です)に抑えて、新規入手は一切していません。コレクション対象はギターだけが残っているだけとなりました。
ギターは、時計や文房具と違ってかなり場所をとるので、一時のアホみたいな本数は所有しておらず、5本ちょっとというところで我慢できるようになりました。というか、娘が中学生になって私が使っていた「ギター部屋」が「娘の部屋」になってしまったという極めてわかりやすい理由から5本以上は無理になってしまったからです。それでも、一定の周期で、今持ってるものとは違うタイプのギターが欲しくなりますので、どれかを売ってどれかを買う、ということを繰り返しています。
5本に絞るとなると、ド定番だけでも完全に悩みまくり(涙)
ギターコレクターやマニアの方なら、ギターを5本程度に抑えておくというのが、以下に困難なことか分かってもらえると思います。
とにかく、ド定番のギターだけ揃えたって5本じゃすみません。
Fenderからは、テレキャスター、ストラトキャスター、Gibsonからはレスポール、SGと、これだけですでに4本で、残り枠は1本です。両社からの3位ラインだけでも、もう迷ってしまってどうにもなりません。ジャガー、ジャズマスター、ムスタング、ES335、ファイヤーバード、エクスプローラー、もう10本です。やはり無理がありますね。
しかもこのド定番の場の中には、今やド定番と言っていい、PRSも、Ibanezも、YAMAHAもGretschも入っていません。
また、最近人気が定着してきているヘッドレスギターで、Steinberger、Strandberg、Kieselなんて入れていったらどうしますかこれ。
エイドリアン・ブリューでお馴染みの、Parkerはどうですか。ここのFlyなんて、「蠅」ってくらいですから、軽いですよ~。とにかく軽いギター、軽いギターと深堀りしていた時期があったのですが、Flyはよかったですねぇ。
実際、↑に書いたギター、一度は私のギターコレクションに入ったものばかりで、我が家のギタースタンドに可愛く座っていたことがあるのです。
それも、各ブランドの各ラインナップ毎に1本づつではありません。特に、テレキャスタータイプ、ストラトキャスタータイプ、SGタイプなどは、何本となく手に入れては売ってを繰り返してきました。
一体何本のギターが私の手から他のギターラバー方の手に渡っていったことか。娘に言わせると150本は下らないはずは、とのことですが、全く嘘とは言い切れません。普通に計算してもそれくらいにはなります。
今のラインナップは、テレキャスターが3本、SGが1本、Kiesel Vader(ヘッドレス6弦)が1本。これが時々刻々と入れ替わっていくわけです。
加えて、自分で作ったテレキャスタータイプとストラトキャスタータイプが各1本づつ、倉庫に眠っています。
しゃれじゃなくて、本気で欲しい、変わり種ギター。まずは、前に持っていて手放してしまったもの編。
これまでに手に入れてきたギターは、ほとんどがド定番ギター、人気ギターでした。
とはいえ、倉庫も駆使して何十本とギターを抱えていたころには、少し選択肢に「余裕」もありましたので、「変わり種ギター」も持っていました。
伊達や酔狂ではなく、まじで欲しい「変わり種ギター」ということで、まずは、以前持っていたが手放してしまったものから。
いわゆる変わり種と言えばこれ!ということで「ビザール・ギター」です。TeiscoのDel Ray(チューリップ・タイプ)や、多PUタイプ、Guyatone、ZennonのBobcat風のものなど、各種ジャパンヴィンテージギターは、どれもとても恋しいです。今でもe-bayなどをつらつら眺めていると、ついつい買ってしまいそうになります。なんだか、自分が買っていた時より安くなっているように見えたりして、よけいやばい。
ビザールギターというのは、大体こんな↓ものを言います。いやぁ、実にうまくまとめていただいてますね。全部欲しい。
https://matome.naver.jp/odai/2135921390561542401
YAMAHAの旧SG(サンタナ!)にやたらに凝ったこともあります。1000、2000を何種類も買っては売り、買っては売りを繰り返していました。ヘフナーみたいなバイオリンタイプの6弦のギターも海外サイトで入手しました。良いレゾナント感があって気持ちい良いギターでした。
IbanezのAR、AriaのPe(この2つのシリーズは姉妹みたいですね)、GrecoのGoシリーズも何本か持ってましたし、フェルナンデスのテレキャスモデル・アクティブPUも気に入ってました。
みんないいギターばかりでしたね。
そういえば、日本のブランドのものはコピーものではなくオリジナルしか買いってないかもしれません。TokaiのSGやレスポールが良さそうなので買おうかと思ったこともありましたが。
はては、1950年代のGibsonのラップスチールギターまで手にしました。一時期ラップギター、スライド奏法に凝っていたことがあったので。
ミーハー路線で言えば、ダンエレクトロの59DC(ジミー・ペイジ!)が1本、ブライアンメイモデルも3本ほど私の手を通っていきました。
こう改めて振り返ってみると、私のコレクションは、一部を除けば、「アメリカブランドのド定番」と「日本のヴィンテージギター」の2大カテゴリーに分けられるようです。なるほど。今頃わかった。
しゃれじゃなくて、まじで欲しい変わり種ギター。触ったこともないギター編
で次は、まだ買ったことも触ったこともない新手のギター編です。
ギターの本数を激減させたここ数年の間にも、新しい「変わり種ギター」というのはドンドンとリリースされているわけです。私の家の事情とは全く関係なしに。そりゃそうだ。
まず筆頭にあげたいのが、スイスのブランド、Relish Guitarの「Trinity」です。
まずは↓のビデオを見てもらうと分かるのですが、サムネイル写真でもわかるように、PUの部分が空洞になっており、工具なしで、アジャストスクリューを回すだけで、「PUを着せ替え(ピックアップ・スワッピング)」できるのです。
↓の写真がわかりやすいですかね。
↓こんな感じで、いろんなタイプのPUを、ガチャンっと入れ替えられるわけです。
↓の三木楽器のサイトが説明が充実しています。
https://www.miki.co.jp/mit/relishguitars/trinity-by-relish/
価格は、16万円台というところで、中・高級ギターの価格帯です。着せ替え(載せ替え)用のPUをいくつか揃えていくと、20万円、30万円とふくらんでいきます。
これは、商売としては上手いなぁ、と思いました。ギター本体のマーケティングとしては、史上初の試みではないでしょうか。付属品を買わせて、ユーザーのLTV(顧客生涯価値)を高める戦略ですね。この場合マーケティング的に言うなら、「アップセルを誘引する」ということになります。Seymore DuncanもJBや59、Jazzといった人気PUをこのギター用にカスタマイズして売ってます。巻き込んでますね。
このブランド、これまでもNAMMショーなんかで話題になっており、このTrinityをリリースする前にも、Jane、Mary One等、PUを簡単にスワッピングできるモデルをリリースしておりました。↓のサムネイル写真でわかるように、バックパネルをそのまま、ガバっとはずして、裏からPUをワンタッチで変更できるのです。
↓のブース動画のインタビューでは、自分の持っているPAFサイズのPUを、(コンパチブルかどうかが確認できれば)このギター用にモディファイすることができるとのこと。たとえば、本物のヴィンテージPAFを持っている場合に、これに乗せるということも可能なわけです。
Trinityは、また一歩前進し、バックパネルを外さなくても、ボディ裏に完全にPU換装用の穴が開いているので、なんなら、演奏途中で、PUを換装することもできるのです。
重量も3Kgと軽量なところも魅力的。欲しい。ただただ欲しい。
Bohemian GuitarsのOil Can Guitarもかなり欲しい!
さて、ヴィンテージギターとRelish Guitarを紹介しただけで、すでにかなりの分量になってきたので、新手のギターをせめてあと一本だけでも。
私が今、所有しているギターをどれか1本手放してでもまじで欲しいと思っているもう1本が、Bohemian GuitarsのOil Can Guitarです。
ウェブサイトで見ると、ギターは3.5万円ほどと極めて安価です。
2012年に設立された新進のブランドです。
↓のオフィシャル動画を見て、一発でやられました。
このギター、その名のとおり、オイル缶(アップサイクル素材)のボディでできた6弦スタンダードスケールのギターなのです。
ちなみに、オイルのブランドがAleということで、Ale Oil Can Guitarのようです。シングルPU2発で、おそらくは3ウェイと思われるセレクターがついています。
↓はTNT Oil Canということですが、なにやら爆破物のような名前ですね。
乗ってるPUは、P-90タイプです。
↓のセッション動画では、ベース(Boho Bass)やウクレレ(Boho Ukulele)も紹介されています。
また、この動画の中で、このギターの特性として、ボディがメタルであることから、PUがメタルボディと独特のインタラクションを起こし、木材のボディを持った従来の一般的なギターにはないような、ハーモニック面でのリッチなトーンが奏でられると言っています。
上の動画の中で、このブランドの共同設立者Shawn Leeが語るところによると、故郷の南アフリカで、貧しさゆえにギターを買えないが、自分で手作りして音楽を楽しんでいるストリートミュージシャンにインスパイアされたと。
そこで、オイル缶をアップサイクルすることで、安価で優れたギターを世界に提供できないものか、ということでブランドを立ち上げたとのことです。ファンドレイジングを行って、2016年(この動画を撮影している時点)に、ベースとウクレレをリリースしたというお話らしいです。
なにやら、意識高い系的なにおいがガソリンのにおいとともに漂っており、そこもまた、今日的な感じでクールなんじゃないでしょうかね。
実際、このオイル缶ギターに似たもので、シガーボックスギターというものがアメリカ南部を中心に、市民権を得ております。
↓のSamantha Fishが弾いているのが典型的なシガーボックスギターであり、そのプレイスタイルです。主に、スライドギター奏法を使ってリード楽器として演奏されます。
シガーボックスギターは4弦で製作されているものが中心のようですが、このBoho Guitarはちゃんと6弦ありますし、持った時のバランスもシガーボックスより良さそうですし、考えれば考えるほど欲しくなってきます。
最後に、ご紹介したいのは、1950-60年代に量産された、非常にかっこいいビザールギターを、そのクールなデザインをそのままに、物理面で使用に耐えうる楽器として、しかも(ビザールギターは相応に高価なのですが)手に届きやすい価格帯で蘇らせてくれているのが、Eastwood Guitarsです。
結構本格的にビザールなデザインのギターをがんがん復刻してくれているのですが、個人的には、ビザールギターというよりも、ビンテージギターと考えている「Harmony」というブランドの超クールなルックのギター類の復刻版が気になって仕方がありません。
公式HPはこちら↓
https://apollonmusic.com/eastwood/
↓は、そのHarmonyのギターのラインナップを紹介してくれている親切なファンの方による動画です。
Harmonyのギターは、JupitarやMarcury、Rocketといった感じで、1950年代から60年代に生まれたギターらしさが出ているネーミングで、そこもまたかっこいいです。
動画では、凝りに凝ったデザインワークで、ギターラインナップと、主なギターの機能をこれまたかっこい動画演出で魅せてくれます。
欲しくなる。
↓は、Eastwood guitarsの公式チャネルから、私が一番好きな「Airline Jupitar PRO」を紹介している動画です。
できれば、1960年初頭のオリジナルビンテージが欲しいのですが、なかなか状態の良いものが見つかりません。状態が良いと、結構な値段だったりします。
まぁ、ビンテージですから。そこへいくと、復刻版は、品質的には堅牢で安定しているでしょうから安心できますしね。
ピックアップ2発が、「Airline Argyle」といういわゆるビンテージギターに乗ってる、ゴールドフォイル、シルバーフォイル等と呼ばれる、シングルPUなのですが、きらきらした独特のトーンで実に魅力的、あぁ、欲しい。
↓こんな感じのも欲しい。
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