AppleのAirPodsのTV広告に見る、ヨアン・フルジョワの奇跡的ダンス

芸術

前の投稿で、AppleのHomePod広告『Welcome Home』がすごい件を書きました。

AirPodsの広告がまたすごい

そして、続くAirPodのための新作『Bounce(跳躍)』と題された、2019年最新のこの広告では、今度は華麗なトランポリンワークを使い、華麗で魔法のようなパフォーマンスを見せてくれます。演じるのは、フランスの振付師兼ダンサーである、ヨアン・フルジョワです。

このヨアン・フルジョワという人、私ははじめて見たのですが、非常にユニークなアーティストのようです。↓の『メタモルフォーゼのためのトランポリン』は、6分半ほどありますが、単にトランポリンと階段だけを使って、見飽きることのない、魅惑的で催眠的なダンスアートを披露しています。

Yoann Bourgeois – Fugue / Trampoline sur Metamorphosis II

 

こういったアーティストに目をつけるところが、最近のAppleの広告制作の底力のある所だと思います。

ヨアン・フルジョワについて調べてみると、案の定、日本語ページは無いばかりか、英語ページもできていないので、以下にフランス語ページを英語にGoogle翻訳したものを土台にして、概要を日本語にして記します。

 

ヨアン・フルジョワのプロフィール(wiki frより)

ヨアン・フルジョワは、1981年にフランスのジュラ県で、スポーツ教師の父と保育士の母の間で生まれました。

18歳の時、ルーマニアに行き、ジプシー(現在はロマと呼ぶべきですが)に出会い、サーカスパフォーマンスを学びます。

2002~2004年まで、ENACR(国立サーカスアーツスクール・ノ二―=スー=ボア)で訓練を受けました(こんな学校があるんですね。すごいフランス。いかにもヨーロッパ)。

2004~2006年までは、国立サーカス・アート・センターで、コンテンポラリーダンスCNDC Angers1と2つのコースに参加した唯一の学生でした。その後のアーティストとしてのキャリアは以下のとおり。

2003~2005年、アレクサンドル・デル・ペルージャとのコラボレーションにより、教育者として、そしてCNACの共同ディレクターとして活躍。

2006~2010年まで、振付師Maguy Marinのカンパニーにてレギュラー・パフォーマーとして活躍。

彼は、その独特の浮遊感をフィーチャーし、様々な角度からこれを深堀しています。これはサーカスの芸(トランポリン、空中ブランコ、ジャグリング等)にも通じるものであり、特に、その軽妙さと浮遊感が特徴と言えます。たとえば、ジャグリングで言うなら、ジャグリングのツール(ボール、クラブ、リング等)が空中に放たれ、最高の高度に達したときにある種の浮遊感が見られます。

彼は、回転して遠心力が加わり不安定な3.6mの正方形の木の板の上で、6人のパフォーマーが、立ち続けるという作品『Celui qui tombe(He Who Falls)https://www.youtube.com/watch?v=4tKP9vQbx58』で見られるように、物理現象を活用して劇的な状況を作り上げることができます。またセノグラフィー(舞台美術)において、最小限の動きでインパクトを与えるといったものもあります。

2016年には、サーカス・アーティストとして初の国立コレオグラフィック・センター監督に就任しました。

オープンスペースでのパフォーマンスも好きな彼は、2017年に、パンテオンにて『The Mechanics of History』と呼ばれる、浮遊点にアプローチしたパフォーマンスを作りました。

 

 

アマチュアによる動画が多数撮影されSNSに投稿され拡散されていることから、国際的な知名度が高まっています。

飽くなき探求者である彼は2018年に、Michel Reilhacとともに、バーチャル・リアリティおよびミックスド・リアリティにおける初のコレオグラフィック作品『Fugue VR』を演出しました。

 

 

主な作品

  • 2010 : Cavale
  • 2010 : Les Fugues
  • 2011 : L’Art de la fugue
  • 2012 : Wu Wei
  • 2014 : Celui qui tombe
  • 2014 : Minuit
  • 2017 : La Mécanique de l’histoire, une tentative d’approche d’un point de suspension
  • 2018 : Passants
  • 2018 : Fugue VR
  • 2018 : Scala

 

 

以上です。

 

大体こんなマイナーな前衛芸術家なんて日本で知られてないだろうなぁ、なんて勝手に思い込んで「ヨアン・ブルジョワ」と検索してみたら、なんと今年2019年の春、初来日し、静岡芸術劇場で3日間にわたる舞台を実施していました。

恐るべし、日本芸術界。単に私の勉強不足でした。

ちなみに、ブルジョワのようなジャンルを「ヌーボー・シルク(新しいサーカス)」と呼ぶそうです。フランス初の「サーカスを超えた新しいサーカス」とのこと。

カナダを拠点とする、かの有名な「シルク・ド・ソレイユ」が最も有名なカンパニーとのこと。そういわれれば、なんとかくどんなジャンルか想像つきますね。

なるほど。

 

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Posted by yaozo