英単語暗記法の究極のコツ3つ【知って納得】

英語学習



外国語学習で、文法の学習と並んで最も大切なものの1つが単語の記憶です。

たとえば、アメリカの大学で学習するためには、外国語として英語を学習する者は1万語以上の英単語を記憶する必要があると聞きます。

しかし、この「暗記」という作業が、語学学習の中で最も退屈で苦痛に満ちた作業であることは、多くの英語学習者が身をもって知るところでしょう。

 

私自身も、ある程度の単語数が身についてから以降は、海外ドラマを英語字幕で楽しむ、または自分の好きな分野のwebサイトを流し読みする、といった程度の用を足すくらいにはなりました。しかしその一方で、いざ話したり、メールを書いたりとなると、本来は知っている単語なのになかなか出てこないで、結局小学生並みの英語になってしまうといった悩みを抱えて長らく過ごしてきました。

 

これではまずい、と危機感が募り、最近ボキャビルに力を入れようと思うようになりました。

 

ということで、手練れの英語名人がどのようにして英単語の暗記を克服し、流ちょうな英語話者になったのかを、YouTubeで物色して、そのコンテンツのキーポイントをまとめ、皆さんとシェアし、自分自身のボキャビルの参考にしようと思います。

 

fromよなたんチャンネル

講師のよなたんさんはもとは、暗記が苦手だったのですが、一念発起して英単語に注力し、その後暗記が得意になり、現在では『単語王』『DUO 3.0』『キクタン』『キクジュク』などなど、7~8冊の英単語帳を隅から隅まで記憶している、と言っています。

 

そのよなたんは、『暗記上手になる3つのコツ』として以下の3点をあげています。

  • 1秒ルール(覚えない)
  • ぬりつぶし(×マーカー)
  • 耳勉、カード(どこでもできる)

 

解説します。

  • 1秒以上しかかけない。英単語は最低100回は反復する。覚えて忘れて、覚えて忘れての繰り返しで記憶が定着する。リズム、スピードが重要。読むだけ。単語帳をまずは5-10週やる。途中で挫折しないこと。覚えているかどうかはどうでもよい。「テキトーでいいからまわす」。つまり「覚えようと思うのではなくで、回すことを目的にやる」。1つの単語に100秒かけるのではなく、1秒で100の単語をこなす。義務感を持つとストレスがかかるので、テキトーにやる。最低20-30週はやる。100週やれば7-8割は自然と入る。テストをあせらない。何十週も回したのちに、ようやくテスト。

 

  • マーカーは使ったことがない。目的意識があればいいが、マーカー引いても覚えられない。覚えた気になるのが、最も危険。勉強は、覚えていないものを覚えるようにするのが基本。マーカーを引くとどこを見るかわからなくなる。全く逆に覚えたものは、マーカーで塗るつぶす(マッキーなどの太いマジックペンを使う)。すると、単語帳でやること、見るべきところが減っていく。やるべきことの「見える化」。勉強が楽しくなる。もったいない、と思うかもしれないが、またやりたければ、もう一冊買えばよい。高くても数千円のもの。

 

  • 暗記は机の上でやらない。机の上では、机の上だけでしかやれないことをやる。イヤフォンやカードなどを使って、移動中などの隙間時間で、「いつでもどこでもやるぞ」という気持ちで臨む。耳からやったほうが、効率的。カードは、ランダムにやれる。「ターゲット」のカードでシャッフルしてやるというのも良し。

 






 

from CASTDICE TV

CASTDICE社の小林社長は、開成・東大卒の受験エリートです、ビジネスコンサル会社を経て、起業した方です。

英語の勉強をはじめたのは、就活の一環としてTOEICを勉強しはじめた大学3年生4月で490点。その後一念勉強し、930点をマークしたとのこと。彼の暗記術の原則は以下のとおりです。

  • 赤シートを使って隠さない。
  • 1単語1秒で音読する。
  • せいぜい2,000語の単語帳を使う。
  • 1週間で4週:1秒1単語で2,000単語帳なら1週間で4週が目安。 

  →計算としては、1週30分。余裕を持っても1時間半で1週まわせる

  • テストは、書き取りはやらず。赤シートで日本語を隠す。できたらOK

  →できたものはチェック。できていないものだけまたやる。

  →1回やってできた場合周回に入れないが、テストでは2回目もやり2回OKなら定着

  →1,500~1,800単語であれば、早ければ1週間で習得可能。

  • 丁寧に書き続けても、覚えられない。
  • 繰り返す際は、1単語を1回しか読まない(同じ単語を一度に何度も繰り返さない)。

 

この動画の投稿後、「補修」として新たに動画をアップしています。

 

  • どの単語帳を使ってもいいですか?

→なんでもOK。ただし、どの単語もわからないほど、レベルの違うものは選んではいけない。

 

  • 単語帳毎の制作意図とずれて、1秒1単語方式でよいですか?

『鉄壁』で言えば、まとめて単語を覚えさせる。『速読英単語』であれば、文章の中で覚えさせる。『システム』であれば、プラスアルファの表現がある。『ターゲット』なら1問1答。ただし、単語帳は、結局覚えられればどうでもいいわけで、自分がいい方法でいいとは思うが、自分はどれを使っても1秒1単語方式で覚えられる。まずは、8割くらいは、この方式で覚えてしまった後に、単語帳ごとのおまけ部分に目を通したほうが良い効率的に覚えられる。数学などの他の勉強は相応のプロセスを通して学んでいくべきだが、英単語や漢字は、どんな方法で覚えてもいい。自分は1秒1単語方式が良いと思う。参考書通りの方法でももちろん良い。

『鉄壁』に関する質問が多いが、東大でなくても使える。難易度が高くボリュームが多い。自分なら、これから入らないが、『鉄壁』の構成について分析してみる。

ex) sta-, stable, stability, establish とあり相互参照して推察に貢献するが、実際の試験ではバラバラにでるし、考えている時間はない。1秒1単語でも遅いくらい。

なので、このような相互参照で単語を推察して意味を思い出し、長文を読み込む、といった時間はない。単語帳の最終ゴールは、反射的に意味が出てくるようになること。

 

  • 大事なことは、繰り返すこと。

 →一番ダメなのは、途中でやめてしまうこと。ボロボロになるまで使い倒すことが最重要。繰り返すこと

 

from Atsueigo

 

大トリは、オーストラリアの大手会計ファームで会計士として活躍している日本人Astuさんによる英単語暗記法。

この方は、英語学習YouTuber(と言っていいのでしょうか)の中でも、かなり有名な方で、色々なサイトにゲストで呼ばれて自説を経験談をシェアしてくれていますね。

Atsuさんのトレードマークともいうべきものが、これまでやったボロボロの単語帳6冊

全部本当にボロボロで、どれくらい使い倒したかが一目瞭然。カバーがないのはもちろんのこと、中には綴じ糸がほつれ、修復したようなものまであります。

映画の美術さんの仕事に、新品の小道具を年期が経ったように見せる「汚し」という仕事がありますが、さすがにプロでもここまで汚しは無理だろう、というくらいの迫力です。

Atsuさんが使ってきた単語帳は、『CORE 1900』『キクタンadvanced 6000』『英検1級単語帳×2冊』『TOEFL単語帳』『IELTS単語帳』の6冊。

ちなみに、私自身も、TOEFLとILETS以外のものは持っていますが、もっと全然綺麗ですし、どれひとつ10週もしていません。心からすごいなぁ、と思うわけです。











 

そんなAtsuさんがあげる、英単語暗記法の要点は以下の5点です。

 

1.単語帳毎の戦略=全体像を掴むこと!

→そしてこれを反復的に刷り込んでいく一つ一つじっくりやっていくと何年もかかる。見たことあるぐらいで、次にいく。1つ1つに執着せずに、どんどん進めて、スピーディーに一周する。これにより、単語帳を画像的に全体像を把握できる。すると2週目ぐらいからなんとなく覚えたい気になっていく。1つの単語帳に10週くらいまわしてほしい。10週というと大変そうに思えるが、実は一周毎が早くなるので、最後は2日ぐらいで回せるようになるため、臆することはない。

映像のように覚える。実際に、単語帳に絵を描く。「rib」の隣に、「あばらの絵」と「草の絵」を描いておく。人の顔。ソリの形。わからない場合は、Google画像で調べて絵を描く。効率的でないように思えるが、ある単語の横にある画像があることを一体的に記憶できるようになるので、初回は時間がかかるが、次回からは飛躍的に定着度が早くなる。

2.ツリー構造で覚える。

→「amorphous」なら、下に「shapeless」と書いておく。そして「amorphous concept」という例を一緒に四角で囲む。という具合。これで3つの単語を覚えられる。他の単語を巻き込むように覚えていく。

 

3.マーカーを使う。

→覚えられないものにマーカーを引く。次の周回でも覚えられない場合は、下線を引く。覚えられない単語を浮き上がらせる。

4.1語1分以内。

→1語にかける時間を極力短くして、単語帳を回す。

5.短期間の間に復習する。

→すぐに覚えられなくてもいいからペースを大事にして高頻度で回す。最後は必ず覚えられるようになることに自身をもって続ける。

 

Atsuさんは、ブログでも精力的に自身の暗記法について紹介しています。参考になるものばかりです。

https://atsueigo.com/category/basics/memorization_word/

 

まとめ:3つのコツ

3人の英単語暗記法名人の暗記法を見てきましたが、結局みなさん面白いように重なった部分がいくつかありましたので。以下にまとめてみましょう。

 

1. 単語ずつに時間をかけず、スピーディーに進める(1単語1秒)。

2. 1周で覚えようとせず、10周程度回して、結果として定着しているようにする。

3. 単語帳の中で、覚えていないものだけを浮かび上がらせて回す。

 

三人三様の方法論や表現はありましたが、上の3点はどなたも指摘しているポイントでした。「そんな努力が続かないから困ってるんでしょ」という声も聞こえきそうですが、結局しっかりとしたボキャブラリーを持っている人は、それだけしっかりと時間をかけている、という至極当たり前の結論だったわけです。

 

ただし、個人的な経験からいっても、暗記の苦手な人がやりがちな「一単語ずつしっかりと覚えていこう」というやり方が、完全に間違っていることは大きな発見ではないでしょうか。これはすなわち、「何回も回さずに最低限の回数で『効率的に』暗記したい」という気持ちの表れだと思うのですが、そもそもその考えが、英単語の暗記という作業において大いなる誤りだということがわかります。

 

これから私もこの方法で、頑張ろうと強く思った次第でした。

英語学習については、高額なスクールに通う前に、かなり計画的に学習誘導してくれるような、自学ツールでコツコツやるのも一つの手ではないでしょうか。 ちなみに、うちの中一の娘はこれで英語頑張ってます。

 

 

 








Posted by yaozo