デレク・トラックス以来の天才児ギタリスト(今は大人)「Toby Lee」をご存じですか?
yaozoです。
以前の投稿で、デレク・トラックスとスーザン・テデスキの夫婦がフロントのバンド、「テデスキ・トラックス・バンド」について書いてみました。
どこかで、デレク・トラックスがいわゆる天才キッズギタリストだった、という件を書いたような気がします。
どこで書いたかわかんなくなりましたので、もう一回紹介します。
数々の天才kidsギタリスト
まぁ、知ってる人は知ってる(当たり前か)話なので、いまさらではありますが、↓は、11歳のデレク少年が、大人のミュージシャンに交じってスライド・ギターをプレイしているところです。2022年現在のうちの息子よりまだ小さい。まぁ、天才児ですよね。
プロになってからのインタビューを読むと、小さいときから「Open D」のチューニングで弾いてきたので、ノーマル・チューニングだとおぼつかない、みたいなことを言っていました。そりゃ今と完全に今とおんなじプレイスタイルですわね。
ジャズ・ギタリストなら、ジュリアン・レイジが有名ですね。
↓これまた、10歳のジュリアンがかのサンタナのステージで演奏する姿が記録されています。これで一躍天才ギタリストとして世界的に有名になったわけです。彼はその後、音楽学校で本格的に学ぶことになります。習うことあったんかね、しかし。音楽理論とかですかね。プレイ自体はこれで食べられるくらいだったんでしょうから。
日本では、Lisa-Xが有名ですね。今ではすっかりお姉さんになったのですが、↓の動画はなんなら世界を驚愕させたといったもいい動画なんでは?
8歳の女の子がPaul Gilbertの難曲を弾いちゃうんですからね。今から8年前の動画で8歳って書いてありますから、現在16歳でしょうか。NAM Showでもプレイしたりしてますね。
今ではすっかりお姉さんになり、「Lisa-x Band」なんてバンドまで組んで、完全にプロミュージシャンですね。
↓の真ん中の紫がLisa-Xです。お姉さんですねぇ。私なんて、それこそ早めに8-9歳のころからYouTubeで見てたので、福原愛ちゃんや、芦田愛菜ちゃんを見るような感じです。感慨深い。小さいころから変わらず、Ibanez好きのようですね。
天才児というのは、いつの世も国が違ってももてはやされるもののようで、英語では『prodigy』などといって、原則的には「天才」って意味ですが、多くの場合特に「天才児」に対して使われます。古くは、アマデウス・モーツァルトなんかがこれだったわけで、お父さんがアマデウス坊やをヨーロッパ中連れまわして、王侯貴族を驚かせていたようです。典型的なprodigyですね。
現代も、どこの国でもこういうの好きなんじゃないでしょうか。日本でも『天才ちびっ子大集合』見たいな番組が定期的にオンエアされてます。ギターやドラム、民謡といろんな天才児がいるわけで、ゲストで招かれた大人のタレントさんたちも、リアルにびっくりしてますよね。
英語圏でももちろん、こういう企画大好きなようで、いまなら『~ Got Talent』に代表されるアマチュアが芸を披露する番組で、定期的に天才児的なパフォーマーが出てきます。
天才児上がりの新生ギタリストToby Lee
↓は1955年からやっているという老舗TV番組(名前は何回は変わっているようですが)『Tonight at Londo n Palladium』という番組に出演している、11歳のToby Leeという坊やです。
McFlyという、なにやらおいしそうな名前のバンドの曲を「ご本人さん登場」的な企画で、有頂天でプレイしまくっているToby少年。
これは6年ほど前の姿なので現在17歳なわけですが、実はすでに有名ギタリストの仲間入りをしているそうです。まったく知りませんでしたが。
こんな時代ですから、TV番組での出演オファーを待つまでもないわけで、一度TVに出れば、あとはみんなが自動的にYouTubeで検索してくれますので、↓のような動画をアップロードしておけば、とんとん拍子にことは進んでいくようです。
ここでは、おそらくは上の番組出演後間もないころに、
僕のヒーローBB Kingに捧げます。
などといったクレジットとともに、アップロードされています。
すると、瞬時にして↓のように、なんとロンドンのToby少年が、米国メンフィスのBB King’s Blues Clubで、ギターをプレイすることになるわけです。すごいなぁ、このスピード感。
THE BB KING’S BLUES CLUB ALL-STAR BANDというハウスバンドをバックに、好き放題のソロをプレイしています。
1曲弾き終わってから、ボーカルの女性に「いくつ?」などと聞かれて「10歳です」って答えてます。かわいい。
もちろん手にするギターは、かのBB Kingのシグネチャーモデル「ルシール」という念の入りよう。
エピフォンなら10万円切ってるんですね。「バリトーン」といって、ボリューム、トーン以外に、サウンドカラーを変えられるスイッチがついてます。BB本人はあんまり触ってなかったような気がしますが、気は心ってことで。
で話はとんとん拍子に進み、Tobyの地元ロンドンのアルバート・ホールでライブを打つジョー・ボナマッサのステージにも出ちゃうんですね。2005年生まれだから、このときは13か14歳くらいです。
などといっているうちに、時は経ち、ハイティーンになったTobyは、すでに大人のギタリストの風格が出てきています。
↓で見れるように、Tobyは2022年8月現在でクルーズ船上のイベント『keeping the Blues alive at sea Ⅱ』のステージ上で、ボナマッサ、Keb’ Moといったブルースのスター連中とともにプレイしています。
ボナマッサが後ろでサポートしている、ってのもなかなかな光景ですね。
後半は、ボナマッサとのソロの掛け合いなんかがあったりして、心温まります。勝手に。
曲はジェフ・ベック・グループもカバーした名曲、「ブルース3大King」の1人フレディー・キングの名曲『Going Donw』です。かっこいい。
Spotifyで確認したところ、すでにシングルは何枚も出ていて、2021年にアルバムもリリースされていました。
ボーカルもやってるみたいです。さすがに17歳なので、声がやや幼いところはまぁ、仕方ないって感じですかね。
ラインナップを見ると、オリジナルに交じって、『Key to the Highway』『Kansas City』等の名曲のカバーも含まれています。
私は、最後の曲『You Don’t Know Me』のヘビーなギタープレイが一番気に入りました。
ちなみに、↑の船上のプレイはこの投稿書いているつい1か月ほど前のことで、かなり身長も伸びてきて大人っぽいですが、このアルバム発売したときは2021年で16歳だったので、ほんの1年とはいえ、学生なら高校1年から2年くらいの間なので、人によっては、一番風貌が変わったりする時期ですね。
Tobyもここへきてググっと大人っぽくなったらしく、↓の動画、アルバム発売前の告知では、まだ少年っぽいですね。
まぁ、デレク・トラックスもジュリアン・レイジも、天才児としてちびっ子のときから顔が知られているミュージシャン二人は、子供のときのイメージを払拭するためか、二人とも今では、顔中ひげだらけですので、おそらくToby Leeも、遠くない将来、ひげだらけの顔をアルバムジャケットで披露するのでは?と推察している今日この頃の私です。
ちなみに、Josh SmithとJimmy Vivinoもかっこいい
↑の船上ライブで、tobyとボナマッサ以外に二人のギタリストがステージに立ってますが、私、不勉強で二人とも知りませんでしたが、その筋では有名な方のようでした。勉強になります。こうやってどんどん良いアーティストを知っていくことになるんですね。なんて便利な世の中だ。
Josh Smithは、YouTube上では、尺の長いライブ映像が多かったので、↓の短尺の動画を紹介しておきます。こんだけで、ブルースロック好きの方なら、彼のギターの音が気に入ってもらえるんじゃないでしょうか。こういうテレキャスターの音、一番かっこいいですねぇ。
私は、デビュー・アルバムの『Over Your Head』が気に入りました。
Jimmy Vivinoは、船上ライブで上手にいた、太ったおじさんです。
Spotifyでは一枚だけアルバムが聞けました。The Bandの『Shape I’m In』のカバーから始まるライブアルバムのようです。
ではまた。
yaozoでした。
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