山下達郎 PERFORMANCE2019まとめ 当選しなかった方用にMCコメントを中心に。

音楽

2019年8月9日(金)

とうとう念願の、「山下達郎PERFORMANCE2019 @中野サンプラザホール」に行ってきました。

私は昨年の「PERFORMANCE2018」に続いて、2年連続でなんとか当選しました。また、今年はなんと中野サンプラザホール!!

本稿では、セットリストやパフォーマンス自体についてではなく、実際にいかないと味わえないMCコメントなどを中心にご紹介し、当選者の責務を果たしたいと思います。

残念ながら、今年はどこもいけそうにない!という気の毒な方に奉仕するつもりで頑張って書きます。

 

中野サンプラザホール会場入りまで

まずはサンプラザホール外観。当然ですが、一応。

中に入ると、チケットと本人証明書の提示をするチェックブースがあります。前回は、ここまで本格的なチェックブースがなく、入口で顔写真入りの身分証明書を提示するだけでよかったので「さすが中野サンプラザ・・・」などと妙に感心しました。

他の会場も、大都市の場合はやるんでしょうかね。

とにかく、こういうのは、初体験でした。

 

本人チェックが済むと、リストバンドを巻いてもらえます。

このリストバンドですが、フェスなどのようなものに一切いったことがないので、はじめての経験です。

帰宅後、外すときに、手で引きちぎろうとしましたが、全く歯が立たず、ハサミで切りました。

もちろん、手で簡単にちぎれるようでは、ちょっとどっかにひっかけた時に切れてしまいますので、用を足しませんから、結構丈夫にできてるんですね。

もっとやわなものかと思って、少し気を使っていたのですが、全く無用でした(汗)。

会場内に入ると、多方面からの花束がどっさり。

前回の松戸の「森の大ホール21」のときとはかなり違いますね!やはり東京、中野サンプラザホール!!ということでしょうか。

お!

中には、『東京FMサンデーソングブック様』から。そりゃそうでしょう。

ほんでもって、グッズのカタログ。自宅で撮ったので、かばんの中でぐちゃぐちゃになってます。

すんません。とりあえず、こんな感じでした。なんとなくわかりますよね。

とにかく、Tシャツを買おうと、グッズ売り場に並んでみました。

一応『TシャツでMサイズのもので残っているのはどれですか?』と販売員さんに聞いてみると『全部ございますよ』ということでした。そりゃそうか。

で、4種類あったTシャツの中で一番気に入ったもののMサイズを、めでたくお買い上げ~。

昨年も同じ色味のTシャツを買い、今年はまた新しいものが買えたので、今朝、昨年版を娘にお下がりしました。

以前にお下がりした「ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(黄色)」とともに、パジャマのトップスになってます。

私は、とりあえず今年はこれを着ます。にんまり。

で、座席は?と。

今思うと不思議なのですが、ファミマで交換した時に全く確認していませんでした。

行けることだけで満足してしまい、座席については期待してなかったからかもしれません。

で、当日になって↓のように席を見てみると、1階の6列目左のPAよりの座席。超素晴らしい席じゃないですか。

こりゃ、達郎さんが前回より近くに見えそうですよ!と胸膨らんだのでした。

会場直後にパチリと、1枚撮らせてもらいました。これくらいならルール違反ギリギリセーフじゃないですか。

アーチストの権利を気づつけていないでしょう、ということで(舞台監督、舞台美術関係の方ごめんなさい)勘弁してください。

 

セットリスト

セットリストは、現時点で2019のものはどこでも見れますので、今更ネタバレもなにもないでしょうから、話を進める上の土台として、親切なおじさんかおばさんのブログから拝借してきました。

1.SPARKLE
2.あまく危険な香り
3.ドーナツ・ソング
4.土曜日の恋人
5.Paper Doll
6.FUTARI
7.サウスバウンドNo.9
8.君は天然色 [大瀧詠一]
9.REBORN
10.セールスマンズ・ロンリネス
11.La Vie En Rose
12.Bella Notte
13.Have Youreself A Merry Little Christmas [Judy Garland]
14.クリスマス・イブ
15.メドレー
蒼氓
People Get Ready [Curtis Mayfield]
Blowin’ In The Wind [Bob Dylan]
希望という名の光
蒼氓
16.Get Back In Love
17.BOMBER
18.メドレー
LET’S DANCE BABY
不思議なピーチパイ [竹内まりや]
もう一度 [竹内まりや]
けんかをやめて [竹内まりや]
リンダ [竹内まりや]
純愛ラプソディ [竹内まりや]
毎日がスペシャル [竹内まりや]
すてきなホリデイ [竹内まりや]
元気を出して [竹内まりや]
LET’S DANCE BABY
19.ハイティーン・ブギ
20.メドレー
アトムの子
アンパンマンのマーチ [ドリーミング]
アトムの子

アンコール

21.プラスティック・ラブ
22.硝子の少年(ワンコーラス)
23.Ride On Time
24.Down Town
25.Last Step
26.YOUR EYES

 

10分遅れで開演

ということで、上のセットリストにそって、セットリストだけではわからない、MCこぼれ話を記憶の限りにご報告します。

今回もかなりMC長めでした。『毎度スタッフに怒られるんですが』などと言いながら、色々と語ってくれました。

ま何回かに一回は、話はじめちょっとしてから『そんなに神妙に聞くようなことじゃないので、あの、ほんとに、大した話じゃありませんから』などと照れ隠しをしていました。

もう口癖みたいなもんですかね。

 

ということで、例のごとく『SPARKLE』で開演しました。

2-3曲目が終わった段階で、達郎氏のMC。

「今日は、お盆時と重なって、どこも交通事情が悪く、お客様の中で来場が遅れている方が少なくないことから、私のコンサートでは大変めずらしく10分遅れでスタートしました」とのこと。

そういえば、普通コンサートといえば、「18:30開演」と書いてあるからと言って、18:30丁度に始まるコンサートなんてめったにありませんよね。

私は少なくとも、うまれてはじめてコンサートなるものを経験してから40年くらいたってますが、これまでに経験したことがありません。

せっかちの私は、1ベルが鳴ったあたりで、時計を見ては、『○分押しだねぇ』などとやるのが慣習のようになっていたように思います。

今回もそれをやっていたように思いますが、そういえば、松戸のときは達郎ライブが初めてだったこともあり、興奮のあまり記憶がありません。

上のようなコメントがあったということは、定刻スタートしていたのでしょう。

 

あまり気にしたことはありませんが、達郎氏はご自身で認めているように、なにごとによらず、頑固(意固地?)な面が見受けられますが、こういったショーマンシップというか、プロフェッショナリズムに関してポリシー面において徹底してますね。すごい。

 

3曲目のドーナツソングで、例のセカンドライン(Iko Ikoリズム)がいきなりはじまりました。

前回はもっと後半で(記憶があいまいですが)大瀧詠一メドレーという感じで何曲か、セカンドラインを使って歌ってくれたように記憶しています。

今回は、3曲目で「ハンドクラッピング・ルンバ」一曲で、あっさり大瀧カバーは消化してしまいました。

前半のMCでは、

「昨今、日本のみならず世界中で緊迫した空気が流れており、なかなか落ち着いた世の中が平静とは言えない状況ですが、せめてこのような音楽の時間だけは、思いやりとか、優しさとか相互理解といったことを思い出されるような場所にしたいと思います。なので、今日はできるだけ明るめの曲をやりたいと思います」

といったことを語っていました。

とはいえ、その後、暗めな曲(『セールスマンズ・ロンリネス』だったでしょうか)をやったのちに、「今日は明るめな曲をやります、なんて言ってましたが、結局暗い歌もやるじゃないか、ってなことですが、ご愛敬ということで」と、「シャレですシャレ」的な」

 

ライブ発のお披露目曲

7曲目は『サウスバウンドNo.9』。これは、ライブでの再現性を保つのが容易でない楽曲の1つらしく、人前で歌うのは今年のライブが初めてとのこと。

「2008年に再開した全国コンサートのバックメンバーがここ10年以上キープできているので、ここまでくるとほぼバンドのようなものなので、色々とライブでやれるレパートリーが増えてきていますので、キャリアの中で、300曲くらい書いてきた楽曲の中からいつでもやれる曲ってのが大体70曲くらいなんですが、毎年数曲はレパートリーを増やしていきたいと思っています」とのこと。うれしいですね。

まぁ、私なんか、ライブ2回目ですから、どの曲はやれてどの曲がやれなかったのかほぼわかりませんけど、『サウスバウンド(『COZY』より)』は大好きな曲なので、うれしかったです。

 

なんと『君は天然色』をフルコーラス

冒頭あたりで、大瀧詠一さんの曲は前回と違ってメドレーでやらずに『ハンドクラッピング・ルンバ』で別曲につなげた達郎さんです。

昨年もそうでしたが、MCで、先立つ親しい人々についてのコメントがありました。

「自分も60中盤を越えて、周りの友人・知人、親戚などがで鬼門に入るという人の数が年を追うにつれて増えてきています。なかでも、大瀧詠一さんは今年で7回忌を迎えます。」

そして、「はっぴいえんどの解散コンサートで、大瀧詠一さんのバックで(伊藤銀二のココナッツバンクがバックバンドを務めた際に)コーラス隊としてSUGARBABEで歌ったのが、人前で歌った初めての機会でした」と続けます。

「この方がいなかったら私のミュージシャン人生は随分今とは違ったものになっていたと思います。ご存知のように、大瀧詠一さんには、非常に熱心なファンがいて、『ナイアガラ―』といいますが、私はそういった方々が正直あまり好きではありません。なので、そう人たちの好みに合わせて私がなにかをやるのは絶対に嫌だと思って生きてきました。大滝詠一が亡くなられたときも、メディアに色々聞かれましたが、私にとって大瀧さんという人はあまりに存在が近すぎて、なにか言葉をいうなんてことができないような関係だと思っています。ところがというか偶然というか、先日あることがきっかけで、あるエピソードを思い出させてくれた方がいました。大瀧さんと私と仲間が何人か連れ立ってカラオケに行ったことがあります。そのときに私が『君は天然色』を歌ったところ、大瀧さんが『その曲、君にやるよ』といったのです。ずっとそのことを忘れてましたが、その方のおかげで先日、久しぶりに思い出しました。それで、私も年も取って、少し丸くなっても来ましたので、あまり窮屈なことは言わず、大瀧さんの言葉は、ある種の遺言というか指名のようなものとしてしっかりとうけとめて、歌ってみたいと思います」

といって、『君は天然色』をフルコーラス歌ってくれました。

もちろん正確な言い回しは違っていると思いますが、概要そのようなことをおっしゃってました。

 

歌い終わってから、

「先立たったミュージシャンは、肉体はなくなってしましますが、後に楽曲は残ります。こういった形で、そういう方々の歌を歌い継ぐことが、なんらかの供養になればと思います」とのこと。

そして「それに、まぁなんといっても大滝詠一を一番うまく歌えるのは世界中で私だと思ってますんで」と珍しく気色ばんで語っていました。

もちろん、会場からは大拍手なわけです。

 

でそのあと、『REBORN』を歌うわけですが、

大瀧さん一人ではありませんが、先だった人々すべてに対する感謝を、大瀧さんへの思いも込めて歌ってくれたように思いました。

 

あなたはいつの日かふたたびよみがえり

永遠のどこかで 私を待っている

たましいは決して 滅びることはない

いつかまた きっとまた めぐり会う時まで

少しだけのさよなら

たくさんのありがとう

少しだけの さよなら

 

MCの中でも、「自分がこの年までこうやってやってこれているのも、なによりも健康あってのことだとおもいますので、お客様もどうぞご自愛ください」と言ってくれました。

私のブログのメインテーマでもある「人生100年時代」という言葉も使いながら、「いろいろ、肩、背中、腰、内臓、足、と色々悪いところがある方もいるかとおもいますが、我々もまだまだ楽しく、生き生きとこの後の人生を過ごしましょう」と励まされました。

 

去年だったと思いますが、『サンデーソングブック』でリスナーから「長年、現役でライブをこなされきた達郎さんに質問です。何か健康の秘訣はありますか?」と質問をいただき、「特にこれといった特別なことはありませんが、青汁を飲んだり、サプリをとったり、毎日ウォーキングをしたり、といったルーチンを守っていることぐらいでしょうか」というような回答をしていたように記憶しています。

という中で、今年風邪をひいて、ライブを2本とばしてしまった、ということで随分心を痛めている様子で、ラジオでも、ライブでも言葉のはしばしで、健康第一といったことを離されているように思います。

今年は特に、難波さんの手術で、ライブが延期になったりと、健康面でなにかとこれまでと違う事案があり、健康のありがたみ、そして大切さに一層の留意をされているのではないでしょうか。

 

中野サンプラザホールへの愛着

前回参加できたのは千葉県・松戸市の公演だったのですが、今回は運よく中野サンプラザ。

MCでも、達郎氏は幾度となく、サンプラザと自分の音楽キャリアが切っても切れない、という点を力説していました。

Sugerbabeでもこのステージに立ったことがあるし、なにより現時点では、サンプラザの公演回数は、達郎さんが最多出演者らしく、人並みならぬ愛着があることを語っていました。

紆余曲折ありましたし、今でももめているようですが、現時点では2023年くらいまでは、この会場が使えるらしいとのことです。

で、この会場は音響面では「デッド(つまり、ナチュラルエコーがほぼない)」で、悪い会場ではないのですが、かといって、とりたてて良い会場でもない、とのこと(笑)。

なので、演者からは観客の拍手が、他の会場と比べ良く聞こえないので、いつもより少し力を入れて拍手をいただけると演者の方は助かります、と依頼して照れてました。

なるほど、会場によっていろいろあるんですね。

とにかく、中野サンプラザのステージは特別らしく、ここに立つと、今までのいろんなステージが走馬灯のようによみがえってきて感慨ひとしおらしいです。

よほど愛着があるのですね。

「大体、東京ドームが4万数千人入りますが、サンプラザだと2千人くらいです。なので、ドームで1回やれば、サンプラザ22回分できるわけですが、(コンサートというものは)そういうもんじゃありませんので、音響面、演出面、色々あって、やれる会場というのがどうしても限られてまいります。ということで、コンサートに中々来れない、チケットが取れない、ということで皆様には大変ご迷惑をおかけしてはおりますが、何卒、ご理解のほど、よろしくお願いいたします」とのことです。

私も東京ドームや武道館のコンサートに、選択肢がないため行ったことがありますが、まぁ、ひどい音ですしね。音が大きすぎて、割れすぎて、コード進行なんて全く聞き取れないし、ボーカルも聞こえない、とコンサートの体をなしてませんからね。

国際フォーラムなんて、いい会場ですけどね。

2000年代前半に、ブライアン・ウィルソンのコンサートに行きましたが、1階席の前から10列目くらいだったのですが、実にこじんまりとした音量で、とにかく全てのサウンドがちゃんと聞き取れるという、実に「音楽会」として正しいコンサートでした。

外国のアーティストだからだれでも音が悪い、というわけではありませんよね。

そういえば、大昔にジョアン・ジルベルトの最初で最後の来日コンサート(たしかそうだったような)に行きましたが、大会場で、たった1人でギターを持って2時間くらい演奏して終わりました。実にシンプルで味わい深いコンサートでした。

ちなみに、1時間以上開演が遅れた記憶があります。

影ナレが、2~3回「ただいま、演奏者の都合で、開演が遅れております。いましばらくお待ちください」とアナウンスしていたように記憶しています。誰も怒っていませんでしたけよね、さすがに。老齢に鞭打って、日本のファンに生歌を聞かせてくれるために、地球の裏側から飛行機に乗ってわざわざ来てくれたんですからね。それだけで手を合わせたくなります。

 

シティポップのブーム

そういえば、昨今、『Youは何しに日本へ』などでも紹介されてましたが、YouTubeの普及に伴って、日本の70年代から80年代の「シティポップ」愛好家の外国人が増えていまるようです。

達郎氏は、なんだかピンとこないらしく、先日もレコード屋で物色してたら、アメリカ人の30歳の男性が『Go Ahead』のLPを持ってサインしてくれ、と寄ってきたとのこと。なんでこんなの知ってるのと聞いたら、やはりYouTubeで見て好きになったからとのことだと。

で、「その男の子、というか男の子ではないですね、その彼が、『コンサートに行くから、この曲をやってくれ』と言った曲がありまして、それがこの曲です」ということで、『BOMBER』を演奏してくれました。

 

曲が終わると、「まぁ、『Go Ahead』なんて、発売当時は3万5千しか売れなくて、その半分は大阪で売れてましたからね。冒頭にも愚痴りましたように、この頃はよく言えば、私の『下積み時代』、悪く言えば『不遇時代』だったわけで、なんとも感慨深いもんですな。その人コンサート来れてますかね」などと言っていました。

でもなんであれ『BOMBER』が聞けてよかった。かっこいい。私はどちらかというと、この『不遇時代』の彼のサウンドの方が、『Ride on Time』や『Get Back In Love』以降、いわんや特に2000年代のサウンドや曲より好きです。

割りに偏屈で好き嫌いの強いファンの1人なのです。

 

今年は竹内まりやメドレー

18曲目のメドレーは、『LET’S DANCE BABY』からスタートです。

例の指鉄砲のクラッカーの数がすごくて驚きました。

達郎さんも驚いたらしく「さすが東京、すごい!」と歌の途中で言っていました。

でそのビートもまま、「竹内まりやメドレー」に突入です。

終始、おどけた調子で、振りまでつけて、アイドルっぽい歌い方をしながら、8曲連続で歌ってくれました。

そのまま最後は『LET’S DANCE BABY』にもどってきて、締めました。

 

ラジオでもおなじみのプロモーション、竹内まりやの3枚組のお買い上げをおねがいしますと、おしどり夫婦ぶりを感じさせてくれました。竹内まりやメドレーもそういうことでしょう。

「3枚組で4,000円、1曲60数円と大変お得になってます」とPRしていました。

 

ところで、達郎さんのコンサートでは、客層が高齢だということもあり、ほとんどが座って聴くことになります。私もとても楽です。

しかし、「Let’s Dance Baby」になると、立っていい、というかみんな立つので、座ってるの見えなくなるので、自然と立って踊り手拍子し聴くことになるわけですが、私の真ん前に座っていた30代くらいの女性が、とても礼儀ただしくて、立ち上がる際に、真後ろの私や私の隣の席の方々に、ちょっと振り向いて軽く会釈してくれたのです。

こんな礼儀正しく立ち上がる観客を見たことがありませんので、コンサート終盤にきて、かなり感動したことをおぼえています。

達郎さんのコンサートは来場者の平均年齢が高いので、そんなに乱暴で無礼な人はほぼみあたらないのですが、かといってここまで礼儀正しい人も珍しいもんだんなぁと思い、強く印象に残りました。

 

それで、また立ち上がった後、アンコール前で座るわけですが、アンコールでもう一度立ち上がる機会がありましたが、その時もやはり、こちらを軽く振り返り、すみません、とばかりに会釈してくれました。

黄色のカーディガンの貴女。随分礼儀正しい方でしたね。なんだか感動しました。おかげでコンサートもより一層楽しめました。ありがとございましたね。

 

カバーの方がうける?

大滝詠一さんや竹内まりやさん、そしてCutrtis Myfield, Bob Dylanや、スタンダードのカバーも多かったですが、自身でも、「カバーの方がうけるという妙な現象が起こってますね」と苦笑していました。

「一昨年、昨年に続き、受け狙いを」といって『ハイティーン・ブギ』を歌ってくれました。

アンコールでは、『硝子の少年』もありました。達郎バージョンはやっぱりちゃんとしたポップスになるから不思議ですね。

 

そういえば、他の方のツイッターで読んで思い出しましたが、これからも頑張りますので応援よろしくお願いします的なコメントの際に、

「ダンサーも、プロンプターも、口パクもなしで、あくまでもガチンコでやっていきますんで、よろしくお願いします!」と力強く語っていました。

プロンプターはいうに及ばず、ダンサーや派手な演出(主に電気的/デジタルな舞台演出なもの)は、今やどんな硬派なアーティストも、演出上、技術上の面から使われるようになっていますが、達郎さんのコンサートは、ミュージシャン以外、舞台の上に立ちませんね。そういえば、そうでした。

今回も、ステージ演出について、「私のステージは、どちらかというと、演劇の舞台造形に近い感じでやってます。まぁ、それを見て『昭和だねぇ』なんていう方もいますが、そんな電気でバチバチやるほうが、よっぽど昭和だと思いますけどね。私はあくまでもこういったフィジカルといいますが、現実の、リアルに目で見えるちゃんとした舞台造形を使ったステージでやっていきたいと思っております」といったようなステージ感を語ってくれました。

なるほど。音楽がちゃんと聴けるギリギリのサイズの会場選択。音楽の邪魔にならず、音楽を後ろから支えてくれるような舞台造形。強いクラフトマンシップを感じさせてくれます。

 

最後は、マイクスタンドを最前方まで移動してきて、昨年同様アカペラで『Your Eyes』を歌ってくれました。

途中でテープバックコーラスが入りますが、スポットを浴びた達郎氏が最後1人でステージを締めくくるのです。

 

非情に満足のいく3時間半でした。

こんな長い時間、66だか67だかの達郎さんが、アンコールまでの3分ほどのインターミッション以外は、ほぼ休憩なし、立ちっぱなしで歌っているわけですから、気力・体力ともにすごいですね。

 

『Your Eyes』は逆に、たまには竹内まりやさんのバージョンでどうぞ。

 

 

最後に超ド級ビッグニュース!!

アンコール前のMCで2008年からやってきたツアーを、来年2020年は一年休みます、との発表がありました。

理由は、2020東京オリンピックの大騒ぎで、交通機関・宿泊機関などのパニックを考えると現実的にツアーは無理だろうと、断念したとのこと。

そりゃそうですね。

 

そういえば、MCで、「昔は、コンサートは冬にやるもんだ、なんて言われていましてね。なんでですか?っていうと、『北陸・信越から北海道・東北なんてな、冬は雪が降るだろう。そうすっとおまえ、他に楽しみがないからコンサートの客の入りがいいんだ』なんて、言われてました。ほんとだかどうだかわかりませんが、そう言われてましたね。ただ、冬にコンサートやると、どうしても、乾燥してしまって、昔は地方の小さなホテルに泊まらされてまして、もうバスタブにお湯を張って、部屋の床も水浸しにして、乾燥を防ぐような工夫をしてましたね。でも、やっぱり、乾燥はのどによくない、ということで、それで春から夏、秋口くらいまでのコンサートに変えたんですけど。やはり喉にはそのほうはいいようで、ずっとそういったタイムスケジュールでやらしてもらってます。でも、まあそうすると来年はオリンピックがありますので、どうしても、同じぐらいの規模の現全国ツアーは現実的に無理だろうということで、断念したわけです」ということでした。

 

ただ、その間は、アコースティックライブを月1本くらいでやってくれますし、リマスターの仕事も何枚も待ってますし、なによりも、現時点で新しい作品づくりに入っているのですが、昨今の音楽機材や手法、作曲手法などの変化を少し腰を据えて研究して、今後の音楽づくりに活かしたいとのこと。

60代後半になった達郎さんですが、まだまだ音楽の追求の旅は終わらない、ということでめでたいばかりです。

鬼籍に入られた先達の分まで自分がやらなければならないという強い使命感を持っている、との言葉も聞かれましたが、その求道者的姿勢には頭が下がります。

 

来年はツアーがないということで、「これからは毎年ツアーに応募しよう」と心に決めていただけに少し残念ですが、代わりにアコースティックライブに応募してみようと思います。

どちらかというと、個人的には狭い会場で、比較小さな音で聴く音楽会の方が好きなので、存外そちらの方があってるかもしれませんね。

ということで、MC内容を中心にお届けしてきました1万文字。楽しんでいただけたら幸いです。

 

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Posted by yaozo