ネット回線NURO、驚愕のスピード
yaozoです。
マンション住人の若返り
行政機関とデベロッパーが組んで、まちの再開発を行うと、一気に高層マンションが建ったりして、大変驚かされます。私の周囲もタワーマンションが数年かがりで数棟経ったおかげで、随分風景が変わってきています。
私の住んでいるマンション自体は10階建てくらいなので、周囲の高層マンションを見上げる格好になります。
そのような高層マンションが建ってくると、町の住人の若返りが顕著になります。場所によっては、フロー型リッチな30代くらいの家族がどっと押し寄せてきて、スーパーなどでの買い物客の客層が変わったりして、変化が分かりやすいです。
そんな中、私の住んでいるマンションも、築20年程度とかなり古い部類に入ってきておりますが、このようなマンションはマンションで、また住人の入れ替わりが起っています。というのも、建ったばかりの頃に、たとえば40代より上だった住人は、現在60代以上ということになるわけで、人によっては、一緒に住んでいた家族が巣立っていき、夫婦二人となったり、また夫婦二人暮らしの家族の場合、パートナーが旅立たれたり、専門の施設に入ったり、ということで一人暮らしということになったりするわけです。
となると、マンションを売って、郊外にある、より小さなマンションに引っ越ししたりすることになり、このマンションを出ていくわけです。
ということで、築20年のマンションに、周りのタワーマンション同様、30代の家族が入居してきたりします。こういった具合に、最近私の住んでいるマンションも十人の「若返り」が進んでいます。
ある日突然、今まで聞いたことのなかった、赤ちゃんの泣き声を朝夕耳にすることになったりして、頬が緩んだりします。エレベーターでは、近くの幼稚園の制服を着たお子さんを連れた若いママやパパと乗り合わせるようになり、これまたこちらまでウキウキしてきて、住人若返りのメリットをほんわかと実感しているのです。
マンション若返りのデメリット?
他方、若返りのデメリット、というのも言い過ぎですが、従来のメリットが失われる点もないこともありません。そのうちの1つが、ネット環境の悪化です。
具体的に言うと、これまでマンションにひかれている光ファイバー回線を周りの住人とシェアしていたわけですが、周りの住人が今より高齢者層が多かったことから、インターネット回線の速度については、なんとか我慢できる程度でした。
ちなみに、回線はNTTのフレッツ光が引かれていますので、それをシェアしている格好です。
もちろん、高齢者層の方々も、インターネットくらいするわけで、完全に我が家で回線帯域を占有していたわけではないのですが、住人の若返りによって、最近明らかにネット回線速度が著しく低下してきていました。
我が家は、TVでもApple TVを使って、Netflix、Hulu、YouTube等をガンガン楽しみますし、その間同時に別の端末でiPadを見ていたりするため、両方の端末共に、事実上断線状態になることがしばしばでした。
特にHuluの止まり方が半端ではなかったですね。これは、ベンダー側のサーバーパワーなんかも関係するのかどうかわかりませんが、YouTubeやNetflixよりも、Huluが大きく影響を受けていたように記憶しています。Huluは、日テレ系列ですので同局の番組や、邦画に強みがあるので、私はあまり見ないのですが、家族が必要だということで長らく契約しており、毎月の支払い分程度には利用させていただいています。
という事情から、家族からはHuluのコンテンツが見られないのでなんとかしてほしいとの要望が強く、ご多聞にもれず、何度かルーターを変えたりしてみましたが、やはりこういう対処療法ではいかんどもしがたく、どうしたものかと悩んでおりました。
救いの主登場!! 驚愕のISP、NURO光
そこで、目にしたのがNURO光のTV広告です。「最大2Gbps」という誇大広告火富が舞うばかりのコピーを見て、「へ~、ほんとうかしらむ」といぶかしがりながらもうっすらとした興味をもっておりました。
そんなある日、マンションの郵便受けに、当マンションもNuro光契約ができる旨をうたったフライヤーが投げ込まれておりました。じっくり読みこんだ結果、早速電話し、担当の代理店の方と話しこみ、色々不明瞭な点を教えてもらい納得したので、そのまま申し込みをし、工事日の予約をしました。
工事日は、電話した日の3~4日後の日曜日だったので、せっかちな私としては満足できるリードタイムでしたし、回線関連でよくあるような、「当日、クリティカルなトラブルが露見して、後日ベテラン技師による再工事」といったこともなく、当日中にNURO光に変更できました。
これまでは、早くても下りで一桁Mbps程度という酷い有様でしたが、今では下りで600台、上りでも500台と信じられないパフォーマンス改善が見られました。
マンション内での設置ですので、「NURO光 for マンション」というサービスです。
下の写真は、さっき測定したものです。すごいとしかいいようがありません。
これは、うちのマンション内でのNUROの契約者数がまだ少ないため、シェアする人が少ないからかなのかと思っていました。しかし、よくよく同サービスの公式ホームページを読み返してみると、他のファイバー事業社と回線の方式自体が異なることが早さの理由とのこと。
同社はNTTの回線をダークファイバ―として借り受けながらも、GPONという規格を用いているために高速を実現できるのだとのこと。
公式ホームページでは、以下のように説明されています。
GPON(Gigabit capable passive optical networks)とはITU-T標準化規格G.984シリーズで規定された伝送技術で、通信速度は最大2.5Gbpsまで対応しています。
実際に、利用可能なエリアでの実測データも公開しています。エリアによって差はありますが、概ねどのエリアを見ても、満足のいくスピードであることがわかります。
お住まいのエリアで利用可能であれば、料金的にも他社と遜色ないですし、是非お勧めします。
私は、たまたまPCの置いてある部屋に回線の口があったので、PCは優先接続しています。TVの置いてある部屋と全く端っこ同士の位置関係なので、wifiルーターから距離もありますし、扉二枚超しになりますので、TVの回線速度はPCほど出ていませんが、それでもHuluでもほとんど途切れることがなくなりました。家族も大満足です。
スマホアプリの「Wifi Analyzer」をインストールして、実際に計測してみましたが、 やはり満足できるスピードをたたき出しています。
とまぁ、とにかく乗り換えを決心して良かったなぁ、というお話でした。この種のサービススイッチというのは、スマホに代表されるように、とかく手続きが面倒なので、ついつい諦めてしまうものですが、我慢の限界が来たという場合は、気合を入れて取り組んでみるに越したことはないということを実感した次第でした。
みなさんも、面倒で後回しにしていることを洗い出してみて、是非トライしてみてはいかがでしょうか。良い結果が出るかもしれませんよ。ダメならダメなことがわかったので、ナレッジ強化ができたわけでし、少なくても元に戻せば最低限元のレベルには戻るわけですし。
とはいえ私自身、ここに至るまで数年はグズグズと悪あがきをしていたので、この体験談は自慢めいて聞こえる(読まれる)と本意ではありませんので、悪しからずご理解のほど。
NURO光のデメリット
ここまで良いことずくめのNURO光だったのですが、今日的な視点から一点だけ、デメリットというか懸念点があります。
それは、モデムが中国のZTE社のものだということです。
昨今の米中新冷戦の影響で、米国をはじめとする西洋諸国、そして我が国でも、中国製IT機器、わけてもネットワーク周りの機器については、排除の方向で物事が進んでいます。
これは、次世代無線ネットワークである5Gの覇権争いが表立った争点となっていますが、無論その実態は、国防力争いという極めて重要なテーマなわけで、我々市民もこの問題に目を背けるわけにはいかないでしょう。
ということで、物事良いことづくめではない、ということですので、何を得て何を諦めるか、という話ですね。
私としては、NUROに変えてから、気休め程度ですが、PCの前面にあるwebカメラにテープを貼って、ハッキングのリスクを低減してみました。本当に気休め程度ですけどね。
とはいえ、こんなことを言い出すと、そもそも使っているデスクトップPCが、Lenovoのideacentreだったりしますので、あくまでもまぁまぁな感じで考えています。
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