シニアの英語学習 その目的と意義

英語学習

yaozoです。

40年前の英語学習事情

シニアが英語を学習する目的や意義について考えてみたいと思います。

2019年現在の日本では、世をあげての英語学習熱が一層上がっていますね。「英語ビジネス」も大繁盛の様子で結構なことです。

もちろん我々60近いシニアの若い頃、つまり40年以上前からも、「これからは英語のひとつもできなきゃだめだ」などと言っている人はいました。

また、事実、商社勤務で外国の企業とビジネスをやってきた方々が、日本の経済成長を支えてきたわけですから、論理必然的に、仕事で英語を常用していた人も一定数いたはずです。

とはいえ21世紀に入るまでは、そういった我が国の貿易や経済成長を支えてきてくれたような、本当に実務で英語が必須な特殊な仕事についている方々以外は、今ほど猫も杓子も英語を勉強していたわけではありませんでしたよね。

私の記憶では、上にあげた商社で頑張っていた諸先輩方は、そもそも英語が好きで、英語を活かせる仕事がしたくて商社等に入ったような人たちではなかったでしょうか。また、同様の理由から、通訳や翻訳の世界で頑張ってきた先輩方もいたように思います。

なので彼らにとっては、英語学習自体は全く苦ではなかったと思います。どちらかと言えば、英語を話して外国の方とコミュニケーションをするのが楽しかったような部類の人たちでしょう。

 

21世紀の英語学習事情

ところが、21世紀に入り、英語学習事情はガラリと変化したように思います。

最大の原因の1つは、「市場のグローバル化」ですね。我が国の市場は、様々な業種・業態で飽和状態を迎え、これまで以上に海外との取引を強化しなければ、企業が立ち行かなくなってきました。これは、より多くの海外のお客さんに商品やサービスを売るという側面と、より安い労働力を海外の生産者から買う、という2つの側面があるかと思います。

このいずれの場合であっても、英語はビジネスツールをして必須となってきているわけですね。

この方向性に拍車をかけたのが、2010年に発表された楽天の社内英語公用語化だったかと思います。この企業の場合は、上の言い方で言うなら、売り買いの双方で英語スキルの必要性があるのだと推察されます。無論、部署によっては濃淡がかなりあるでしょうから、実務ベースではあまり英語化の必然性のない人にとってはかなりつらい状況かもしれませんが、何しろトップ自身が英語ができる人なので、従わざるを得ないのでしょう。

その後、ユニクロが2013年に同様の施策を実施しましたが、彼らの場合は、どちらかというと買いの側面で英語が必要になる部門があるのだと思います。楽天と英語学習の必然性は相対的に低いと推察されますが、まぁ、経営者のお考えがあるのでしょう。

このような企業内での英語活用に関して突出した数社の日本企業の動きが、日本のビジネスパーソンの英語学習熱をこれまでとは違うレベルに押し上げたトリガーとなったのは間違いないでしょう。メディアも随分と注目し、煽っていたように記憶しています。

今では、就職試験の際に、TOEICの点数を足切りに使ったりする企業も少なくないようです。大企業の多くが、多かれ少なかれ英語運用能力(あくまでTOEICの点数で判断)を採用判断の指標のひとつにしています。

特に外資系企業では、マネージャー職の昇進試験にTOEICの点数が影響するところもあるようで、英語が好きではない方たちの感じるストレスは察して余りあります。ある企業ではマネージャーになると、毎年毎年、英語力の維持を目的として、TOEICの点数を提出させられており、たとえば850点を下回ると、降格もありうる、などといった怖い話も聞きます。

 

シニアが英語学習をする意義

まぁ、就活生をはじめ、20代~40代の方々や、上にあげたような英語力維持が年収や役職に影響するような方々にとって、英語学習は、好き嫌いの問題ではなく、とにかくやらなければならないタスクの1つになっているわけです。

他方、60前後のシニア層が、ここへきて英語を学習する意義があるのかどうか。あるなら、それはどんなものなのか。そのあたりのことを今後時間をかけて考えてみたいと思います。

私自身は、中学生のころから英語が好きで、というか英語以外の科目がてんでダメだったので、学生時代は、楽しみながら英語の勉強をしてきました。

特にカーペンターズやベイシティローラーズといった海外のポップスを聞くようになり、カレン・カーペンターズやレスリー・マッコーエンの歌声に合わせて、歌詞カードを見ながら一所懸命真似することで、発音や文法、そして歌詞の意味といったものを考え、楽しく勉強してきました。今でもこの時の日々が私の英語の土台になっているといって間違いないと思います。

とはいえ、社会人になってからは、特に英語を必要とする仕事につかなかったこともあり、まったく勉強らしい勉強はしてきませんでした。でも学生時代からすでになんとなくのブロークンイングリッシュで、ほんのたまに訪れる英語話者との会話にドキドキしながらも対応できたりしたので、無根拠な自信を持っていました。特に映画やポップス熱は社会人になっても冷めることがなかったので、できるだけ英語に触れるようにはしていました。

しかし、そのうらはらで、しっかりとした勉強をしていないことも自覚していたので、「私の英語力は本当はたいしたことがないんだろうなぁ」ともやもやした気持ちで社会人として過ごしてきました。

そうこうして30代も後半になってくると、新卒の面談に同席させていただいたりすることも少しづつ増えてきて、若い世代の履歴書を見る機会が増えました。

そこで驚いたのは、彼らはみな判で押したように、履歴書にTOEICの点数を書いていたことです。中には英語を専攻した方などもおり、TOEIC800点以上という方に接することも珍しくないようになりました。

 

シニアの私自身の英語学習遍歴

私の若いころは、TOEICは今ほど大きな市場を形成しておらず、まだまだ英検が主体のころでした。TOEICという名称を知ったのも、それほど昔のことではありませんでした。だからといって、英検についても、上で偉そうなことを書いていますが、たしか中学1年生のころに学校で受けさせられた英検4級しか持っていなかったように記憶しています。今と違って学校も、3級だ2級だと、うるさく言ってませんでしたしね。

ともあれ、若い世代に「流行」しているTOEICなどを受けたことのない中年としては、その800点が、自分の英語力と比べてどれくらいすごいのかそうでもないのかがわかりませんでした。

そうこう言っているうちに、楽天/ユニクロ的なビジネスシーンに突入し、私もいつまでも逃げ隠れできなくなり、一念発起して40歳も後半になり勉強してみました。

長い話を短くすると、TOEICは何度か受けてみましたが、900点~980点くらいの間を行ったり来たりするといったところです。特に2016年に問題の難易度を愕然とするほど上げてきてからは、なかなかきついものがありましたが、自身の英語力の強化とパラレルに進んだためか、点数自体はそれほど下がりも上がりもしていません。

途中で、学生の頃4級で終わっていた英検にもチャレンジし、いきなり準1級と1級を同日に午前午後で受験してみました。結果、準1級は合格しその後の2次試験も何とか切り抜けて準1級を取得しました。

準1級合格の知らせを受けて、再直近の1級の試験に2度目のチャレンジをし、1次合格。そのまま2次試験も合格し、これで晴れて英検卒業ということになりました。

英検1級の重圧

実はこの英検1級は、私にとって思い出深い資格なのです。というのも、中学校の英語の授業が終わったときに、英語が好きになってきて英検4級に合格したころの私は、その時の英語の先生に「先生は英検1級なんですか?」などという、今考えればいかにも無神経な子どもらしい質問をしたのですが、その時の先生の答えが、ひどくかったのです。いわく、「持ってないよ。英検1級持ってたら、こんなとこにいない」と。 この言葉が今でも記憶に強く残っておりますが、これはその後の英検1級恐怖症のようなものの原因となりました。

「学校の英語の先生でも取れないほど難しいんだなぁ」「よほどの才能のある人か、耐えられないくらいの努力ができる人しかとれないんだろうなぁ」というふんわりした畏怖心のようなものを長らく持っていました。

ともあれ、そのような次第で英語勉強を数十年振りに復活して、なんとか仕事でも使えるレベルになったように思います。とはいえ、外資系企業に勤めているわけでもないので、そんなに英語を使う機会は多くありません。

というような自分が、本格的なシルバーエイジを迎え、英語を勉強する意義について考えつつ、文法、表現、ボキャブラリー、歴史、そして英語学習法等といった英語そのものについての考察や、英語と仕事、英語と社会貢献、英語と私生活、といった様々な側面についても、これからこのブログをベースにして、考えていきたいと思っています。

 

※結局私は、英検1級に合格しましたので、英検1級受験に興味のある方は、私のブログの中でも一番読んでいただいている

50歳過ぎたシニアが、1年で英検1級に合格しTOEIC975点を取るまでの軌跡

をご参考にしていただくと、元気が湧いてくるかもしれませんよ。

 

おまけ:イギリス英語学習について

英語学習については、高額なスクールに通う前に、かなり計画的に学習誘導してくれるような、自学ツールでコツコツやるのも一つの手ではないでしょうか。 ちなみに、うちの中一の娘はこれで英語頑張ってます。

 

 

また、私はTOEICのリスニングの問題で、どうしても、あのイギリス人の年配の女性の声で話されると、うまく聞き取れなくて、毎回難儀していました。

イギリス人の友人もいて、週に1回くらいは、Skypeで話しているんですが、なぜか一発勝負のTOEICの際には、相性もあるのかもしれませんが彼女の話が入ってきません。

そんな私のようにmイギリス人が普段の生活で話している英語を実際に「手加減なし」で聴き取って理解したい、という方には、「生のイギリス英語を現地の生録音」を使ってしっかりと「精聴」しよう、というコンセプトで作られている↓の2冊がおすすめです。

小川直樹さんと川合良平さんというに2人による、どちらかというと文化人類学的なフィールドワーク的アプローチの「現地語採取」に近い感じで、今のイギリス英語(話し言葉)を記録し、それを文字に起こし、そして解説する、という極めて面白い企画です。 まぁ、もちろん一発目は、音声だけ聞いて自分がどれくらい聴き取れるかやってみるんですが、インタビュアーがペラペラなので、対象のイギリス人もそりゃもう普通に、言葉につまったり、省略したり、訛ったりして、全く普段通りに話してくるので、わからない箇所が多いです。それを、しっかり聴き取れるプロが、文字に起こしてくれてるわけなので、「へ~なるほど、そうやっていってるのか。わかんなかったよ」というAHA体験が味わえます。 私にとっては、大変貴重なイギリス語学習の教材です。 RedとBlueがあります。

 
 

  また、私も大好きな「シャーロック(カンバーバッチ版)」でイギリス英語にしびれた、という人も多いと思うのですが、ファンの方にもそうでない方にも、マンガでバイリンガルでシャーロックのシーズン1の3作を再現してくれている↓の3冊が超お勧めです。 大昔、ピーナッツ(スヌーピー)のバイリンガルマンガが好きで一所懸命読んで勉強したことを思い出す。 今考えると、子供用とはいえ、学校では習わない結構難しい表現が多くて苦労しました。というより、子供用だからこそ、我々が学校で習わないような「生っぽい」英語が多いので、知らない表現が多かったですね。

とにかくマンガで勉強というのは、現代の学習方法としては最も優れたものの1つですからね。 気になったセリフ回しがあって、対訳だけでは物足りない方は、そこだけネットサーフィンして徹底的に深堀りすると言った学習方法も楽しいですね。私は結構やりました。発見が多いですよ。 個人的には、「シャーロック」はシーズン1が最高の出来栄えだと思っているので、この3作だけでいいのではないかと思います。あくまで、個人的にはですが。 寝ころびながらのイギリス英語学習、いかがでしょうかね。

 

 
season2からもEP1分だけ出てます。

 
これは、「ヤングエース」(すみませんが、買ったことがありません)で連載されたものを、単行本としてリリースしたもののようです。こういうの連載するなんて、なかなか根性ありますね。
 
 
私自身は、小学生の娘と二人きりロンドンに旅行に行った際、時間の都合から、『Sherlock』の実際の撮影場所のカフェには行けませんでしたが、バスで、ベーカー街221Bをゆっくりと通りました。ただし、あいにくの雨で、なおかつ傘を持った行列がしおこたまできていたので、6歳の娘を一時間以上行列させるわけも行かず、ホームズ博物館はには行けませんでしたが、良い思い出です。
 
↓こんなのも買ってしまいました。わしゃ、カンバーバッチ・ファンか?
 

 

 
カンバーバッジにやられて、ホームズを好きになった方はもちろん多いことと思いますが、↓のような『Sherlock』からは入って、『本家シャーロックホームズもの』に入門するのもなかなか面白いかもしれません。

 

 

なぜ、『Sherlock』が製作されるに至ったか、そして、そもそもの原作はどのようにして出来上がっていったか(なんなら、本人の思惑を超えた、世界的モンスターコンテンツに成長したか)といったことの概要がつかめてより一層『Sherlock』にはまること請け合いです。
製作陣、特に、脚本と出演(シャーロックの兄、マイクロフト役)のマーク・ゲティスと、プロデュ―サーのスティーヴン・モファットは大のシャーロックホームズもののマニアです。モファットの妻であるスー・ヴァーチューがプロデュ―サーを務め、このトライアングルで、名作『Sherlock』は生まれました。
 
ちなみに、スティーブン・モファットは、『ドクター・フー(なかなか本国ほど日本では人気があがりませんが)』のプロデューサーを長年務めました。
 
正直私自身も、『ドクター・フー』は、何度か見ては、画質や演出(ドクターといっても、医療モノではなく、完全な「SFもの」なんですが、SFXがちょっとチープだとか古いとか・・・)、そしてイギリス人の好みなんでしょうけどドクター役の訳者がなんとも感情移入がしにくい方ばかりと、主要な点で、どれもちょっと肌に合わないなぁ、という感じでした。
なので、どのドクター(長寿番組なので、主役のドクターが何シーズンかに一度変わります)の回もどうも、趣味じゃなかったんですね。お国柄でしょうか。なんどかチャレンジしたんですけどね。まわりのイギリス人がかなり勧めてくれるんで。
 
ところが、なんと!待望のというか、これならいけるという、ドクターシリーズが誕生しました。
13代目にして歴代発の女性ドクターです。俳優はジョディ・ウィティカ―。
これがまた生き生きしていてカッコイイ。最初からこの手があったんじゃないの?というぐらいはまってます。また画質や演出技法の発達に伴って、ハリウッド映画やニューヨークドラマのクオリティを見慣れている現代人の目にも遜色なく楽しめます。
To see is to believe.
ということで。かっこいい最新のドクターを見てみれば、この演出、この空気感、『ブラック・ミラー』や『ブロードチャーチ~殺意の町~』で印象深い演技を見せてくれました。今回はやや大ぶりなコミディエンヌぶりで、徹底して元気をくれます。
 

ちなみに、流れている曲は、ジョディ・ウティカ―がコールドプレイの約20年前の名曲『Yellow』を、BBCの「Child in need」というチャリティアルバムのためにカバーしたもの。実際のレコーディングにコールドプレイのメンバーが表れて肝をつぶすジョディという場面もありました。

2019-2020年現在のところ、huluで最新シリーズである、「ジョディ版のドクター」が見れます。トライしてみてはいかがでしょうか。

 

ともあれ、シニアが思い立って英語学習を再開してみると、数十年前の教材とは、ドラスティックに変わっていることに驚くことと思います。私が学生の時にこんだけコンテンツが選び放題だったらなあ、となんだか悔しい気分になるほどです。
しかし、とはいえ、現時点では、私たちシニアにも、若者たちと同様に、これら豊かな学習コンテンツが等しく用意されているんですから使わない手はありませんね。
う~む、つくづくいい時代だ。こりゃ、英語力も上がるわけだわい、と。
 

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Posted by yaozo