はじめてのエレキギター選び:とにかくテレキャスターの一択です。
yaozoです。
このページに飛んできたというということは、これからはじめてエレキギターを買おうと思っている方々のはずですね。
さて、ビギナーのためのギターおすすめサイトは、いやになるほどあります。
初心者としては、何もわからないうちから、楽器店さんの言うままにギターを買うのはいやなものです。
かといって何を買っていいかわからない。困る。
という人のために、たくさんのエレキギター初心者用サイトがあるわけですね。
私自身、エレキギター初心者の時期そういう時間を長く過ごしましたし、そんなビギナーに対するコンテンツは、ホームぺージが無かったころ(漫画雑誌の広告で、通信販売でエレキギターを売っていたころです)から、いやになるほど、たくさん見てきました。
今日はここで、そんな悩めるあなたに、決定的な助言をしたいと思います。
昔の自分への助言というか、手紙みたいなつもりで書きます。
最初に言っておくべき前提ですが、私はギターの専門家でもプロのミューシャンでもありませんし、ギターの腕前も、YouTubeに投稿して、千や万単位の「いいね」がつくような腕はありません。
ただし、ここであなたに私が助言をできる根拠みたいなものがあるとしたら、私は「ギターを持つ」ということに関して、40年近くの間、執着をもって生きてきたという事実です。
特にここ10年位は、今思い返すと、顔赤らむような状況でした。
英語ができることもあって、主にebay.comにおける世界中のギター出品者や、主に英国・米国を中心とする国々の楽器店とのやりとりで、私の手元を300本を超えるギターが通り抜けていきました。
ところが、事情があって最近急激なダイエット、いや断捨離をおこなって、手元のギターは、部屋に4本、倉庫に同数くらい(これは買われ待ちをしているものなので、正確にはもう手放したも同然です)しかもっていません。
家族は、いつかは治る病だと思って優しく(本当はどう思っていたかはさておき、少なくとも何も言わずに)、見守ってくれました。
それが娘の中学入学により、私の「ギター部屋」を明け渡すといった、実に色彩の感じられない身も蓋もない理由から、ギターコレクションがパタッと終わったわけです。
何が言いたいかというと、私は、今これを読んでいる、これからエレキギターを手にしようとしている直前にいる皆さんに対して、「結局長い人生の中で、いろんな音楽的趣向を変遷していく」という前提にたって、結局なにがいいかということが助言できる、ということです。
答えはすでに表題のとおり、テレキャスターです。しかもFender Japanのテレキャスター一択です。
理由はこれから順を追って説明していきます。能力
あなたがまったぅの初心者であろうと、なかろうと関係ありません。
引用元:https://shop.fender.com/ja-JP/electric-guitars/telecaster/made-in-japan-traditional-50s-telecaster/5350502307.html
↑これが、フェンダージャパンテレキャスターです。もうエレキギターといえばこれ、という感じがガンガン出てますね。
アイドルがいる人は、是非同じタイプのものを買ってください(以上)
とはいえ、たとえば、ジミー・ペイジのファンでLed Zepplinの(2nd以降の楽曲の)コピーをしたい人であれば、迷わず、レスポールタイプのギターを、予算に応じて、とにかく買ってしまえばいいわけです。重くてもなんでも、とにかくレスポールを買えばいいわけです。
クラプトンやジェフ・ベックが好きなら、ストラトキャスターを買えばいいわけです。
そこは迷う必要が全くありませんね。
あとは予算との相談で、GibsonやFenderのものを買うか、他のブランドで「●●タイプ」としてデザインを踏襲して製作されている安価なものを買うかだけの話です。
たとえが古くてすみません。
ここは、各々自身の思い浮かべるアイドルに読み替えてください。
奥田民生でも斉藤和義でもいいです。
あ!それも古いですかね。
では、Official髭男dismでもいいです。たしかFenderのジャガーでしたっけ。
というのも、ギター初心者の場合、一緒にアンプも買わないといけませんが、部屋で鳴らせる程度の音しか出せませんので、そんなにアンプにこだわれません。ということはサウンドは、どのレベルのものを買っても結局、聞き分けできない、ということになります。
悩むことはなにもありません。予算に応じて、その他タイプのギターを買えばいいんです。
そこそこ用意できたんなら、Gibson USAのレスポールやFender USAのものを買ってしまえばいいんです。
以上終わりです。
「後はあなた次第」が一番困るんですよ!
そういう「お目当ての」ギターがなく、はじめてギターを買おうと思い立ち、ウェブ検索で「はじめて ギター おすすすめ」なんてやると、待ったましたとばかりに、「はじめてのギター10選」みたいな記事がたくさん出てきてしまって、かえって困りますね。
もう読みましたか?
この手のサイトは…..
1.できるだけ売りたいショップのサイト
2.自分の知識を皆さんにシェアしたい親切なだけの人が作ったサイト
この2種類です。
そういった書き手(ギターの専門家)の助言は、細かい中身は多様ですし、価値のあるものなのですが、ある大きな一点で極めて共通しています。
すなわち、多様な選択肢を用意した上で、「最終的には決めるのはあなた次第ですよ」という考え方です。
しかしですよ、読み手が、「何も知らない」というレベルであれ、「ほんの少し情報は持っている」というレベルであれ、
お目当てのタイプのギターがなくて見に来ている人にとって一番難しのは、
「決めることそれ自体」です。
それはつまり、決めることそれ自体の力がない方に向かって、
「ということで、今あなたは決断に必要な情報全てを手に入れた状態にいます。よって、後はあなた次第です。さぁ、決めて下さい」と言っているようなものです。
無理に決まってます。
助言になっていません。
だって、そういうサイトで紹介されているタイプのギターは、数十年の間、製造中止になることなく、長らく売れ続けてきたタイプのギターなのですから、そりゃ全て素晴らしいのです。
全て素晴らしいものから、自分の「趣味」も形成させていない人が、意思決定できるわけがありません。
すぐ買いたいけどどれにすればいいか迷っている人への助言。全くの一択です。
ということで、本日のメインアジェンダです。
およそ世の中には多様なギターがあります。
これ説明しだすと、他のページとなんら変わらなくなり、付加価値のない投稿になりますので、完全にカットです。
さて、回答は、タイトル通りで、「フェンダージャパンのテレキャスター」を買ってください。絶対です。
価格も10万円未満。↑のウェブストア価格で81,000円と書いてあります。手が届きます。
世の中のホームページには、「テレキャスターでさえ、色々あります」みたいなことを書いているサイトもあります。
価格帯でテレキャスタータイプはいろんなブランドから出てますので、テレキャスタータイプが気に入ったのなら、選択肢は沢山ありますよ、と言いたいわけです。
しかし、はっきり言って、1万円台、3万円台くらいの日本ブランド(実は海外製)のものを買ってしまっても、飽きた場合については一切触れていません。
相手にしているのは、全くの初心者なわけですから、Fコードを押さえる段階で挫折して弾かなくなってしまう人だって入っているのです。
その場合、その廉価な「テレキャスタータイプ」はどうするんですか?
買ったショップに行って引き取ってもらおうとしても、買ってもらう時はニコニコとしていますが、そんな安い(つまり中古品として売りにくい)ギターを引き取ってほしい、と言われても非常に困ります。
そこは商売ですから、あまりからい顔もできないので、なんとか、「●●千円ぐらいですかねぇ~」などと、腰抜かすほどの値段を言ってきます。
だって、ほんの少し前に買った時はセットで3万円だったのに。
「一度人の物になったと言うだけで、半額以下、1/3以下になるのが相場なんです。しかもお客様の場合は、もう何日かたっていますし…」って、だってちょっと家で数回引いただけじゃん、手気持ちではありますが、現実はそういうものです。5千円も出してくれたらいい方でしょうか。
ということで、結局ある程度以下の安いものを買ってはいけませんし、あるブランド以外のものは、流通しにくいので初心者は買ってはいけないのです。「流通性の高いもの=ある程度人気があるもの=換金性の高いもの」を買わなければなりません。そうでなければ意味がありません。
ということで、親に買ってもらうにせよ、自分でアルバイトするにせよ、答えは既に出ています。
もう指定しちゃいます。
↑のオンラインストアが楽ですが、もちろん冒頭に照会したフェンダーのオンラインショップ直で買ってもいいですね。
これ書いてる時点では、フェンダー直の方が少し安いですね。
※価格は変わるので、このブログ読んでいる時点で異なりますので、その点はご容赦ください。
まぁとにかく、これ買っといてください。いいギターです。
大体8万円台の価格帯です。これ買っとけば間違いありません。
特にこだわりのない方にとってのファーストギターは、これ買うか、ギター買わないかぐらいの判断だと思います。
まぁ、親にせよ自分にせよ、ちょっと「ギターとか弾けたらいいなぁ」なんていうふんわりした気持ちに、こんな高価なものは見合わないと思うかもしれません。
しかし、こういうのを買っておくと、以下の2通りのシナリオになりまうので、心配に及びません。
1.シナリオA
まず、ハッピーなシナリオ。これを機に、ギターが大好きになった場合。
このギターならこのまま、アマチュアで弾いていても「恥ずかしい」思いをすることがありません。Fender Japan Made In Japan(MIJといいます)なので、大人になって数十年たったら、私が後述するようなヴィンテージ・ギターになっていますので、かえってかっこいい。5年に一度くらいメンテ出しながら、ずっと使い倒してください。
実際、山下達郎さんなんて、数十年前に友達から5万円で譲ってもらった中古のテレキャスターを今でも使ってるわけですから。
ライブで本人が言ってましたが、オリジナルパーツで残っているのはボディぐらいで、あとはもう全とっかえてますけど、とのこと。それはもはや違うギターでは?などというのは、野暮な話。
実際、エレキギターは、ボディにピックアップ取り付けて、それにネック刺して、弦張ってるだけですから。基本的にはボディがそのギターなのだ、と思います。
2.シナリオB
次、サッドなシナリオ。まぁまぁ練習してみたんだけど、結局はギターの「演奏」が好きになれず「挫折」してしまった場合。
ちょっと振り返って考えてみましょう。
まずは、ちゃんとした楽器を選んで、ギターをやってみよう!という意気込みをもってチャレンジし、たまたま想定通りいかなかった結果ですから、全く何にも恥ずべきことはありません。
楽器買った全員がその楽器のプレイヤーになる必要もありませんし、なってませんよ。
なのでそのような場合は、心の整理がついたところで速やかに買った店に行って、引き取ってもらうのが一番の策です。そこそこいいギターなので、上のような他国産の安物と違って、まぁまぁの値段で引き取ってくれます。
そりゃ随分カットされますが、勉強代です。安いの買うより、返金率は高いです。それに、良いギターを弾いてみて、それでもしっくりこなかったのですから、買ったギター個体の問題ではなくて、「ギター総体の問題」だとあきらめがつきます。
昔、急に思い立ってリコーダーが吹きたくなって、安いプラのものを小学生みたいに買ってみたのですが、ピンときません。
そこで、思い切って5万円くらいの木製のリコーダーを無理して買ってみました。理屈は同じです。
そこそこの金額以上のものはそこそこのお金で引き取ってくれるからです。そしたら、まったく違う楽器のようなびっくりするようなふくよかな音が出て、随分感激したことを覚えています。
もちろんそのリコーダーは今でも手元にあります。この場合でいえば、そんなにいい音が出てるのに肌になじまなかったということは、ギターは弾かない方がよい、ということを一つ学んだわけです。
無論、月日が経つとまた違う体になるのですが、それはまた別の話。そうなったら、また買いましょう。
要するに、そういうことででいいんです。良いギターを買いましょう。そしてなじまなかったら諦めて売りましょう。
すると、次に同じような悩みを抱えている若者、または他のメーカーのテレキャスタータイプを買って弾いていたが、どうしてもFender Japanのテレキャスターが欲しくなった人が、プロが調整してくれたあなたのギターを少し安い価格で買っていくのです。
ほら、大局的にみるといいことじゃないですか。
中古もいい選択。でも、あくまでもFenderのテレキャスターね。
もし、上の金額では、「保護者の納得が得られない」「バイトでたまるまで我慢できない」という場合は、上のシナリオBで、あなたの先行者があきらめて、ショップに下取りしてもらったテレキャスターがあるはずです。それを買いましょう。いくらか予算を下げられるはずです。
そもそもテレキャスターは人気のあるシリーズなので、市場に出回っている本数が多いので、中古のテレキャスターから始める、というのも賢い選択だと思います。
ただし、その際は、名の通った老舗のショップから買うことをお勧めします。中古ですから、購入後の初期不良への対応などにも、一定期間対応してもらう必要がありますから。
ただ、問題なのは、
私の経験でいうと、日本人で、ギターを始めたい人で、ファーストギターが中古でもいいや、って人はあまり多くありません。
これは断言できますが、テレキャスター買うなら、Fender(USA or JAPAN or Mexico) であれば、中古でもなんの問題もありません。後でいやになって転売するときも比較的高く売れます。
大人になるまでひっぱったりすると、ヴィンテージとか言われたりして、売る時には、買った値段とほぼ変わらない場合もあります。
事実、私がはじめて親に買ってもらったエレキギター、Fender Japanテレキャスターは、(今でも思い出すたびに、心臓がチクチクするほど痛くなりますが)愚かにも、買ってから30年以上経た後に、家族に「弾いてないんだから要らないのでは?」と言われて、楽器店に売ってしまいました。
タイミングもあったのでしょうけれど、買った時の値段と変わらないくらいで腰ぬかしました。
値段の点については、それはそれでよかったのですが、結局今思うと、何もFender Japanテレキャスターを売っちゃうほどのことなんて、世の中にそうそうありません。
それを気づいたのは、売ってから数年たってからのことです。本当の愚行というのはこういうことを指します。
では、なぜテレキャスターか?
さて、なぜそんなにテレキャスター一択なのでしょうか?
その理由は、ここまでが長かった割に、きわめて簡単です。
■Fender Telecasterは、現在では星の数ほどあるエレキギターの一番最初のもの(正確には「ソリッドギター」の最初のもので、1950年発売開始)であり、にもかかわらず今でも、約70年にわたり、Fender製品のみならず、広くエレキギターの主要商品として、力強く生き残っているからです。
まずそれまでのエレキギターの主流は、クラシックギター(「スパニッシュギター」とも言います)型のギターに、ピックアップというマイクをつけたものが主流でした。
がばっと抱きかかえるように弾くタイプですね。今でももちろん人気です。ジャズの人なんかは、こういうのをなにやらもう、歴史的に踏襲して使ってます。伝統芸能化しているように私には見えますが、それは個人的見解ですのであしからず。
そもあれ、その種のエレキギターを製作するのは、実は大変な熟練技術が必要なわけです。細かい話ははぶきますが、熟練技術者の長い時間を必要とするわけなので、一品一品をどうしても高く売らざるをえなない。ある種の工芸品なわけですから。
そこで天才レオ・フェンダーが考えたのが、そういった熟練技を極力排除して、「大量生産」するために、生産行程を簡略化できるように設計し、ギター生産を極限まで簡素化・標準化することでした。
まず、造りが簡単だから、歩留まり(失敗品の率)が低いので、大体どの個体をとってもおんなじくらいの品質が確保できる。→買い手にとって、あれやこれや試す必要がない(単純な工業製品だから、はずれが少ない)。
Electric Flamenco型のギターのネックは、相当の熟練の技で本体とくっつけるのです。自分で、テレキャスター型とストラトキャスター型の簡単なギターの組み立てを、パーツを揃えて組み立てたことがあるのですが、そんな量産型のギターでも、素人が作ると、弦高が高すぎて、使い物になりませんでした。
と考えると、フラメンコ型のエレキギターの生産がいかに洗練された技を必要とするかがわかります。
次に、テレキャスターは、ソリッドエレキギターの最初の作品であるため、エレキギターの長い歴史の中で、数多くのレコーディングに用いられてきたことから、「ギターの音といえばこれ」という幸運に見舞われていること。だから、だれが弾いても、エレキギターらしい、ロックらしい音になるというわけです。
実際、古くはエルビス(のバンドのギタリスト=ジェームズ・バートン)、ツェッペリン、ストーンズ、ポリスのアンディ・サマーズ、プリンス、山下達郎e.t.cとあの名曲の名リフ、名リードは、テレキャスターのサウンドだったわけです。
最後に肝心の、バンド内におけるアンサンブル楽器としてのテレキャスターの側面について語る必要があります。このギター、高音がしっかりと効くので、全員で音出ししても、他の楽器に埋もれもこもこしてしまうことがありませんし、低音部でのリフをベースとユニゾンしたりしても、補完しあって効果的です。
またリード部分では、生音や生音にリバーブ(エコーみたいなエフェクター)をかけた音なら、いかにもテレキャスターらしいサウンドだ出ますし、これに加えて、ディストーション(ぎゃーんって音)をかけたリードも、とても強いキャラクターが出ますので、印象的な曲に仕上げる肝になります。
プロのギタリストで、自分のレギュラーのギターがどれであろうと、テレキャスターを1本も持っていないというのは考えにくいでしょう。また、たまたま今は持っていないにしても、ギタリスト人生の中でテレキャスター・オーナーになったことがない、というギタリストは想像しにくいですね。
とまぁ、テレキャスターに敵なしなわけですので、エレキギターをはじめて買う場合は、とにかくテレキャスターを買っておけば、全く間違いがない、というお話でした。
では、保護者の説得やバイトにはげんで、できるだけ早くテレキャスターを手に入れることを祈念しております。
実際、どんな音がするの?
それでは、ここまで一方的に推奨してきたテレキャスターですが、最後に肝心のサウンドを確認しておきましょう。
これが気に入らなければ、今までの話も全く意味がなくなりますからね。テレキャスターそのものの音を聞いてみてください。
後半は、オーバードライブサウンドも聞けます。
上で推奨したギターそのものではありませんが、Fender JapanのTelecasterの音の典型例を表していると思います。イメージ通りです。
このようにメローな曲のみならず、下のようなロック全開の曲も全く問題ない、オールマイティなギターです。
しかしこの名もないギタリスト、うまいなぁ。いい音するなぁ。テレキャスターいいなぁ。
ちなみに、こんな感じにいろんなギターがありますが、全部テレキャスターで出せますんで。
あとは、ルックス的にどうかだけです。
ネックの握り心地やその他のエトセトラは細かいことを言い出せば、色々と論点がないことはありませんが、さんざん売り買いしてきた素人として言わせていただくと、音作りの面でいえば、結局テレキャスター1本で全然問題ありません。
あえていうと、トレモロアーム、ワミーバーなどといいますが、例の棒上のもので、ギュワンギュワンさせるやつですが、初心者がそれやるとそれまでカッコよく弾いていたのが水の泡になるくらい難しいので、必要ありません。
↓は日本の人気インストバンドのひとつ、toeです。
最近は、世界的にも日本国内でも、インストバンドの何回目かのブーム(フュージョンブームぶり?)らしく、こういった4人編成くらいのシンプルなバンドが増えてますが、テレキャスター(またはストラトやジャガー)のクリーンな音でアンプ直、といった感じのサウンドを耳にすることが増えました。
私自身もホントにこういったバンドが大好きです。仕事中などだと、歌モノは気が散ってしまうので聞けない、ということもあって、クールなインストバンドの演奏を楽しむ機会が増えました。
Squireについては考えないようにしましょう
とはいえ、保護者との話し合いでも、アルバイトでの貯金であっても、どうしても高すぎて買えない、でもすぐ弾きたい、どうしよう!という場合は、Fenderの廉価ライン(今まで内緒にしてましたが、実はあるんです)であるSquire(スクワイアと読みます)のテレキャスターを買う、という手もないことはありません。
たとえば、下のように、ギターとセットで必要なものを揃えてしまう、という手もあります。
上のギターと全く同じではないですが、同じSquireのテレキャスターをとても上手に弾くと、こんなに素敵なサウンドになる、という証拠映像です。
でも、上で書いたように、残念ながら飽きてしまった場合に、あまり高く売れません。もともとが3万円程度ですからね。
それに、初心者は残念ながら、こんなに上手に弾けません。
なので、まず、頑張れるだけ頑張って、とにかく、Fenderのテレキャスターを買いましょう。Squireのセールス担当には申し訳ないのでいのすが、これはあくまでも「普及版」ラインの製品です。「飽きないでずっと使ってくれる」という前提で販売されてます。
しかし、ギターを買う人すべてがそうとは限りません。残念ながら。
保護者とお店に行く場合に、まかり間違ってお店の人が「ご予算が合わない場合は、Fenderの廉価版でSquireがありまして。。。」などと話し始めたら、全力でうまくごまかして、Fender Japanのコーナーに意地でも留まって、「先輩がFenderにしないとだめだろう、って言ってた」とか「○○っているすごい人が、やはりFenderがいい、って言ってた」とかなんとか、うまくFender Japanのテレキャスターを肩に下げて帰宅しましょう。
最後に、「Fender USA」と「Fender Japan」でいえば、そりゃUSの方がいいですが、大変高いです。質の差の割に高いです。そりゃ送料やら税関やらなんやら含まれてますから、日本で買えば高くなるのは当然の話です。
しかし、Japanは世界的にプロダクト生産において、何と言わず、きわめて精度が高い技術で生産していることが知られていますので、価値が高いです。なので、全く心配ご無用です。外国のプレイヤーも、よくMIJ(Made In Japan)のFenderをほめてたりしますよ。
とはいえ、本当はJapanの方が精度が高いのだが、USのざっくばらんな感じこそがテレキャスターなので、そのさっくばらんでワイルドな感じが音にも出ていて、ブランドが維持され、USの方が市場価値が高いのだ、ということをいうことなのかもしれません。
ただ、その分、個体差が大きいということになりませんかね。なにやら国民論になってきますね。
さて、繰り返しますが、どんなギターを買えばいいか迷ってる人、そもそもわからない人、そんな人がはじめてエレキギターを買う場合は、Fender Japanのテレキャスターで一択です
これが一番いいです。長いギタリスト人生を考えると。また、残念ながら、短いギタリスト人生で終わってしまう場合であっても。
ではまた。
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