大好きなバンド「LITE」、コロナ禍でも大活躍中!!

Music, 音楽

yaozoです。

前の投稿で、仕事中に集中したいときのおすすめギターインストについて書きましたし、そのあと、日本のポストロックバンド「TOE」についても書いているので、すっかり書いたつもりになっていた大好きな日本のバンド「Lite」について書きます。

Liteは、気分が鬱々として仕事やる気が出ないときでも、元気を出してくれるサウンドを奏でます。

仕事に集中したいときのおすすめバンドのひとつです。

全く聞いたことのない方には、最新アルバムから『Double』を。とにかく切れ味抜群のカッコいいサウンド。

LITEの簡単なおさらい

Liteについてご存じない方のために、オフィシャルサイトでの紹介文を手っ取り早く引用させてもらいます。

LITE公式ホームページ

2003年結成、4人組インストロックバンド。今までに5枚のフルアルバムをリリース。独自のプログレッシブで鋭角的なリフやリズムからなる、エモーショナルでスリリングな楽曲は瞬く間に話題となり、アメリカのインディレーベル”Topshelf Records”と契約し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどでもツアーを成功させるなど国内外で注目を集めている。 国内の大型音楽フェス”FUJI ROCK FESTIVAL”や”SUMMER SONIC”をはじめ、海外音楽フェスのSXSWへの出演や、UKのArcTanGent Festival、スペインのAM Fest、メキシコのForever Alone Festではヘッドライナーでの出演を果たすなど、近年盛り上がりを見せているインストロック・シーンの中でも、最も注目すべき存在のひとつとなっている。2019年6月5日には6thアルバム「Multiple」をリリースする。

これ書いてるの2021年5月ですので、すでに6枚目のアルバム「Multiple」はリリースされてます。

2003年結成っていうんですから、そろそろ20周年も視野に入って来たベテランバンドといっていいでしょう。

プロフィールにもあるように、国に問わず活躍する、グローバルなバンドです。

坂本龍一や上原ひろみの例を出すまでもなく、インスト・ミュージシャン(歌モノではない)は、クオリティだけでそのまんま勝負が出来ますので、マーケットを日本に閉じる必要がないので、グローバル活動がしやすいですね。

LITEはたまに歌も入りますが、ギターの武田さんはご自身で「インスト・ロックバンドなので、海外にも行くことが多いです」と発言していますので、インスト・バンドといっていいでしょう。

↓は2014年、パリのライブ・ハウス「エスパス・ベー」でのライブ映像。観客の盛り上がりがすごい。みんな「オー、オー」叫んでる。

↓こちらは2017年のシカゴ、リンカーン・ホールでのライブ映像。ベースラインでずっと持っていく曲。

↓は2015年のUSツアーのドキュメンタリー動画。アメリカのファンの皆さんからの、心からの賛辞が聞かれます。

これまでリリースしたフルアルバムがこちら↓











使用機材は?

趣味でギターを弾いている身としては、やはり気になるのが、使用ギターです。

武田さんは、シェクターのテレキャスタータイプですね。


微細な点は違いますが、ほぼこのタイプではないかと思います。ヘッドのところがやや違いますかね。

キーボードも担当するもう一人のギタリスト楠本さんは、Fenderの「サイクロンII」ではないかと思います。ロゴをみるとFenderと見えないので、別ブランドの製品かと思いますが。ともあれ、かなりレアなギターで、あまり使っているミュージシャンを見かけません。昨今は、いわゆるジャガーやジャズマスター等の「オフセットタイプ」のギターが流行ってますが、楠さんは10年以上前からこのタイプを使い続けてますね。Fenderと同じ仕様なら、ミディアムスケールで、ジャガーのピックアップが3発搭載されているようです。↓の方の動画のように、クリーンサウンドで使われることの多いギターだと思います。

二人とも、ギターは昔から買えてないようですね。

同じギターをずっと使い続けているバンドもかなり珍しいですね。

ちなみに、LITEと同じ編成のアメリカのインストバンド「Chon」のギタリスト2人は、日本のギターブランド、アイバニーズを愛用しています。この2組のバンド、ギターに関しては日米逆転してますね。どうでもよい話ですが、なんとなく面白いです。

 

こんな時代でもアグレッシブに活動してますよー

コロナ禍で、なかなか本格的な音楽活動ができないアーティストのみなさんですが、LITEは、地道にこんな時代にできることをしっかりとやり続けてくれています。

ついこのほど、DÉ DÉ MOUSEとのコラボシングル「Samidare」が5月19日に配信リリースされました。

リリースほやほやです。5月に「五月雨」をリリース

また、ライブ配信にも熱心なLITEです。

↓は、緊急事態宣言下の東京・銀座の「GINZA SONY PARK」から、2021年4月30日に配信されたライブです。

最新アルバム『Multiple』から2曲の他、新旧人気作を織り交ぜて40分ほど演奏してくれています。

Spotifyで断トツの再生数を誇るのが『Infinite Mirror』もちゃんと演奏されてます。

もうスタッフも無観客の中での配信には慣れたもので、ライブ一発出しですが、カメラワークもすばらしく、見ていて全く飽きさせないライブパフォーマンスです。

MCでは、演奏後の観客の拍手がないことがやはり寂しい、とのコメントもありましたが、その時にはチャットスレッド中が、拍手の絵文字や「8888」といったコメントで溢れました。

まじで、メンバーの方もおっしゃってましたが、チャットプレイを投影しながら演奏してもらった方が、インタープレイというか、少なくともお客さんの反応がリアルタイムに読めるのでやり易いのではないかと思いました。「出たー」「カッコいいー」などと言ったコメントが大きな画面に投影されたら、やはり乗ってくるのではないでしょうか。

ちなみに、この配信会場「GINZA SONY PARKS」というのでさぞカッコいいスタジオかとおもいきや、ほんとの「パーク=駐車場」だとのこと。かなり音が反射して耳が痛いらしいです。

↓は「Stay Home Session」ということで、メンバー各自の自宅からの演奏で、1時間以上にわたる熱演を繰り広げています。まぁ、できることは全部やる、という姿勢が伝わってきますね。おうちでも熱い!!

2021年5月28日には渋谷のO-EASTの配信ライブは、緊急事態宣言下であることを踏まえて、延期となったようです。残念ですね。後々振り返ってみるためにスクショしておきました。

しかし、ついにと言うか、とうとうと言うか、2021年3月26日公開の劇場映画『騙し絵の牙』という大作のサントラを担当したとのことです。

↓が、演奏シーンと映画のミックス動画。こりゃカッコいいわ。

↓は、映画自体の予告編です。

超豪華ラインナップの出演者全員うそをついている、とのこと。相当騙されそうですねぇ。

私は基本的に大泉洋さんの出演作は『水曜どうでしょう』以外見ない主義なのですが、さすがにこれは見たい。

こちらも、これを書いている2021日5月27日現在、上映館を調べたら、どこも上演していません、とのことです。まぁ、ご時世ですね。これまた残念です。

ライブ配信同様、記録にスクショしておきました。「掲載できる上映スケジュールが存在しません。」ってなんだか哲学的な表現になっちゃってるのが不思議、、、。「存在しません」。存在を語っている。

こうなったら、一刻も早くHuluででも配信してくれることを祈るばかりです。

 

ギターの武田さんはなんと「行政書士」!?

とLITEの魅力は尽きないわけですが、なんとギターの武田さんは、ミュージシャンとして長らく活躍するかたわら、行政書士で法人として経営しているとのこと。これには驚かされました。

↓は、「ミュージシャンによるミュージシャンのためのお金のセミナー」のなんと第6回の模様。

また、下の動画サムネイルのお写真が、いかにも「変わり種行政書士」といった風で、実に面白いですね。ミュージシャンと言うより、TVタレントとしてバラエティなんかに出てくる行政書士の先生、といった感じです。いいなぁ。うまいなぁ。

いやぁ、実に突飛だ。その一方で、実に理にかなってますね。

6回もやっているので、ついに書籍にまでなりました。まさに、『お金のセミナー』ですよ。すばらしい。2015年3月から6年間も続けているそうです。

なんと、Amazonの4ジャンルで1位になったそうです!!



ミュージシャンだって、ちゃんとファイナンシャル面でしっかり自己管理しないと、どれだけ売れたって、最後は文無しになって路頭に迷ってしまうような方々はこれまで後を絶たないわけで。またそういった「破天荒」「無頼派」な感じが、アーティストっぽい、みたいな考え方というのは、我々音楽ファンの心に根強く巣くっています。

LITEはキャリアのかなり早い時期から自主レーベル「I want the moon」を立ち上げていますので、そもそも、そういったことにかかわるエトセトラの事務仕事自体を苦にしないんでしょうね。

不動産経営もやったり、会社経営をやったりと「4つの顔」を持つ、と自称しています。

しかし、ミュージシャンも一人の人間ですし、真っ当で平穏無事な生活を営む権利がありますし、そういった生活のベースがあってこそ上質な音楽を長らく続けられる、というものですね。リスクマネジメントというか、ポートフォリオ経営というか、実に真っ当な考え方ですね。こういったソリッドなベースがあってこそ、安心して素晴らしい音楽制作に取り組める、というもんですからね。

書籍の刊行によって、あちこちでの講演依頼が来るんじゃないでしょうか。お読みの方で「これは」という方は是非、ホームページから、依頼してはいかがでしょうか?

https://lite-web.com/contact/

私は、LITEの武田さんの行政書士活動を知って、なんとなく、無頼派の文士的世界観を嫌い、マラソンやトライアスロン等で体を鍛え続ける村上春樹さんと相通じるところを感じました。

村上さんは常々インタビューの中で、「特に長編作家は体が丈夫でないと、文学そのもののもつデモーニッシュなものに負けてしまう」といった内容のことを発言しています。







ということで、大好きなバンド「LITE」のご紹介がまぁまぁ包括的にかけたと思いますので、これくらいにしておきます。あとは、皆さんもSpotifyなり、CD、DVDなりで、楽しんでいただけるといいなぁ、と思います。

DVDは、アメリカツアーの模様を収めたものを含めて4枚も出してますよ。うち3枚は今でも買えるようです。







Posted by yaozo