Steve Gadd Bandの新譜は、なんとブルーノート東京の2019ライブ!
yaozoです。
自分が若い頃から色々と耳を楽しませてくれたミュージシャンの悲しいニュースを聞くことが増えてきました。
振り返ると、あの忌野清志郎さんすら、もうこの世にいないんですからね。ちょっと信じがたい。
中1の時に、「フォーク大全集」とかいう、オムニバスアルバム(フォーマットはカセットテープでした!)で、聞いた『僕の好きな先生』は衝撃的でした。その後、高校に入って、渋谷陽一のサウンドストリートだかで、『雨上がりの夜空に』で再会したときはより大きな衝撃を受けたものです。
村上ポンタ秀一さんの訃報
先日は、日本が誇るドラマーの一人、村上”ポンタ”秀一さんの訃報を耳にしました。
バンドブームの時に審査員などを務めてTVで見た時、いつも機嫌が悪そうで、とても迫力のある批評をしていたように記憶しいます。
私個人の彼の演奏の出会いは、親戚のおじさんに無理やり聞かされた井上陽水の『氷の世界』だと思います。
ちゃんと自分で音楽を主体的に聞くようになってからは、なんといっても、山下達郎の初期作品での最高の演奏を聴かせてくれたのが印象的です。
『SPACY』から『MOONGROW』あたりまで全部です。吉田美奈子さんにも叩いていましたね。
あとは高中正義さんの隣で嬉しそうに叩いている映像などが目に浮かびます。
さっきwikiで見たら、「赤い鳥」のオーディションでデビューしてたんですね。私の大好きなシンガー山本潤子さんのバッキングをやってたのは知りませんでした。
私自身はあまり聞きませんでしたが、角松敏生さんとは随分長い付き合いのようです。彼のほとんどのキャリアにおいてバックを務めています。よほど相性がよいのでしょうね。
またもやSpotifyに教えてもらった嬉しいニュース。Steve Gadd Bandの新譜だって?
そんな湿っぽい気持ちになっていたころ(60近くなると、何事によらず鬱々しい気分になります)、Spotifyのレコメンドをお風呂で流していたら、なにやらウキウキする耳馴染みのあるドラムサウンドが聞こえてきます。
お風呂から上がってチェックすると、Steve Gadd BandのLiveアルバムとのこと。しかも、『Live at blue Note Tokyo』で、2021年の新譜って。
2021年4月2日リリースされたばかりとのこと。
あまりに驚き、早速アルバム全編最初からゆっくり楽しませてもらいましたよ。
気持ちいい。気持ち良すぎる。
私はギターしか弾かないので、ギターインストルメンタルの作品を聴くことが圧倒的に多いのですが、Steve Gaddぐらいになると、もう自分がやってる楽器なんて関係なく、気持ちよく聞けますね。
2019年12月16日~18日にブルーノート東京で行われたライブからの音源とのことです。
http://www.bluenote.co.jp/jp/sp/artists/steve-gadd/
気持ちの良いクリーントーンのギターは、デビッド・スピノザ。上のサイトでは、『ジョン・レノンやポール・サイモンのサポートでも名を博す伝説のギタリスト』とうたわれています。
wikiで調べたら、確かにレノンの『マインドゲームズ』やポール・サイモンのソロ初期がクレジットされてます。マッカートニーの『ラム』『レッド・ローズ・スピードウェイ』でもやってます。
また、マイケル・フランクス、カーリー・サイモン、ロバータ・フラック等々、気持ち良いレイドバックしたギターが必要なアルバムやアーティストで活躍してきたスタジオ・ミュージシャンのようです。
おそらくは、アンプ直と思われる超クリーンなサウンドは、実に最近の私の好みにぴったりで、気持ちがとろけます。
SpotifyならいろんなSteve Gad Band楽しめます。
続いて、『Blicher Hemmer Gadd(2014年)』。
そして、これが超絶気持ちいいアルバム『70 strong(2015年)』
マイケル・ランドウ(g)、ラリー・ゴールディングス(key)というだけで、もう気分いいにきまってますね。
これは一時期、ヘビーローテーションしましたね。
70歳を迎えたスティーブ・ガッドのまさに強さが遺憾なく発揮された好アルバムです。
特に、お風呂にBluetoothスピーカーを持ち込んで聞くと気分が良いです。おススメです。
↓こんな感じのだと邪魔になりませんので、1本あると便利です。バッテリーも12時間持ちますので、2週間に一回くらいの充電で全然平気ですので楽ですし。
チック・コリアと組んだ『Chinese Butterfly with Chick Corea(2017年) 』もいいですね。
Spotifyでは、「チック・コリア」で登録されてますけど。
でLive at Blue Noteの直前がバンド名そのままの『Steve Gad Band(2018年)』です。
これもまた『70strong』とテレコでヘビーローテーションしたアルバムですね。
どの曲も気持ちがいい。難しいことを一切考えずに、とにかくサウンドとシンコペーションに身を任せる、という感じで聞くたびに違う音が聞こえてきます。
・・・・・ということで、エリック・ゲイルやコーネル・デュプリーのギターはもちろん最高ですが、「今現在」の最高の音楽を、ということになれば、マイケル・ランドウが文句なしと思ってましたが、今回のデビッド・スピノザも随分とまた気持ちがいいですね。
コーネル・デプュリー、リチャード・ティーが懐かしい人は、↓の『Gadd Gang(1986)』も聞けますよ。
今日は全く素晴らしい発見をさせてもらいました。
ああ、よい週末だことよ。
ではまた。
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