シニアが英語学習するなら、イギリス英語がおすすめな理由

イギリス英語

あなたは、イギリス英語派、それともアメリカ英語派?

日本には、イギリス英語やイギリスの文化が大好きな方々が相当数いると思います。

ソフトなものでは、ビートルズ、ストーンズやツェッペリン、クイーン等に代表されるロックミュージックのファンは底堅いものがあります。パンクロック音楽やその周辺文化も英国発でした。

また、紅茶文化に心酔している日本の方も多いので、紅茶葉やアフタヌーンティーの専門店のみならず、町のスーパーでも私たち一般市民もとてもたくさんの種類の紅茶を買うことができます。

本場のイングリッシュガーデンにあこがれる、我が国のガーデナーの人口も、濃淡こそあれ、相当な数に上るでしょう。庭いじりをする人で、英国式に興味をもったことのない人はあまりいないのではないでしょうか。

ミュージカルといえば、アメリカのブロードウェイが有名ですが、ロンドンも負けていません。例の大ヒット映画「ボヘミアンラプソディ」の前に、クイーンを題材にしたミュージカルが大ヒットするなど、英国発の作品もあります。

いまではミュージカルの定番となった「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」はロンドン初演ですし、ハリウッド映画として大ヒットした「マンマ・ミーア」ももとはロンドン発のミュージカル作品だったりと、アメリカと肩を並べるミュージカル大国ですね。

ソフト産業立国としての長い歴史

ややお堅いところでは、シャーロック・ホームズもののファンは、昔から我が国に相当数いらしたようです。現代の「名探偵コナン」にまで続く、探偵ものの草分けですからね。映画やテレビの時代を迎えて、何度も何度もリバイバルヒットしているパワーコンテンツですし、今でも、舞台を現代に移したホームズものである「シャーロック」や「エレメンタリー」そして、VFXなどありとあらゆる映画の魔法を駆使して当時の街並みや文物を完全再現した一大エンタメ映画なども大ヒットしていますね。

そして、歴史的にも影響力の大きさの点でも、シェークスピア文学や舞台こそが、英国が世界に誇るソフトパワーを発揮した第一号だと言えるでしょう。現在でも、イギリスのみならず、アメリカでも、スノッブな感じを演出したいインテリのみなさんは、シェイクスピアをできるだけナチュラルな感じで引用しているのをドラマなどで見かけますよね。

アメリカ英語の本格的隆盛

とはいえ、エンターテインメントの世界でも、ビジネスの世界でも、やはり現代はまだまだ「パックス・アメリカーナ」の時代であることに間違いはありません。強大な軍事力と世界の才能を協力な吸引力でその手中に入れたことで、政治・経済・文化とあらゆる面で、他国を圧倒しているのは確かです。

それでも、私たちシニア層が中学生で英語を習い始めたころは、少なくとも発音記号などはイギリス式でした。今でも日本人の話す英会話は、一部のアメリカ留学経験者などを除くと、アメリカ式の発音ではありません。

もちろんイギリス英語としてちゃんと発音できているか、というとそれは別の話なのですが、たとえばカタカナになった英語の発音は原則的にイギリス英語に近いものです。

たとえば、「あったかい紅茶」を注文する日本人が「ハーッ・カーフィー下さい」などというわけがなく、あくまでも「ホット・コーヒー下さい」なのです。特に、綴りに「o」の含まれる英語が外来語化した言葉は、ことごとく「オ」と発音します。

大体アメリカ式にカタカナにしようと思ったら、「hotな日」と「素敵なhat」の区別ができませんので、外来語として常用に耐えませんよね。無理にカタカタで書けば、「ハーッ・デーイ」と「ナーイス・ヘァーット」ぐらいになるかもしれませんが、こんな微妙な区別は、日本人の許容範囲を越えています。そもそもどっちの音も私たち日本人は、持っていませんからね。とはいえ、スペリングや単語(elevator/lift等)は明確にアメリカ英語を採用してきたりして、混在してましたよね。

ところが、最近では学校の授業でも、発音面からスペリングからすべてアメリカ式になっているようで、中学あたりの英語教師でも、昔と違って、ちゃんとフォネティックスなんてやってきてますから、恥ずかしがらずにアメリカ式発音で読んだり、読ませたりする人も増えてきたようです。

それに、ALT(Assistant Language Teacher)と言われる、ネイティブの英語話者は、アメリカ人でない場合でも、圧倒的にアメリカ英語で教えますしね。学生たちも、だんだんアメリカ式の発音への抵抗感は私たちの時代に比べて、少しは低減していきているように聞いています。

実際、特にビジネスの場などで英語を話す場合には、留学経験者や元帰国子女の方々を中心に、アメリカ英語を話しますよね。その方が、本格的に聞こえるかも?という気分が蔓延しているようにも思います。

大学院であれ、大学、高校であれ、留学経験者と聞けば、真っ先に思い浮かぶのは、アメリカであり、カナダではないでしょうか。

 

それでもイギリスが好き!

それでもというか、私は、聞くのも読むのも、話すのもイギリス英語の方が断然好きです。残念ながら、およそどの国にも留学経験が一切ないので、リスニングもスピーキングもあくまでも限定的なのですが、アメリカ英語が世界中を席捲している現代だからこそ、よけいに惹かれる、というのもあるとは思います。

そもそも、小学校時代に、勉強に真面目に取り組んでこなかった私が、中学に入って英語を一所懸命に勉強するようになったのは、明らかな理由があります。

それは、それまでは歌謡曲アイドルに夢中になっていた私が、中学1年生の時に、同級生から渡された1本のカセットテープがはじまりでした。

イギリス英語の刷り込み効果。40年以上持続く強力な影響力

カセットテープの中には、その子のお兄さんだかお姉さんだかが編集したという、ビートルズのヒット曲が沢山詰め込まれていたのです。丁度ビートルズ自体が解散した直後だったので、全てのが曲が揃っている段階でしたから、その方がご自身の趣味に合わせてダビングしてくださったものだったので、時代があっちにいったりこっちにいったりのものでした。

今思い返すと、なんて多様なタイプの楽曲を歌う人たちなんだなぁ、と驚いた記憶があります。それはそうですよね。彼らが現役でバンド活動をしていた7~8年間というのは、大衆文化のみならず、音楽制作テクノロジーの大発展によって、ポップミュージックがそれまでにないレベルで激変した時期だったわけですから。

その後、クラス中の女子は、みなスコットランド出身の「ベイシティローラーズ」のファンになったのです。それはまるで、「はしかにかかった」という以上にぴったりな表現が見当たらないくらいに、「伝染」したのです。ビートルズとベイシティローラーズを生んだイギリスというのは、当時の中学生にとっては、それはそれは神々しく輝いて見えました。

もっとも、当時はイングランドもスコットランドもウェールズも、北アイルランドも全く区別がついておらず、一応に「イギリス」でした。でも、ベイシティローラーズが「スコットランド」の出身で、BBC出演のためにロンドンに来た際に、MCの「イングランド人」とうまく会話が通じなかった、なんて話を雑誌で読んだのもその頃です。本当かどうかわかりませんが、通訳を立てていたなんて聞きました。

今はTVで関西弁を耳にしない日は一日とてないので、全国どこでも大体のよそ行きの関西弁なら理解できますが、私たちの小さかった40-50年前は、東京の人がベタベタの関西弁で話されたら、何を言っているのかわからなかったのですから、同じような感じなんだなぁ、と思いました。単なる「外国語」が、「人が話すコトバ」として体温のようなものを感じたように記憶しています。

そうこうしているうちに、カーペンターズやサイモン&ガーファンクルなどといったアメリカのポップミュージックも聞くようになり、映画をちゃんと自分で選んで見るようになったわけで、そうなると自然とアメリカ文化の強烈な洗礼を受けることになることにはなるのですが、やはり、何もかもが新鮮な新春期の刷り込み効果に勝るものはないわけで、その頃からずっと、イギリス文化びいきなのです。

ベイシティローラーズは、本当にはしかのように一過性のものでした、その後も、ピストルズをはじめとするパンクロックに衝撃を受けることになるわけですし、ほぼ同時期にクイーンも大ヒットを飛ばし始めます(もちろん、双方のバンドは仲が悪かったそうですが)。もう少し大きくなると、とうとうレッドツェッペリンを聞くようになりますし、その後、キングクリムゾン、イエス、ピンクフロイドといったプログレッシブバンドにも深く傾倒していくことになりました。

今振り返っても、映画はさておき、特に音楽に関してはイギリスの生み出すコンテンツは圧倒的にパワーを持っていました。

といったわけで、私のイギリス偏愛ははじまり、40数年経った今でもその勢いは増すばかりなのです。勿論、英語の学習もアメリカ英語以上に、イギリス英語に時間と情熱をかけることになるわけです。

特に最近は、オリンピック以降、完全復活を遂げた感のあるイギリスの人気はうなぎのぼりのようで、英語学習においてもそのような傾向は極めて顕著です。

そして、そんな中学生も、40年後にはこんな本を買って、ロンドンの街を歩くことになるのです。

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おまけ:イギリス英語学習について

英語学習については、高額なスクールに通う前に、かなり計画的に学習誘導してくれるような、自学ツールでコツコツやるのも一つの手ではないでしょうか。 ちなみに、うちの中一の娘はこれで英語頑張ってます。

 

 

 

また、イギリス人が普段の生活で話している英語を実際に「手加減なし」で聴き取って理解したい、という方には、「生のイギリス英語を現地の生録音」を使ってしっかりと「精聴」しよう、というコンセプトで作られている本が↓の2冊がおすすめです。 小川直樹さんと川合良平さんというに2人による、どちらかというと文化人類学的なフィールドワーク的アプローチの「現地語採取」に近い感じで、今のイギリス英語(話し言葉)を記録し、それを文字に起こし、そして解説する、という極めて面白い企画です。 まぁ、もちろん一発目は、音声だけ聞いて自分がどれくらい聴き取れるかやってみるんですが、インタビュアーがペラペラなので、対象のイギリス人もそりゃもう普通に、言葉につまったり、省略したり、訛ったりして、全く普段通りに話してくるので、わからない箇所が多いです。それを、しっかり聴き取れるプロが、文字に起こしてくれてるわけなので、「へ~なるほど、そうやっていってるのか。わかんなかったよ」というAHA体験が味わえます。 私にとっては、大変貴重なイギリス語学習の教材です。 RedとBlueがあります。

 

また、私も大好きな「シャーロック(カンバーバッチ版)」でイギリス英語にしびれた、という人も多いと思うのですが、ファンの方にもそうでない方にも、マンガでバイリンガルでシャーロックのシーズン1の3作を再現してくれている↓の3冊が超お勧めです。 大昔、ピーナッツ(スヌーピー)のバイリンガルマンガが好きで一所懸命読んで勉強したことを思い出す。 今考えると、子供用とはいえ、学校では習わない結構難しい表現が多くて苦労しました。というより、子供用だからこそ、我々が学校で習わないような「生っぽい」英語が多いので、知らない表現が多かったですね。 とにかくマンガで勉強というのは、現代の学習方法としては最も優れたものの1つですからね。 気になったセリフ回しがあって、対訳だけでは物足りない方は、そこだけネットサーフィンして徹底的に深堀りすると言った学習方法も楽しいですね。私は結構やりました。発見が多いですよ。 個人的には、「シャーロック」はシーズン1が最高の出来栄えだと思っているので、この3作だけでいいのではないかと思います。あくまで、個人的にはですが。 寝ころびながらのイギリス英語学習、いかがでしょうかね。

 
 

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Posted by yaozo