呼吸筋トレーニング機器『パワーブリーズ』を買ってみた。
yaozoです。
私は60年近い人生で、およそ運動という運動をやってきませんでした。
加えて、40過ぎで禁煙するまでかなりのヘビースモーカー(マルボロ3箱/日)でしたし、
同じく40過ぎて断酒するまでかなりのアルコール依存状態でした(ウィスキー200ml≒シングル7ショット/日)。
アルコールによる、肝臓と膵臓の機能不全は、運よく完治しましたが、
喫煙による肺臓へのダメージは不可逆的らしく、毎年の人間ドックで、肺のう胞
(「ブラ」などと呼ばれ、肺の血管の一部が膨らんでいるので破裂するとやばい)を
指摘されています。
ドックのレギュラー項目にある「呼吸機能検査(例の「はい、強く吸って~、吐いて~」っていう検査)では、
1-2回やって見せると、あまりに数値が悪いので、検査スタッフは首をかしげて、何度もやらせます。
3-4回やってもだめなので、「はい、じゃぁあ、一番良いデータをつけときましょうね」で諦めてくれます。
これは治らないものなので、特にこれといって処置は無く、せめて禁煙を続けましょう、
ぐらいしかありません。
10年以上前の苦い体験
そんな状態ではありますが、子供もまだまだ手がかかるので、長く働く必要もあり、
何とかできないものかと思い、10年以上前に、「呼吸機能改善器具」を買ってみました。
要するに、呼吸というのは、肺が主な役割を担うのだが、それに伴い、周りの筋肉も少なからぬ役割を
果たすので、そっちを鍛えましょう、という器具です。
口に加えて、吐いたり吸ったりするものです。
何事によらず、極端なところのある私は、買ったばかりのころ、一所懸命訓練しようと
数週間トライしました。
しかし、当時発売された間もなかった頃のことで、その器具は1種類しかありませんでした。
呼吸運動に圧をかけて鍛えるメカニズムなので、もちろん呼吸しにくいわけですが、
鼻パッドをつけて口からだけ呼吸するその器具を数週間使ったあげくに、
もとより、持病だったパニック発作がひどくなってしまいました。
というのも、その呼吸機能改善器具のトレーニングが、まさにパニック発作のときの
「過呼吸状態」に近いので、静まっていたパニック発作がまた再燃した、という
とてもばかばかしい話だったわけです。う~む。
その後数年は、以前よりもパニック発作の頻度が上がってしまい、腹が立って、
その器具は即刻捨ててしまいました。
も一回買ってみたw
先日人間ドックを受けた際に、呼吸器科の再検査を指示されたのを機に、
もう一度呼吸機能改善に取り組んでみようかと、ネットを回遊してみたところ、
10年も経てば、どんな商品もいくらかは改善されているというもので、
以前とは違い、同じような呼吸機能改善器具が、強・中・弱と3種類ぐらいに分けて
製造・販売されていました。
しかも、楽器屋さんのネットショップで、フルートやサックスなど直接息を使う楽器奏者の呼吸筋を
鍛える器具として売ってました。
↑は、英国製の「Power Breath Plus」の、グリーンカラー。
最も弱い「スタンダード」というもので、主に器楽奏者向けのようです。
外装箱にも
◎ロングトーンが苦手
◎曲のフレーズが続かない
◎ブレスコントロールがうまくいかない
といった方へ、ということで明らかに器楽奏者ターゲットです。これなら安心かもしれません。
このシリーズには、ブルーの「Heavy」と赤の「Super Heavy」というものがあります。
おそらく10年前に私が買ったものは、アスリート用の強度の高いものだったのでしょう。
ただでさえ、呼吸機能が弱いのに、こんなの使ったら、一発でパニック発作ですわ、そりゃ。
まずは一番弱いレベルからスタート
この「Standard」も、レベルが調整できますので、前回の失敗を教訓に、まずは一番弱いところから
はじめました。それでも、吸うときの圧は少し感じますので、これ下手すると
また10年前の二の舞だなぁ、と怖くなりましたので、十分に気を付けて気長に
続けたいと思います。
ちなみに、私は、中学生のころブラバンでトランペットを吹いていましたが、
今よりよほど肺活量があったんでしょうね。記憶の限りでは、スポーツ部の他校との対抗戦で
そこそこの1-2時間の間、間断なく吹きまくってましたんで。
長じても、フルートを吹いていたことがありますので、たまにはケースから取り出して
吹いてみるのも一興かもしれません。
「肺活量の必要な楽器」でググったら、↓のページがヒットしました。さすがに吹奏楽、人気がありますね。
色んなページがありました。↓では、ランキング形式で肺活量の必要度を教えてくれてます。
ちなみに、私の吹いていたトランペットは管楽器ですが、
チューバ→ユーフォニアム→トロンボーン→ホルン→トランペット
の順らしく、最下位ですね(涙)。
そりゃ、肺活量の乏しい私でも吹けたはずですわ。
このページでは、やはり肺活量のトレーニング方法についても紹介されておりました。
そういえば、娘が小学生のころの話で、ブラスバンド部の親しい友人が文化祭で演奏するので、
自分も出たいと言い出して、担当の先生に聞いたらOKだったとのことで、安価なピッコロを買ってあげました。
発表会を見に行ったら、なんとか吹いていて驚きました。
ピッコロなんて、フルートより音出しが難しいのに頑張ったもんだなぁ、と感心しました。
その思い出のピッコロは、なんと発表会前日に木部と金属部が折れてしまい、
私が急遽修繕したのでした。なので、その後そのピッコロの出番はありませんでした。
入門者用にしといてよかった。
ではまた。
yaozoでした。
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