Sony Walkman 40周年に寄せて
yaozoです。
Sonyのウォークマンが発売されて40周年だそうです。
1979年7月1日が正式発売日とのことなので、やや遅れですが、ハッピー・アニバーサリー!
WALKMAN® 40TH ANNIVERSARY MOVIE
https://www.youtube.com/watch?v=YH2T94XWqck
という動画がアップされており、すでに100万回以上再生されています。
私自身の思い出と言えば、高校の修学旅行で、お金持ちのぼんぼんが、発売されて間もないウォークマンを持ってきて、自慢げに見せびらかしていたのを思い出します。
もちろん、恥も外聞もなく「貸して~」などとねだって、ちゃっかりと聞かせてもらいました。
そのころはやっていたフュージョンめいたさわやかでHiFiな曲だったことしか覚えていません。そいつはあまり音楽に造詣が深いとも思えない奴だったので、おそらく、ショップ店員に勧められたまま、カシオペアとかプリズムとか、はたまた高中正義だったかもしれませんが、とにかく屋外で立ったまま、すごい高音質の音楽をステレオで耳にした時の感動は今も忘れません。
大体、こんな系統のサウンドだったと思います。
聴いたのは、修学旅行に出発するために、学校の近くの駅構内に集合して電車を待っているときだったというところまで鮮明に覚えています。よほど印象が強かったのでしょう。なかまとみんなで「すげ~、すげ~」と大騒ぎしていました。
自分でも、大学に入ってからだったともいましたがカセットタイプのウォークマンを買いました。手放せなくなりましたね。どこへいくにも持ち歩いていました。
↓のCMは毀誉褒貶ありますが、非常に印象的でしたね。心を打つCMです。なつかしい。
その後は、↑の動画にあるように、「CDウォークマン」を買いましたね。お店で買ったCDをそのままパッケージを開封して即座に聴けるというのがまた驚きでした。レコード屋さんの店頭で買ったばかりのCDを聞いたことを思い出します。
次は、MDウォークマン。これも買いました。なんなら、今でも家にMDメディアが何枚かありますし、家のミニコンポにはMDのプレイヤーがついていますので、今でも聞くことができます。
その後のMSウォークマンは買ったことがありません。
SONYとの嫌な思い出
SONYといえば、大学の近くにSONYのビルがあって、学園祭の日の夜のこと、友人と二人で酔っぱらって通りを歩いていました。
道沿いの公園を通過したところ、サラリーマンと思しき男女がしっぽりとベンチに座っていました
するとおもむろに男性が立ち上がり、私たちに食って掛かってきたのです。
男性「うるさいなぁ、君たち。ここは公共の公演だぞ」
私「公共の公園だから、楽しんでるんじゃないですか。静かなところがいいんなら、他にいくとこあるでしょ」
男性「何だその言い草は!僕はSONYの社員だが、君のような学生は逆立ちしてもSONYには入社できんな」
私「誰がSONYに入りたいって言いました?みんなSONYに入社したいと思ってるわけじゃないですよ。何言ってんですか」
男性「そんなこと言ってるからだめなんだ。大体だなぁ・・・・・(以下、我々は立ち去ったので聞こえません)」
というような大変気分の悪い記憶があります。
あぁ、サラリーマンになるのはやだなぁ、と思わされた一件です。
みんながみんなあんな人じゃないのは常識的にわかりますが、爾来、SONYに対して嫌なイメージを持つようになったのは間違いありません。
私は将来、どんな会社に入ろうと、会社の看板を笠に着ていばるような人にだけはなるまい、と心に誓ったものでした。
そういう意味では、大変良い反面教師だったかもしれません。
年の差を考えたら、あのサラリーマンも、もしかしたら、例の悪名高い「反省部屋」だか「肩たたき部屋」で壁に向かってなにやら意味のない仕事をさせられていたかもしれません。
人生どうなるかわからんですからね。
MP3時代のウォークマン
いやな思い出はさておき、しばらく疎遠だったウォークマンですが、その後数年して、フラッシュメモリータイプのウォークマン、Aシリーズを買ったように記憶しています。、
しかし、ソフトウェアが大変酷いもので、PCから楽曲を転送するのに考えられないくらいの時間がかかったので、すぐに使わなくなったはずです。
ここらで、iPodに完全移行したわけです。iPodクラシック一本やりで今でも何度か買い替えながらも、使っています。
ハイレゾで聴くのにハイレゾ対応ウォークマンを買うか?というと、そこまででもないので、なかなか買う気になりません。実際、通勤時には、スマホに格納したMP3音源をブルートゥースでBOSE QC wireless Headphones 2に飛ばして聴いていますが十分満足していますしね。また、ハイレゾ音源をわざわざ購入するのもなかなか大変です。
で、ウォークマンに全く縁が亡くなったかというとそうでもなくで、子供が小学生になり、自分のMP3プレイヤーが欲しいと言い出したので、久しぶりにウォークマンを買ってみました。
小学生ですし、どうせあまりハイスペックのものはいらないので、試し買いということで、中古のウォークマンを買いました。Sシリーズかなんかだと思います。
64Gbtくらいのものをメルカリだかヤフオクだかで、1万円未満で買って与えました。娘はそこそこ使いこなして喜んで使っています。
中学生になったので、iPhoneも買い与えたので、Spotifyでストリーミングして聞いたりもしていますが、大瀧詠一やはっぴいえんど、山下達郎に竹内まりあ、荒井由実時代のユーミン、そして山口百恵ら3人娘、ピンクレディなどといった70年代日本のポップスは弱いので、やはり私のCDからMP3プレイヤーに落としてあげています。
大体2010年代の中学生が40年前のポップスを聞くこと自体がレアケースなんでしょうから仕方ないですけどね。
SONYの凋落、復活への期待
コンテンツデバイスとしてのポジションを、iPodに、そしてその後にiPhoneなどのスマホに奪われて久しいSONYですが、今後どうなるかはわかりませんよね。
GAFAに対する世界各国の政府が対応が厳しさを増しております。SONYがこの後、ニッチな企業として生き延びていくのか、はたまた再度世界市場のひのき舞台に上る日が来るのか、今現在全くわかりません。
しかしながら、最近の業況の良さを考えると、「DNAの隔世遺伝」のようなものが起こっているような気がしないでもありません。
御殿山あたりで、「夢の町工場」を作るべく立ち上がった二人の偉人により成長をとげたSONYですが、「一流に育てた人々」の活躍の後、「成長して一流企業になってから入社した人」が多数派を占める時代を迎えて凋落が始まりました。↑で紹介したような、プライドの高い、高学歴で保守的な人(あくまでも個人的推測ですが)がSONYをだめにしたとは、よく言われる話です。
しかし近年になり「素晴らしかったSONYをもう一度素晴らしくしたい」という層が現場で発言力を持つ時代を迎え、復活してきているようなことを耳にします。
GAFA勢に負けず、いや打ち負かして、再び世界のSONYとして消費者の日常を支える企業になってほしいと思っているのは、私ばかりではないとも思います。
ということで、なにはともあれ、日本の大発明、ウォークマンの40周年記念おめでとうございます。今後の大復活を大いに祈念いたします。
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