連休のおでかけに困ったら谷中銀座商店街に行こう!
yaozoです。
相変わらずメディアでは、コロナウィルス関連のニュースを盛んに流しており、全く予断を許さない状況です。
私も私で、2月に入っても年度末の駆け込み需要が激しく、たまの休日はブログを書く気力もなく、2月は初めての投稿です。
読売中高生新聞も、マンガでSherlockも、企画ものは一切ストップし、休日は体を休めるか、家族サービスに費やされています。
ということで、ブログにも書きましたが、12月の中頃に、横浜中華街とみなとみらいのクリスマスマーケットに行った直後の年明けに、コロナウィルス騒ぎになり、その後、ろくに家族のお出かけに言ってませんでした。
そうこうしているうちに、1月が過ぎ、2月になってしまいました。
2月は連休が2回あるので、せめてどこか穏当なおでかけをしようと、本日、家族4人マスク着用で、重い腰を上げて東京、谷中(やなか)に出かけました。
谷中商店街とトルコ料理
家にこもって家族でTVを見ていると、素敵なトルコランプ屋さんのネタをやっていました。谷中にあるとのこと。
その後別の番組で、そんなトルコランプが飾られている、おいしいトルコ料理の店の取材をしていました。これも谷中にあるとのこと。
まぁ、おそらく同じ系列なんでしょうよ、ということで、娘が行ってみたい、といっていたので、じゃぁ、谷中にいくか!ということになりました。
2月の連休の最後の日が家族4人の都合が合わせられるということで、本日行ってきました。
山手線で日暮里駅を下車、西口を出れば、商店街に行ける、というくらいのアバウトな前リサーチで、日暮里に到着。
詳しくは、谷中銀座のHPからダウンロードしたMAPが↓でみればいいや、ということで。これを頼りに明日の仕事に障らない程度に家族と歩き回ろうという計画です。
さっそく西口を出て、御殿坂をまっすぐ進むと、なんとなくもう、そういった雰囲気が漂ってきました。
私のリサーチによれば、左手にルノアールがあれば正解ですが、早速見えてきました。Googleマップ通りです。
「谷中せんべい」さんなんかが見えてきました。もう下町だってことで間違いありません。
通りの反対側には、佃煮屋さん「中野屋」さんがあります。ぽつんといきなり立ってるあたりが風情がありますね。しかも、おそらくはお店が1階で上は住居でしょう。昭和っぽいですね。ちゃんとお客さんも並んでます。
と進行方向右側には、お寺が見えてきました。このあたりはとにかくお寺さんが多い、寺町だと読みました。あとでわかりましたが、とても広い谷中の墓地は、元は徳川家の墓地だったものを当時の東京府が明治時代に府のものにしたということらしいです。墓地近辺には、墓石屋さんとか、墓地に関連する商売屋さんが多いです。
まずは、本行寺があります。
江戸末期、官軍から幕府派をかくまったことが知れて、門に銃弾の跡が残っていると書いてあったので、見てみました。生々しい。
他にも何箇所かありました。さすが上野が近いだけあって、内戦の史実がリアリティを持って迫ってくる感じです。
お祈りをささげた後、また御殿坂に戻り、有名な「夕やけだんだん」という坂をめざします。
途中でお着物の女性群を発見。「だんだん」という石鹸屋さんのようです。
和菓子のような石鹸が人気とのこと。和装の一団は単なるお客さんだったようです。
途中で、下町情緒たっぷりの露店っぽいたまりがありました。
おじさん連中がなにかを囲んで熱が入った模様。なんだろう。
と回ってみると、ベーゴマ遊びに興じていました。
「上手ですねぇ」と声をかけると、「このあたりでちびの頃からやってるから、そりゃね」と得意顔。
ちょっと前に息子にねだられたことがあり、ベーゴマを買って、回し方をネットで調べてやってみましたが、フツウの駒と違ってちゃんと回るようになるまで、そこそこ練習が必要です。みんな上手。
てぬぐいBagをうっている方。どれもかわいいです。妻は自分のファッションに合わないからと辞退しましたが、可愛いと言っていました。
ネットで「谷中」を調べると、「谷中で絶対に行ってみたい店10選」などと、判で押したようなページがたくさんあふれてますが、↓のように、本当におしゃれで、おいしそうなバー&ダイニング的なお店が狭い通りに数多くありました。活気のある商店街は、若さも失っていないようです。
さっそく、「夕やけだんだん」が見えてきました。
時間的にはまだお昼過ぎだったのですが、これが夕方になると、西の方に沈む夕やけがちょうどよく見えるところから、この名がついたのだろう、ということは容易に察せられます。帰りはここを通らななかったのですが、ネットで写真も見ると、すべてがオレンジにとけていて、とても綺麗です。
トルコ料理「ザクロ」
この坂道を降りるとすぐ右手に、本日のお目当てであるトルコ料理屋「ザクロ」が見えてきました。
はでだ。そして、2階から上はただのマンションだ。20時からベリーダンスをやる、というらしいが、大丈夫なのだろうか。
それはさておき、さっそく中を見てみると、満席。少し店の外で待てとのこと。
店先のお土産を見ながら待ちます。
すると、ものの2-3分で呼ばれました。
店内は、なんというトルコランプの美しさ。そして、カーペット。それから、テーブルの代わりに、タイルが敷いてあり、これがテーブル代わりらしい。はじめてのトルコ料理なので、とまどいましたが、まぁ、とにかく中へ。
妻はトルコに旅行したことがあり、トルコ料理のおいしさには絶大な信頼を置いているので、東京でここまで知名度があるのであれば、間違いはなかろう、ということで私も安心した入りました。
どれにしようかと迷う間もなく、トルコ人だと思われる(わからない)店主風の男性が流ちょうな日本語で、「ランチ、一人千円の、間違いない。3.5人だから(息子は小さい小学生だから半額のようだ)3,500円。どう?いい?」と言われたので、「じゃぁ、それ!」と答えて注文は終わり。
たしか、「おなかペコペココース」とかなんとかいうやつで、やたら量が多いんじゃなかったかと思ったけど、仕方ない。これも流れだ。
お客さんの大半は女性。うちのとなりは、40~50代ぐらいの女性4人組。逆は、日本人のカップル。
あとは、外国人もそこそこいました。
TVで見た、おおきなラクダの置物が目に入る。店主とおぼしき男性は、実に言葉巧みで、ずっとしゃべっている。そのほとんどがジョーク。しかも、どれも練り上げられたものらしく、全部面白い。
面白くなくたって、気にしそうにもない。
で、お客さんをかわるがわる、ラクダに乗せて、写真を撮ってあげたり、自分と一緒の写真を撮らせたりと、至れり尽くせり。
どちらかというと、こういうノリに弱いはずの日本人も、ついついのせられて、ラクダにのせられていました。
あ!そういえば、火曜サプライズだったか、ダイゴがラクダに乗せられていたような気がしてきた。違ったかな。忘れた。
それはともかく、↑のように、とにかく料理が次々に運ばれてきて、食べきれないが、食べないと次の料理が来てしまい、置き場所がないので、頑張って食べる。すると次の料理が来る。
まるで、トルコ料理のちゃんこ状態。
さすがに胃の強い、妻と娘も、そこそこ食べ疲れしていました。ましてや、胃袋の小さい私と息子の男性群はへとへと。でも二人もまぁまぁがんばりました。
お金出してご飯食べるのに、がんばる、ってのもなんですが、本当に頑張りました。
最後の方に店主(らしき男性)が、一人一人に「これは店で一番高級な料理だから、ケチなんで、一人一つづつね」などといいながら、↓のようなものを手渡していきます。
ナンに、なにかパテっぽいものを挟んだものなんですが、一口でみんな食べます。
すると、皆が食べ終わったころに、彼が発表します。
「今みなさんが食べたのは高級料理、羊の脳みそ!」で、お客さんからは「ええ~!」という反応です。
彼曰く、これを食べるのは、トルコ人とロシア人(たしか)しかしないため、都内では、この食材をめぐって両料理店が仕入れの奪い合いをしているとのこと。面白い。
きれいな天井をみながら、紅茶やポシェット、クロスなどの小物をお土産に買って、谷中通を進みます。
谷中商店街のお店色々
昔はどこの町にもあった、「あなたの街の電気屋さん」ナショナル/パナソニックのお店もあります。
まぁ、テレビの取材では、こういった総菜屋さんが入るんでしょう。いっぱい番組写真がはってありました。ところが我々は、トルコ料理のちゃんこ攻撃で、何一つ口に入りません。
まぁ、こうなることは想像がついていたので、私はあきらめがつきましたが。
すると、さきほどのレストラン「ザクロ」の姉妹店。トルコランプの店「ザクロ・バザール」が見えてきました。
ここは、ランプのショップであるとともに、自分だけの作品を作ってみよう、とうことで自作できるわけです。中は大人気です。
これは売り物。
そしてオリジナル作品に真剣なお客さんたち。全員若い女性。
そして、商店街のあちこちに、こういった「スタートアッパー」感たっぷりの、新しいお店があります。
これは発酵食品のお店。
そして、それに負けじと、老舗の美容院。でも、どことなく、今風な外装になってます。かわいい。
こたつに入る飲み屋さんもあったりして。こりゃお酒も進みそうです。
古着屋さんの看板。お店は商店街の横道にはいったところ。なんやら、裏原宿っぽい。
古着好きの娘は喜んでみてました。特に何も買いませんでしたが、満足してたようです。
というところで、谷中銀座はおわります。
帰路は少し遠回りして
ここを左に曲がって、一回りして日暮里に戻ることにしました。とにかく歩かないと、食べたものが消化できませんので。歩きます。
途中でおいしいコーヒーを飲んだり。
おみやげにまんじゅうを買ったり。というか、息子は道すがら食べてましたが。
帰りは、谷中霊園を通って。
冒頭に書いたように、多くの面積を「徳川家墓地」が占めています。
なるほど。そういうことですか。
霊園を越えて、小道に入ると、日暮里の駅が見えてきました。これで本日のおでかけは終わりです。
たくさん食べて、そこそこ歩いたので、まぁみな満足ということです。
東京暮らしが、35年くらいになるのに、はじめて訪れました。
まぁ、あまり前に来てたら、もっとさびれてたでしょうからね。
たとえば、恵比寿や目黒なんて、なんだか、ぱっとしない駅だったように記憶しています。渋谷と新宿の間にある、特別な用事がなければ、下りないような駅だったと思います。
それがいまやあんな感じですからね。
まぁ、東京暮らしも長くなりましたが、まだまだ言ってないところ、やまほどあるので、家族とおでかけの楽しみもまだまだやまほどある、ということです。
いつも、お台場や、原宿ってわけにはいきませんのでね。
家族の連休のお出かけロケーションにこまっている方は、是非一度、谷中商店街に行ってみてはいかがでしょうか?メディアで取り上げられるだけのことはあります。
グルメ、ファッション、カルチャー、歴史、と色々楽しめます。是非。
ではまた。
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