英語の冠詞?5分で超納得のまとめ記事

英語学習

yaozoです。

 

今回は、英語学習者がわりにクリティカルに考え込んでします、「冠詞」の問題について、簡潔明瞭に説明してい見たいと思います。フラットでハードボイルドに書かせていただきますので、わかりやすいと思います。

 

さて、この件については、重要案件だけあって、多くの学習者が関心を持っており、そのため、様々な先達が書籍やwebサイトで、そしてその両方で大汗かいて説明してくれています。

私もいくつも読ませていただきました。そして、大体この2点を抑えておけば、冠詞の問題に関して、もう悩まなくて良いんじゃないか、というところまで納得できましたので、悩める皆さんにシェアしたいと思います。

※なお、この投稿のアイデアには、アマチュアである私の独創は一切入っておらず、優れた2人の学者の説を引用して組み合わせているだけですので、その点ご了知願います。

 

冠詞のなぜとなに

まず確認しておくべきこととして、冠詞を理解するためには、2点押さえておく必要があります。

「なぜ冠詞を使うのか?」→why

「どんな冠詞(なに)があるのか?」→what

 

我々日本人が使わずにコミュニケーションを完結できている冠詞を、なぜ英語話者は必須とするのか?その理由を納得したいですね。

で、それを納得できたら、こんどは冠詞を種類分けして、どんな冠詞があるのかを理解する、という手順になります。

 

なぜ冠詞を使う

これについては、堀田隆一先生のブログの内容から説明します。簡単です。

前提として、「屈折語」という言葉を知っておきましょう。

日本語がそうなのですが、「私」「彼女」が登場する話をするとして、「私は彼女を」という場合、「私」を主語とするために「は」がくっついて「私」に「屈折」し、「彼女」が目的語とするために「彼女」と「屈折」します。まぁ、難しいことを言い出せばきりがありませんが、そういうことです。

なので英語では↓の理由から冠詞が必要にになります。

 

  1. 屈折語を使っていたので語順も相当自由だった(日本語のように)
  2. 英語が語順を固定化するようになった
  3. そのため、名詞が会話の中で未知のものか、既知のものか示せなくなった(既知だからと、冒頭に置いたりできない)
  4. よって、会話の中で、その名詞が未知の名詞か、既知の名詞かを示すために、冠詞が必要になった

 

もうこれだけです。簡単です。

これは、↓の堀田隆一先生のブログからの要約です。

「#3831.なぜ英語には冠詞があるのですか?」

http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2019-10-23.html

これの追補的知識として、堀田先生が説明してくれているのは、会話は2人(以上)で行われるものであって、以下のように進むルールがあるということ。

 

1.まず誰かが会話参加者に未知のことを話題にする

→「この間さ、『ある1個の』を食べたんだよ」

2.次にその同じ人、または別の人が、その既知となったこと(この場合「そのリンゴ」)を継いで話を続ける

→同じ人の場合の例 →「ほんで、『そのリンゴ』がとてもおいしかったんだ」といった平叙文で情報を伝達して、相手の反応を待つ。相手が反応するので、会話がつながる。

→別の人の場合の例 →「『そのリンゴ』おいしかった?」という疑問文を返して(反応して)から、回答を待つ。相手が回答(反応)するので会話がつながる。

 

  • このときの未知の情報に対して「不定冠詞」をつける。
  • このときの既知の情報に対して「定冠詞」をつける。

というのがルールです。

典型例は、↓の文章。

昔々あるところに、お姫様がいました。そのお姫様はとても美しい方でした。

Once upon a time, there was a princess. The princess was very beautiful.

 

ここまでは、割に簡単ですね。「未知」と「既知」については、この言葉を使うかどうかはどうあれ、多くの英語学習者はすでにわかっているはずです。

「屈折語ではなくなり、語順が厳しくなったので、冠詞を使わないと、『未知』の対象か、『既知』の対象かわからなくなるから」というのがその理由でした。

我々が、「冠詞って難しいなぁ、めんどくさい」なんて言ってますけど、じゃぁ「冠詞使わなくていいように、英語の屈折語覚えますか?」って聞かれたら、全員嫌がると思いますけどね。

流ちょうな日本語を操る外国人の中でも、日本語のこの「てにをは」に代表される屈折がうまくできていない人が、とても多いですね。そういう気になって、日本語のうまい外国人の日本語を聴いているとミスのポイントが大体そこだと気づくと思います。一回気づくと結構、気になったりして面倒ですけどね(笑)。

 

冠詞の種類

なぜ冠詞があるのかわかったところで、次に重要な、では「どんな種類があるか」という点です。

これについては、ちょっと近年類を見ないくらい、画期的な「冠詞の説明」をウェブで見つけたので是非共有させていただきます。

↓です。

暗記不要!イラストでわかる英語の冠詞の使い方

 

もちろんやや長いので、私なりに要約します。

いきなりですが、この「トイグル」運営者の田邊竜彦さんの天才は、従来2つ、または「冠詞なし」を含めて3つと考えられていたものに、4つ目を加えた点です。

まず、田邊さんの冠詞の説明は当然「対象を特定する度合い」で分けられる、としています。ここまでは普通です。

特定が弱いものが「a or an」で、特定が強いものが「the」です。

ただし、田邊さんは、これを下のように名詞の意味を特定する度合いの強弱によって区分しました。

 

                特定が弱い ⇔ 特定が強い

ゼロ冠詞  –  some  –  a/an  –   the  –  無冠詞

※引用者注:”some”も場合によっては不定冠詞として使用されることがあります。

 

ここで注意が必要なのは、「ゼロ冠詞」と「無冠詞」の概念です。両方とも見た目は単に「冠詞がつかない」名詞に過ぎませんが、意味が正反対になります。

わかりやすい方から行くと、「無冠詞」これは、誰と話していても原則、なにも説明の必要がないくらい固有の名詞の場合です。

Tokyo(都市名)、Picasso(個人名)、役職名(director of the x company)等

なるほど、これ冠詞ついたらおかしいですね。役職名は迷うところですが、つけないということです。ちなみに、「Picassoの作品ひとつ」という場合 “a Picasso” とから「the Picasso」とか冠詞をつけて使います。可算名詞になりますので、その時点で未知か既知かで冠詞を使い分ける、というわけです。

 

で、もっとも新味にあふれるコンセプトが「ゼロ冠詞」です。

これはどんなことかというと、「a」とか「the」がもつ、境界線を引いて何かを指し示す、という機能を持たず、「およそ~というものは」みたいに、特定性が全くゼロで、その名詞のアイデアだけを対象にして話題化する場合などの、冠詞のない例です。

 

これは

chicken(不可算名詞形), chickens(可算名詞形)

のように、ニワトリ一般を指す場合に使われる冠詞のつかない名詞です。一番どうでもいい場合に使われるものですね。

 

飛行機の中で機内食の時間になって、CAさんから

Beef or Chicken?

ときかれて

Chicken, please.

と答える場合、その ”Chicken”は、(ビーフの料理ではなく)単にチキン料理を示しているだけであり、そこのCAさんがトレーで運んでいる、まさにそのチキン料理が食べたい、といっているわけではなく、「どちらがいいですか(Which do you prefer~)」を省略している質問に対して「まぁ、どちらかと問われれば私は『一般的にいって』チキンを食べたい、という気分だなぁ。よろしく」くらいの意味ですね。

同じく冠詞がつかないとはいえ、Tokyoとはわけが違います。

田邊さんは、これを”milk”を例にして以下のように説明しています。一部改変して転載します。

 

・I drink milk everyday. (ゼロ冠詞: 私は毎日牛乳を飲みます。)

 ※引用者注:ミルクかコーヒーかオレンジジュースか、どれだ?の答え

・Can I have a milk? (不定冠詞: グラス一杯の牛乳をいただけますか?) 

※引用者注:”a glass of  milk”の省略

・Some milk contains preservatives. (Some: 牛乳の中には防腐剤入りのものがあります。)

 ※引用者注:ここでは特定のブランドを示していません。あくまでもそういうものがある、というのみ

・Give me the milk. (定冠詞: 例の牛乳をください。)

 ※引用者注:自分の気に染まないブランドのミルクを出された時などに言えます。

・”Milk” is the name of my rock ’n’ roll band. (無冠詞: ミルクは私のロックバンド名です。)

 ※引用者注:より自然な文章となるものと思い、バンド名のMilkを ”__” で囲みました。

 

以上で終わりです。

 

※おまけ

この投稿は、冠詞の構造的把握が目的なので、細かい点は触れたくないのですが、念のために、田邊さんが分類している定冠詞”the”を以下に転載しておきます。

 

  1. 既に話題に上がったものを指すthe
  2. 常識から特定できるthe → the sun
  3. 状況から特定できるthe → the window ※窓は会話者全員にすでに見えている
  4. 文脈から特定できるthe
  5. 名詞の意味を特定するthe →(例)the smell of roses
  6. モノの形から本質を抜き出すthe →楽器。ある楽器の機能を指したいから。「その楽器」ではなく
  7. 特定のもの・空間・時間にまとまりを与えるthe →”in the morning” 一日の内のある特定の時間帯 

 

※おまけのおまけ

英語学習については、計画的に学習誘導してくれるようなネットの自学プログラムでコツコツやるのも一つの手ではないでしょうか。

 

また、私も大好きな「シャーロック(カンバーバッチ版)」でイギリス英語にしびれた、という人も多いと思うのですが、ファンの方にもそうでない方にも、マンガでバイリンガルでシャーロックのシーズン1の3作を再現してくれている↓の3冊が超お勧めです。

大昔、ピーナッツ(スヌーピー)のバイリンガルマンガが好きで一所懸命読んで勉強したことを思い出す。

今考えると、子供用とはいえ、学校では習わない結構難しい表現が多くて苦労しました。というより、子供用だからこそ、我々が学校で習わないような「生っぽい」英語が多いので、知らない表現が多かったですね。

とにかくマンガで勉強というのは、現代の学習方法としては最も優れたものの1つですからね。

気になったセリフ回しがあって、対訳だけでは物足りない方は、そこだけネットサーフィンして徹底的に深堀りすると言った学習方法も楽しいですね。私は結構やりました。発見が多いですよ。

個人的には、「シャーロック」はシーズン1が最高の出来栄えだと思っているので、この3作だけでいいのではないかと思います。あくまで、個人的にはですが。

寝ころびながらのイギリス英語学習、いかがでしょうかね。





ちなみにいろいろあって、子供さんが不登校になっても、↓こういった本をしっかりと読みこむと、無根拠な不安がなくなり、では次にどうしようか、と考える余裕が出てきます。

私も大変参考になりました。


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Posted by yaozo