『生きとし生けるものへの賛歌』コンサート行ってきました。
東北支援チャリティコンサートに行ってきました。
3.11チャリティコンサート
演目は、『生きとし生けるものへの賛歌』という音楽のコンサートです。
「東京藝術大学音楽部同声会」が主催のコンサートです。
「同窓会」ではなくて「同声会」っていうんですね。
同じ年に入学した方で作る同窓会のようです。藝大ですから、ストレート入学もいれば、浪人して入った人もいるでしょうから、年齢は同じではないのでしょうね。
ともあれ、さすが、芸大音楽部。すでに名前からしてかっこいい。
場所は、五反田文化センター 音楽ホール。
知り合いが出演者の1人ということで、誘われて行ってきたのですが、これが実に素晴らしいコンサートで、大変満足しました。
コンサート構成
チャリティコンサートということもあり、ワンテーマで2時間、とかいうようなオーセンティックなコンサートではなく、老若男女問わず楽しめる、多様なプログラム構成でした。
大きくは二部構成に分かれており、一部は、小曲を4つのブロックで聞かせてくれます。
たとえば、こんな曲がありました。私自身フルートを吹きますし、音が大好きなので、純粋に体が気持ちいい楽曲でした。アルトフルート、なかなか耳にする機会がないですが、本当にいいですね。
これから何度も聞き返しそうな曲に出会えました。幸運。
日本の歌曲も「ちんちん千鳥」「松島音頭」と、北原白秋の天才を感じさせてくれるレパートリーが披露されました。
西洋的なクラシックのみならず、琴、十七弦、三絃(三味線)、地歌といった邦楽器楽もありました。
西洋の楽器と日本の楽器のコラボといった異色の楽曲もあり、楽しい中にも、ハイブラウな現代音楽(シリアス・ミュージック)の緊張感が感じられました。
第二部は、サン=サーンスの『動物の謝肉祭』のエレメントを活用したオリジナル楽曲、『動物たちのダンス・パーティ』というもの。
これは、約20人の奏でる楽器と、それにシンクロして読まれる朗読、そして時々挟まれる歌が混然一体となって構成される、新しい形の音楽詩といったパフォーマンスでした。
と、文字で書いてもなかなかわかりづらいと思います。
アコースティックミュージックの魅力
私は、このような構成の楽曲は、生まれてはじめて聞きました。
無類の音楽好きである、中学生の娘を連れて行ってきたのですが、どの演目にも満足した様子。
帰路は、二人とも、「あの演目のあそこがよかった」「私はあの曲が好き」など興奮冷めやらぬ様子で、話がつきませんでした。
どうしても、普段行くコンサートやライブは、そこそこ大音響のエレクトリックミュージックがほとんどなので、いい音楽でも音圧が気になってあまり楽しめないときがあります。
そこへいくと、今回の会場はキャパ250人とコージーなホールなので、こういったアコースティック音楽のコンサートでは、本当にそこで直に演奏しているように音が感じられるので素晴らしい音楽体験ができますね。
こういったコンサートは、物音ひとつ立てづらいので相応に気を使いますが、生音をそのまま美しく聞けるので、大変耳に心地よいですね。
またすぐに行きたい、と強く思った次第でした。
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