Tatsuro Yamashitaでググってみたら、優秀なJapanカルチャーサイトを発見
yaozoです。
日本の80年代あたりのポップミュージックが「City Pop」などと呼ばれて海外で人気になっているのはご案内の通りですね。
『Youは何しに日本へ?』で知ったCity Pop人気
私がはじめてこの辺りのことを知ったのは、テレビ東京の『Youは何しに日本へ?』でした。
日本に興味を持つ外国人を取り上げて長らく人気を保っている老舗番組で、私は毎週月曜日の夜になるとこの番組を必ず見るようにしています。
毎回当たりの回とは限りませんし、コロナ禍の激しかったころは、新撮があまりできなくて、なんとか苦心して過去の素材を編集して頑張ってましたね。
で、例のごとく空港から、とある若いアメリカ人男性に着いて行った回がありました。
おそらくは本国では「Nerd」と言われてそうな感じの、優しそうなアメリカ人男性です。
彼が東京の中古レコード屋をめぐってお目当てのCity Popの一枚、大貫妙子の『Sunshower』のLPレコード盤を探している、という内容でした。
その青年いわく、『Sunshower』のオリジナルレコードはなかなか見つからない、とのことで。
あちこち回って苦労していたような記憶があります。結局探せたんだっけか?忘れましたが。
今Amazonで見たら、アナログLP盤が8,800円で売ってました。びっくり。
デジタルでいいなら、Spotifyで聴けますけどね。
CDはすでに売れないのでしょうか?
山下達郎ご本人も『サンデーソングブック』でCity Popブームについてコメント
ともあれ、数年前(ロケでガンガン取材してましたからコロナ禍前だったはず)、そのアメリカ人の熱狂振りに触れてました。
「まぁ、アニメは言うに及ばず、きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeなんかの”J-Pop”ファンはいるんだろうし、たまたまこの方は、80年代の”J-Pop(当時は「ニューミュージック」と呼ばれてましたが)”が好きなだけなのね」なんて思ってました。
ところが、そこから数年経ち、これも毎週聴いている山下達郎の『サンデーソングブック』で、達郎さん本人が、中古レコード屋で外国の若い方から『ファンです』などと話しかけられてびっくりした、というエピソードを披露していました。
これまでに3回ほど当選している彼のツアー『Performance20xx(このあたりの投稿で詳しく書いてます)』での曲間のMCトークでもこのエピソードを披露していました。
例のちょっと照れたような口調で『ま、そんな奇特な若者もいるということですが、このあたりのアルバム出したころはホントに売れなくて随分苦労したもんです。そういう時にもっと買ってほしかったなぁ』みたいなことをおっしゃってましたw
そりゃそうですが、色々うまくいかないもんですね。
Googleで英語に設定して検索してみた
まぁ、いわゆるCity Popブームを牽引したのは、松原みきの『真夜中のドア』が、↓のようにYouTubeで見られるようになったからだ、と言われているようですね。
City PopブームについてはYouTubeの存在の影響が大きいでしょうね。
再生数が、「103M」などと表示されているので、1億回以上再生される、ということですね。
とにかくすごいもんです。
この曲をスタートにコンピレーションを組んだ↓のような”city pop 80s Japan”的な動画が、あちこちにあふれるようになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=MzYRHPYy9CA
大橋純子、杏里、八神純子、大貫妙子など懐かしい名前がそろっています。
そうこういっているうちに、本丸ともいえる竹内まりあも、『Plastic Love』で火が付いたようで、↓の公式チャンネルの動画は、2021年11月投稿で、1年ちょっとですでに2千万回再生しているとのこと。これもすごいですね。
とここまでくると、山下達郎さんが「発見」されるのも時間の問題ということで、先に書いたアメリカ人男性がとりわけ特別な音楽ファンということではなくなってきているようですね。
Googleの設定で、言語を英語に変換して、”Tatsuro Yamashita”で検索をかけて、英語圏での達郎さんへの興味関心を探ってみました。
1ページ目は、まぁ予測通り、wikiの情報や、日本の公式サイトなどで終始しております。
2ページ目からが面白く、
wikiで、“List of city pop”などというページが現れてくるわけです。当然、達郎さんも入ってます。
また、“The Top 10 City Album”といったサイトもあり、2位に竹内まりあの『Variety(Plastic Loveを収録)』で、堂々の1位が山下達郎『For You』と夫婦で1、2フィニッシュとなっています。すごいですわ。
“SABUKARU ONLINE”というサイトに至るや、↓のように大々的に『Plastic Love』のシングル盤の画像が使われております。
このサイトは中身もかなりちゃんとしており、『CITY POPを深堀り』と銘打っているように、お話を、はっぴいえんどの『風街ろまん』からはじめるといった、本格的なものとなっています。
このサイトによると、上で紹介した『Plastic Love』は、2017 年に匿名のユーザーによってアップロードされて以来、YouTube で 4,000 万回以上再生された、と書かれています。
この”SABUKARU ONLINE”ですが、↑のページは、音楽のブロックでして、先頭ページは、以下のような顔になっており、ARTICLESを見ると、”CULTURE”, “CLOTHING”, “MOVIES”, “MANGA/ANIME”, “ART”, “GAMING”, “CARS”など、今現在、日本でイケてるものを知りたい場合、なんならここで最新事情を調べるほうが、日本語のサイトをあちこち探訪するより、よほどまとまってます。
それもそのはずで、このサイトには、日本在住のAdrian Brancoという編集長の元、日本、イギリス、アメリカ、カナダ、インドネシアと世界各国在住の編集者が数十人ラインナップされています。
そりゃすごそうだ、ということになりますね。
私も、還暦を迎える年になって、若者層の文化を完全に見失っている昨今なので、ちょっとあれこれ見てみようかと思いました。
ではまた。
yaozoでした。
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