Netflix「After Life」で学ぶイギリス英語 イントロ

イギリス英語

yaozoです。

ちなみに、私のブログで一番読まれているページは以下の英検1級関連ページです。よろしければ、覗いてみてください。

50歳過ぎたシニアが、1年で英検1級に合格しTOEIC975点を取るまでの軌跡

Netflix オリジナル作品「After Life」

英語学習にNextflixを活用している人は多いことと思います。

なにしろ、字幕(英・日・その他)の変更も、音声(英・日・その他)の変更も両方できる上に、10秒巻き戻しまでできるので、これ以上にない最強な英語学習ツールだと思います。

色々な使い方があるかと思いますが、私は、何パターンか使い分けて楽しく学習しています。

Netflix英語学習3つの活用法

    1. 英語音声×日本語字幕(ゆったりと鑑賞したい時)
    2. 英語音声×英語字幕(リスニング強化+速読強化したい時)
    3. 英語音声×字幕なし(リスニング強化専用時)

最近は、nextflixオリジナル作品も、以前に比べて増えてきているので嬉しい限りです。

昔は、(大きな声で言うことでもありませんが)VPN契約してBBCプレイヤーでドラマを視聴したり、HBOを見たりしていましたが、Nextflixの作品増産体制の快進撃のおかげで、わざわざ途切れやすいVPN環境で夜中に頑張ってみる必要もなくなってきました。

最近は、nextflixオリジナル作品も、以前に比べて増えてきているので嬉しい限りです。昔は、(大きな声で言うことでもありませんが)VPN契約してBBCのホームぺージでドラマを視聴したり、HBOを見たりしていました。

しかし今や、Nextflixの高質な作品量産体制のおかげで、わざわざ途切れやすいVPN環境で夜中に頑張ってみる必要もなくなってきました。私は、NetflixとHuluとAmazonPrimeを契約しているので、BBCのドラマもそのうちのどれかで見れるような便利な時代になってきましたし。

さて、色々ご紹介したいイギリスドラマ(アメリカ資本が制作したものも、イギリス英語が使われていれば含めて考えます)は沢山あるのですが、つい最近、これは!と思ったものを、第一弾として取り上げて、イギリス英語および英国カルチャーに関するあれこれの共有をはじめていきたいと思います。

タイトルは、”After Life”。先に申し上げておきますが、できるだけ、見ていない方に配慮してネタバレを最小化して書きたいとは思いますが、前後の文脈がわからないと英語の解析ができないという場合が少なからずありますので、ネタバレが困る人はよまないようにお願いします。

主演は、BBCで2001年から放送された「The Office」というコメディに主演して、日本でも少しは知られている、Ricky Gervaisです。ちなみに、苗字は第2音節の「-vai-」にアクセントがあり、ジャベイズと発音します。

大ヒット作「The Office」

The Officeは、アメリカでもキャストと設定をまんまアメリカに移してリメイクされた、共に大ヒットした作品で、彼を一躍スターにしました。

ちなみに、本作品には後にBBCの「シャーロック」シリーズでワトソンを演じることになるMartin Freedmanが脇役でレギュラー出演していました。例のとぼけた感じは、この頃から既に見られます。

上で張ったエピソードで、Gervaisはギターを弾きながら、かなり上手に歌っていますが、wikiによれば、Gervaisは役者として名をあげる前は、ミュージシャンとして2枚のシングルを出した後、鳴かず飛ばずのまま足を洗って、ローカルラジオのMCやTVのリポーターなどを経て、この作品でブレイクしたとのこと。なるほど。

ともあれ、これはこれでイギリスの「オフィス」の様子を(大分カリカチュアされているとはいえ)のぞかせてくれますし、イギリス英語を学ぶ上で大変好材料だと思います。特にビジネス英語学習という意味では私も随分お世話になりました。とはいえ、約20年経た今現在見て学習材料にするには、画質やファッション等の古臭さはにはややつらいものがあるなぁ、と思っていたことろです。

そんな折りも折り、満を持してと言いいますか、Gervaisの新作シリーズが、Netflixでリリースされました。それが、この「After Life」です。2016年には、Netflixでは、監督・主演・脚本のオリジナル映画に2本出ているようですが、残念ながら私はまだ見ていません。

 

 

「dark comedy」作品。「After Life」

さて、この「After Life」、あらすじはいたってシンプルでして、地方のミニミニ新聞社Tambury GazetteのチーフジャーナリストであるTonyは、最近、愛する妻を乳がんで失ったため、強烈な自殺願望を伴う自暴自棄状態に陥りながらも、妻が去ってしまったこの世の中に対する復讐だとばかりに、周囲に対してこれまで以上に無礼極まりない態度であたりちらし、なんとか一日一日を、文字通り死なない程度に過ごしている、というお話です。

現在進行形のタイムラインでドラマが進む中で、死ぬ直前に妻Lisaが残した動画や自身が撮影した彼女の姿を、一人寂しくノートPCで見るシーンが挟まれるわけです。大体の動画は、寝てLisaをTonyがクラクションで起こしたり、ビーチで寝ているところに急に水をかけたり、といったアホらしくも愛らしいドッキリ動画ばかりで、特別明るい日常の生活の一コマなだけに、ドラマ全体のダークな基調をより際立たせています。そしてこれが1つの経糸となって物語は進むわけです。

wiki/After_Life_(TV_series)

wikiのページでは、”dark comedy”という表現が使われています。

アメリカでも大人気のGevais

下の動画は、Jimmy FallonのThe Tonight Showにゲスト出演したときの様子です。

Saturday Night Liveでブレイクして今やアメリカのスターMCの一人にまで上りつめたコメディアンであるJimmy Fallonですが、Gervaisはのっけからすごい圧力でぐいぐい押しまくり、イギリス人一流の辛口トーク炸裂です。

いかにもアメリカンナイスガイなJimmy Fallonは終始押され気味で、「このおっさん、まじでヤバイなぁ」感が丸出しになっています。口数の多い元気なゲストが来た時でも、いつもなら負けじと盛り上がってボケ合戦となる場合が多いのですが、Gervisがあまりにもあまりなのか、一旦話しが始まると、Fallonとしては、ただただ笑うしかない、といった感じで、面白いです。

「After Life」に話を戻しますが、この番組はやはり、Netflix作品としてグローバル市場でのオーディエンスを意識しているせいもあってか、「The Office」よりは、イギリス独特のユーモア・センスの癖が強くなく、適度なイギリス流の皮肉っぽいブラックユーモアがドラマの土台としつつも、作品として、より見やすく楽しみやすいものに仕上がてくれていますね。

また、「The Office」よりもセリフの言葉数も少なく、ゆっくり聞き取れますし、生活者レベルの細かいニュアンスが分からなくても楽しめるように制作されているように感じました。

グローバル市場での作品としてつくってあるのですね。そのため、私たちがイギリス英語を学習するという素材としては、「The Office」よりもずっと適しているかと思います。

ただし、フォーマットがまたイギリスらしいというか、1本が30分弱なんですね。私たちが普段から見慣れている「海外ドラマ(ほとんどはアメリカのドラマですが)」は、60分程度の尺が一般的なのに比べると、繰り返し見る学習素材としてもよいのではないでしょうか。

とイギリス英語を学習する素材としては良いことずくめのこのドラマを見ながら、気づいたイギリス英語のフレーズやトピックをピックアップしてイギリス好きの皆さんとシェアしながら学習を深めていければなぁ、と思います。

もう1つこの作品の美点の1つとしてあげられるのは、Gavaisが50代後半ということもあって、同世代の音楽ファンにはたまらない、大変懐かしいとともに今も全く古びることのない名曲が、とても良いタイミングで流れてきて、しかもそのシーンにフィットした選曲で、たまらないものがあります。

脇役陣には、世界的大ヒットとなった「Downton Abbey」で、Matthewの母親Isobel役を務めたPenelope Wilton(叙勲されて「Dame」なんですね)もレギュラー出演しています。ご主人を亡くして墓地で亡き夫に話しかけているところに、隣に妻の墓がある主人公Tonyと偶然出くわして言葉を交わし、フィーリングがあったのか、それ以来ちょくちょく墓地で会ってはお話しするようになるわけです。

彼女の演じるAnneは、Tonyを取り巻く人々の中でほぼ唯一と言っていいほど、彼が心を許して話ができる人物であり、沈鬱としてムードが基調となっているこの作品の中で、とても重要な役割を担っています。

それでは、イントロも終わったことなので、早速具体的なイギリス英語表現について手当たり次第に考察しようと思ったところですが、かなりの長文になってきたので、第1回は次回に譲ります。結局第0回になってしまいましたね。

Ricky Gervaisと英語を学ぼう?

https://www.youtube.com/watch?v=SgUYBTNwhrU

最後に、Gervaisがなぜか英語の教育番組のMCをやっている動画がありました。日本語の字幕付きです。ただ内容は「An Idiot Abroad」という番組のワンコーナーで、Gervaisのコメディアン仲間の1人であるKarl Pilkingtonが外国人に英語を教えるという体で、ちょっとここでは書けないようなきわどいジョーク満載なものです。

Pilkington が、聞き手役のGervaisに輪をかけてでたらめなことを顔色一つ変えずにバンバン放言するので、さしものGervisも「まぁまぁ」と止めに入るほどです。まじめな教育コンテンツではありませんので、視聴する場合はお気を付けください。これもまたイギリス流ということで。

 

 

おまけ:イギリス英語学習について

英語学習については、高額なスクールに通う前に、かなり計画的に学習誘導してくれるような、自学ツールでコツコツやるのも一つの手ではないでしょうか。 ちなみに、うちの中一の娘はこれで英語頑張ってます。

 

また、イギリス人が普段の生活で話している英語を実際に「手加減なし」で聴き取って理解したい、という方には、「生のイギリス英語を現地の生録音」を使ってしっかりと「精聴」しよう、というコンセプトで作られている↓の2冊がおすすめです。

小川直樹さんと川合良平さんというに2人による、どちらかというと文化人類学的なフィールドワーク的アプローチの「現地語採取」に近い感じで、今のイギリス英語(話し言葉)を記録し、それを文字に起こし、そして解説する、という極めて面白い企画です。

まぁ、もちろん一発目は、音声だけ聞いて自分がどれくらい聴き取れるかやってみるんですが、インタビュアーがペラペラなので、対象のイギリス人もそりゃもう普通に、言葉につまったり、省略したり、訛ったりして、全く普段通りに話してくるので、わからない箇所が多いです。それを、しっかり聴き取れるプロが、文字に起こしてくれてるわけなので、「へ~なるほど、そうやっていってるのか。わかんなかったよ」というAHA体験が味わえます。

私にとっては、大変貴重なイギリス語学習の教材です。

RedとBlueがあります。



 

また、私も大好きな「シャーロック(カンバーバッチ版)」でイギリス英語にしびれた、という人も多いと思うのですが、ファンの方にもそうでない方にも、マンガでバイリンガルでシャーロックのシーズン1の3作を再現してくれている↓の3冊が超お勧めです。

大昔、ピーナッツ(スヌーピー)のバイリンガルマンガが好きで一所懸命読んで勉強したことを思い出す。

今考えると、子供用とはいえ、学校では習わない結構難しい表現が多くて苦労しました。というより、子供用だからこそ、我々が学校で習わないような「生っぽい」英語が多いので、知らない表現が多かったですね。

とにかくマンガで勉強というのは、現代の学習方法としては最も優れたものの1つですからね。

気になったセリフ回しがあって、対訳だけでは物足りない方は、そこだけネットサーフィンして徹底的に深堀りすると言った学習方法も楽しいですね。私は結構やりました。発見が多いですよ。

個人的には、「シャーロック」はシーズン1が最高の出来栄えだと思っているので、この3作だけでいいのではないかと思います。あくまで、個人的にはですが。

寝ころびながらのイギリス英語学習、いかがでしょうかね。



 

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Posted by yaozo